知らなかった!日本とこんなに違うカナダ人の余暇の過ごし方

皆さんは余暇をどの様に過ごしますか?
趣味や好きなこと、習い事やセミナーに参加する、お買い物や食事などへ出かけるなど、ひとりでできるものから、友人や仲間達とするものまで人それぞれ時間の使い方があると思います。
連休などは日本だとなかなかお休みが取りづらいこともあったり、カレンダー通りのお休みだと観光地などに人が集中して渋滞にはまってイライラ、目的地に着いても人混みで身動きが取れずなんてことがよくありますよね。
今回はカナダ人の余暇の過ごし方について、筆者が日本人との違いに驚いたことや不思議に思ったことをご紹介します。

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◾カナダ人と日本人の生活時間の使い方の違い

この記事を書くにあたり情報収集した時に興味深いものを見つけました。それは少し古い情報になりますが「日本とカナダの生活時間を比較したリサーチ」でした。その中でも筆者が注目したのは、以下に有る様に余暇の過ごし方の違いにかなり違いがみられた部分です。
週末の過ごし方について、カナダでは土曜日に買い物や各種サービス施設に行き、日曜日には自宅または友達の家でゆっくりする傾向にあり、一方、日本では土曜日は職場で過ごす人も多く、その分日曜日に街に行くか自宅にいるかという生活をしている人が多いようです。
活動内容について、カナダではボランティア活動を始めとする社会参加はもちろんのこと、見物・鑑賞、スポーツ、芸術文化活動といった個人の趣味として行う活動をしている人の率が高いのに対し、日本は本や雑誌、最近はTV、携帯、パソコン等のマスメディア接触の機会が多い傾向にありました。
この結果からカナダでは自分の趣味を平日に行うことのできる人が多いのに対して、日本ではその余裕はなく、短時間で行えるマスメディアの利用が目立ったようです。

◾カナダ人の週末の過ごし方

では週末は皆さんどのように過ごしているでしょうか?
トロントは夏と冬で気温差がだいぶありますので、できることもかなり違ってきます。夏はバーベキューやピクニック、ビーチやプール、野球観戦など少しでもビタミンDを吸収しようと屋外に出ようとしますが、冬はスケート、大きなショッピングモールやインドアプレイグラウンドに行ったり、バスケやアイスホッケー観戦など屋内で行う活動がメインになります。
よく考えてみるとまさにリサーチにもある通りでした。大抵土曜日はお買い物に行ったり、食べ歩きしたり、友人の結婚式やお誕生日のパーティーなどに行くことが多く、日曜日は家族とゆっくり過ごすことが多いです。

筆者の住むトロントは海に面していないので、ここで一般的にトロントの住民達が言うビーチとは湖(オンタリオ湖)のことです。
こちらに移住して最初の夏、友人達とビーチに行く計画を立てた時に何をするのか?何を持っていくべきなのか?を確認して笑われた記憶があります。
ポータブルのバーベキュー、ハンバーガーのパティとバンズを持参し、行く途中の農家の販売所で採れたてのコーンを購入後ビーチへ。
そして目的地で何をしたかというと、オンタリオ州は公共の場での飲酒や特定の日以外の花火が禁止されているので、ソフトドリンク片手にサングラスして読書でした。みんなでおしゃべりしながらビーチ沿いのボードウォークやトレイルをお散歩したり、水には足だけ浸かって終了。
夏のビーチといえば、サーフィン、海の家の焼きそば、花火というようなイメージで育った私の想像とは遥かに異なり衝撃を受けたのも今では良い思い出です。

◾お仕事が終わった後も好きなことに時間を割く

先述したようにカナダでは、会社にもよりますが、基本的にサービス残業などはありません(違法です)。上司より先に退社しても何も言われません。
以前ご紹介したことがありますが、Daylight Saving Time(サマータイム制度)を導入していることもあり日が長いので、気軽に出かけやすいメリットも手伝ってか、お仕事帰りにジムに行って汗を流したり、習い事などをしたり、家族揃って公園でBBQしたりと平日にお仕事が終わった後も比較的のびのび時間を過ごします。
義兄は夏になると趣味のバイクで通勤します。ライダースジャケットを羽織り、足元は厳ついブーツ。それらを脱ぎ捨てれば、スーツ姿の真面目で厳格な銀行のエグゼクティブです。
希望すれば運転手つきの車で送り迎えしてもらえる立場であるのに、ストレスがたまっても、一度バイクを走らせればスッキリするので止められないんだそうです。

◾カナダのバケーションの決まり

ワーキングホリデーなどでカナダでお仕事をする予定の方にも関わってきますが、カナダの雇用基準は、国内で就労する全ての人に適用されます。
州によって違いがありますが、筆者の住むオンタリオ州では法律で定められている(Under the Employment Standards Actにあるように)通常は1年の内で2週間のバケーション(有給休暇)の取得が認められています。
会社の福利厚生で、3週間というところもあるみたいですね。
そしてこのバケーションに関係してくるのが、Vacation Pay(休暇手当)というもの。これは給料に4%上乗せされて支給されるものです。
本来は1年間働くと受給資格を得られますが、 1年働かなくても5日以上働いていた場合、 仕事を辞める時に受給されるべきものです。
特にワーホリの皆さんは、知らないのを良いことに支払わない雇用主の話も聞いたりしますので、お給料が支払われたら明細はしっかり確認してくださいね!

◾カナダ人の長期休暇の過ごし方

ではこの長期休暇、カナダ人達はどのように過ごしているのでしょうか?
まずは我が家の場合は、法定の2週間の有給休暇+1週間お休みをくっ付けて、日本に一時帰国したり、ヨーロッパを回ったり、フロリダの別荘に行ったりしています。
周りの友人達の場合は、家族、または近しい友人所有のコテージを借りて過ごす、クルーズに行ったり、やはりフロリダに別荘を持っている方も多いので、そこで過ごすなどが大半です。
またお仕事で国内外の出張がある友人達は、家族同伴で目的地に飛び、お仕事がひと段落したらそのまま家族とバケーションに突入することも多々あるそうです。

やっと取れたお休みを利用して、5日くらいでせかせか海外旅行したり、2泊3日くらいで国内温泉旅行、普段会えないお友達と食事したり買い物したり、ディズニーランド行ったりということが普通だったので、なんて贅沢な時間の使い方なんだと驚いたものです。

もちろん日本とカナダでは法律や会社の規定も違いますので、同じようにはいきませんが多種多様ですよね。趣味や嗜好、考え方の違いもありますし、自分自身が満足出来る楽しみ方ができるのが一番です。
最初はちょっと驚いたり、不思議に思ったカナダ人達の余暇の過ごし方。もう6年目となれば慣れました。それぞれの家族形成の変化もあり、今後はまた違った形での楽しみが加わるのかと思うとワクワクします。
こちらの記事にたどり着いた方は、少なくとも海外文化や生活、英語学習などにご興味がある方が多いと思います。特にこれからワーキングホリデーなどで海外に行かれる方は、ずっとお仕事で忙しくて何もできなかった、こんなはずじゃなかったと後悔しないように”ホリデー”の部分も十分に楽しんでくださいね!
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