海外の冠婚葬祭あれこれ -人生におけるお祝い事編-

これまで筆者がカナダで実際に体験した「結婚式」、「お葬式」についてご紹介しました。今回はそれに関連して「人生におけるお祝い事」について書いてみたいと思います。
宗教的な意味合いや地域の違いなどから解釈は多少異なるものの、日本でも似たようなイベントがあるので比べてみるととても興味深いです。

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◾︎Baptism(洗礼)

※キリスト教と言ってもいろいろな宗派がありますので、今回はカトリックについてご紹介します。
「バプティズム(Baptism)」とはキリスト教徒となるために教会が執行する儀式で、全身を水に浸す、または頭部に水を注ぐことによって、今までに犯した罪を洗い清めることができるとされています。カトリックは「幼児洗礼」をするのが主流で、カトリック教に基づいて婚姻をしたカップルの子供は、生後2~3ヶ月で幼児洗礼をするのが一般的です。
洗礼を受けるときは、”Godfather”と”Godmother”という代親が決められます。代親は実の両親に万が一のことがあった時に子共の精神上の保護・教導が義務づけられています。洗礼式の後にはお披露目の意味も含め、レストランやバンケットホールなどでお食事やダンスを楽しんだりもします。
日本で言うところの「お宮参り」に当たるものかなと個人的には考えています。

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◾︎First Communion(初聖体拝領)

「ファーストコミュニオン(First Communion)」とはすでに赤ちゃんの時に洗礼を受けているカソリックの子供が、筆者の住む地域では7歳のお誕生日を迎える年に「自分の意思でカソリック信者となります」という意思表示のための大切なイベントです。このセレモニーを経験することで、キリストの血と肉の象徴である聖体拝領、ワインとパンを口にすることができます。
女の子は白いドレス、男の子は紺や黒や白のスーツと正装をして参加します。セレモニーの時、我が姪は代表で聖書の一部を朗読したりしていました。
大抵はキンダーから準備期間に入り、教会で行われている「CCD=Confraternity of Christian Doctrine(カトリックの教えを学ぶ)」というクラスを取り始めたり、カトリック系のスクールに通っている場合は、すでに授業のカリキュラムに含まれています。セレモニーの後はバプティズムの時同様、レストランやバンケットホール、自宅にてお食事を楽しみます。
あえて例えるなら七五三でしょうか。

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◾︎Confirmation(堅信)

「コンファメーション(Confirmation)とは、幼児洗礼を受けた子共が、自分の意思でキリストを信仰するということを公に告白し、キリスト教徒になったということを教会から認めてもらう儀式で、筆者の住む地域では15歳になる年に行います。
こちらもバプティズム、ファーストコミュニオンと同様、セレモニーの後は、レストランやバンケットホール、自宅にてお食事を楽しみます。

バプティズム、ファーストコミュニオン、コンファメーションには宗教にちなんだギフト(ロザリオなどの貴金属や時計、本など)を贈りますが、我が家は私が改宗していない、あげるものに迷うということもあり、いつも現金をあげています。
参加者側のドレスコードは特にありませんが、女性なら綺麗めのよそ行きワンピ、男性ならシャツにドレスパンツであれば問題ないと思います。

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◾Sweet 16

北米では、伝統的に16歳は女の子が大人へと成長し、女性の仲間入りをする節目の年齢と考えられてきました。 昔は若くして結婚する人が多かったため、結婚を意識し始める16歳を成人になる特別な年齢としてきたそうです。そして、そのような特別な年齢を迎える女の子の誕生日をSweet sixteenと呼び、盛大にお祝いしてきたそうです。
16歳になる女の子達一様に着飾って、ストレッチリムジンのお迎え、ホテルの部屋やクルーザー、プールなどを貸し切り、お食事やダンスパーティーをします。
カナダでもやる人はやりますが、アメリカの方が主流なのかなという印象を受けます。アメリカではこのスウィート16にフォーカスした番組まであるほどです。女の子達の常軌を逸したまでのイベントへのこだわりは恐怖さえ感じます・・・

◾Prom(プロム)

海外ドラマや映画などで観てご存知の方が多いのではないかと思いますが、プロムとはプロムナード(Promnade=舞踏会)の略称で、高校の卒業パーティーのことです。みんなこの日のために一緒に参加するパートナーを見つけることから始めます。通常パーティーへのお誘いは男性から女性へ。パーティに一緒に行ってくれるように、色んなサプライズで相手を喜ばせYes!がもらえるように頑張ります。
パートナーが決まるとドレスやスーツまたはタキシード調達、ダンスの練習、ネイルやヘアメイク、お迎えの車の手配、お揃いのブーケとブートニア等を入念に打ち合わせて準備したりと必死に奔走します。
ざっと見積もって$500〜800くらいを注ぎ込みます。まぁ、日本の成人式からしたらとてもお得に見えてしまうのは私だけでしょうか!?

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◾Baby Shower(ベビーシャワー)

ベビーシャワーとは幸せがいっぱい降り注ぎますようにとの願いを込めて、赤ちゃんが生まれる前に妊婦さんと親しい友人や家族とのパーティー形式でお祝いをする行事です。パーティーではゲーム(妊婦さんのお腹の大きさ当てクイズやパーティー中に決められたNGワードを言ってはいけない等)、ギフトなどを贈ったり、軽食やお茶を楽しみます。
アメリカで始まったこのイベント、実は元々は大人の女性だけの集まりで開かれていたもの。一昔前は男性、子供の参加は禁止とされていました。現在もその名残はあるものの、中には旦那さんが率先して企画する場合もあるそうですよ。
最近は日本でもみなさんこの習慣を取り入れているようですね。少しニュアンスは違うけど、戌の日の安産祈願的なイメージですね。

◾頂いたギフトへのお返しは不要!?

こちらは日本のような細かいしきたりがあまりないですし、贈り物のお返しに対する”半返しのマナー”などは存在しません。パーティーの最後に小さなギフト(クッキーやチョコレート)を渡し、後日Thank you Cardを送るのが礼儀とされています。
日本の親戚や友人からとカナダの親戚や友人からの頂き物で、対応を変えなければならないのが少々面倒ではありましたが、半返しのマナーに驚き反対する主人を説得し、きちんと別々の方法で対応しました。

ライフイベント、こうしてみると女性が主役のものが結構ありますね!
現在いわゆる”ハーフのバイリンガル子育てに挑戦中”という立場で、息子のバックグラウンドであるイタリア、ウクライナ、日本、カナダとそれぞれの国のいいとこ取りをしようと目論んでおります。
ただ、どうしてもカナダがベースになってしまうので、日本の両親からしてみると自分の孫にお年玉をあげたり、ランドセルを買ってあげたり、娘の成人式、結婚式、出産の準備をしたりなど物理的にできないことも多くなるので、味気ない、寂しい思いをさせているのかと思うこともあるので、心苦しくもあります。
全く同じではないものの、日本のお祝い事に照らし合わせて考えると、意外にも似たようなものが見つかって面白いですね!

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