カナダで最大の都市トロント。
長年住んでいながらこんなことを言うのもなんですが、誇れる観光名所や見所が少ない・・・もちろん今までご紹介した良いところもたくさんありますよ!しかし「しばらく滞在してちょっと飽きてきてしまった」、「大都会に疲れてちょっと息抜きしたい」というあなたのために、実はトロントをちょっと離れるだけで自然と触れ合える場所がいっぱいあるのです。
今回はそんなトロント郊外の見所をご紹介します。
<関連サイト> スカイプ英会話を探すなら! | オンライン英会話比較360°
◾︎Sandbanks Provincial Park
トロントから車で東へ2時間程のところに位置するPrince Edward CountyにあるSandbanks Provincial Park。筆者は勝手に「トロントの鳥取砂丘」と呼んでいます。湖とは思えないほど澄んだ綺麗なブルーと白砂のビーチ。その後ろに広がる砂丘。BBQやキャンプも出来ます。その他アウトドアアクティビティ(ハイキング、サイクリング、カヌー)なども可能です。
この公園とセットで行くとおすすめなのが、前の記事でも紹介している100年以上の歴史を持つチーズのお店Black River CheeseとヒップスターなワイナリーNorman Hardie Winery & Vineyard。ぶどう畑のお隣に併設されたパティオで味わうことのできる季節限定のウッドオーブンで焼いたピザとワインは絶品です。
◾︎Grand River Conservation Authority
トロントから西へ車を走らせること1時間半のところにあるGrand River Conservation Authorityの一部であるElora Gorge。切り立った崖に囲まれた渓谷ではドーナツ型の浮き輪に乗って渓流を下るチュービング、キャンプ、釣り、子供達はスプラッシュパッドで楽しむこともできます。周辺ではジップライニング、気球などのアクティビティなどもあります。
この公園とセットで行くとおすすめなのは周辺のキュートな街散策。”オンタリオで一番美しい”と称されるこの街。美味しいアイスクリーム屋さんやかわいい雑貨、アンティークなどを取り扱うお店が立ち並ぶ通りは、よく映画やドラマ、雑誌の撮影に使われています。
◾︎Credit Valley Conservation
トロントから北西方面へ車で45分のBelfountain Conservation Area。比較的すぐ行けるこのエリアは、夏場は特に家族連れのBBQや森林浴、バイクツーリングをする人々で賑わいます。
この公園とセットで行くとおすすめなのが、Spirit Tree Estate Cidery(サイダー=日本でいう清涼飲料水ではなく、りんごから作られる発泡酒のこと)。工場とりんご畑に併設されているベーカリーとビストロではウッドオーブンで焼いたパンやピザを楽しむことができます。焼きたてパンがついたチーズプラッターをおつまみにサイダーの飲み比べセット、ウッドオーブンで焼いたピザを楽しみながら至福の時が過ごせます。
◾︎St. Jacobs Market
トロントから西へ1時間程。St. Jacobs Countyにあるマーケットです。年間を通して木曜日と土曜日、夏場は火曜日もオープンし、100を超えるベンダーの美味しくて新鮮な特産物や雑貨が揃っています。
またこの地域にはメノナイトと呼ばれる人々が多く暮らす地域。メノナイトとは、16世紀に生まれたスイスに起源を持つプロテスタント再洗礼派(アナパブテスト)の流れを汲む一派の人々のことで、今日でも移動は馬車のみ、電気も使用しない19世紀そのままの生活を送っています。独特の黒い衣装に身を包み、車道の両脇にある砂利道を通りすぎていく馬車とすれ違う光景は、映画のワンシーンを見ているかのような錯覚に陥ります。
マーケットでは彼らの栽培したお野菜やメープルシロップ、手作りのパイなどの購入が可能です。
元々のビルは数年前に火事で焼失してしまいましたが、新しく建てられたバージョンアップした建物は明るくて開放的でとても綺麗です。地元の方やメノナイトの方々との交流も楽しいですよ。午後3時には店じまいしてしまうので、午前中に早めに行って、見て回った後にランチをするのがおすすめです。
◾︎Wasaga Beach
ザ・夏のビーチというイメージがぴったり。湖ですが・・・まるで海のように見えます。トロントニアン達が夏にこぞって行く屈指のコテージエリアでもあります。
日本のように海の家的なお店やレストラン、バーがビーチの目に前に立ち並び、2階のパティオでアルコール片手にビーチを眺めるのが最高です。
ビーチ沿いのボードウォークから砂浜にマットが敷いてあるので、ベビーカーを押して水辺まで行けてしまうという子連れにも非常に優しい場所です。BBQやピクニックが出来るエリア、周辺にはミニゴルフやお土産物屋さんもあるので、一日中楽しめます。
◾︎Thousand Lslands
オンタリオ湖の北東端からセントローレンス川をまたいで、1800以上もの島からなる諸島で、島の一部は国立公園に指定されています。諸説ありますが、皆さんも好きなあのサウザン(アイランド)ドレッシング発祥の地と言われています。
おすすめはこの島々を船で回るクルーズ。主にキングストン(Kingston)、ガナノクエ(Gananoque)、ロックポート(Rockport)の3港から出ており、プランも様々です。
有名セレブなども数名島を所有して、余暇を楽しみに来るようです。
さらに時間があるならIvy Lea Clubのレストランでブランチもオシャレで、優雅な休日を楽しむにはもってこいです。会員制ですが、このブランチはどなたでも利用が可能です。お客様は皆さんこの周囲にある島を私有し、自家用クルーザーやボートで来店するくらいなので、こちらに来店する予定なら、ちょっとよそ行きの綺麗めなお洋服も持参したほうが良いかもしれません。
◾︎Muskoka
トロントから北へ2時間程。オンタリオきってのコテージエリアで、世界でもトップクラスの宿泊施設、ショッピング、レストラン、エンターテインメント、ありとあらゆるアウトドアレジャーなどが揃っています。ユニークさ、確実性、そして訪れる人が良かったと感じる度合いを基軸としたNational Geographic Traveler Magazineの調査で夏のホットスポット第1位に選出されたこともあるほどです。
大自然をのんびり思いっきり満喫したい方には非常におすすめです。
そしてここで有名なのがMuskoka Chairと呼ばれる椅子。トロント市内でもカフェの軒先き、湖の湖畔、公園など至る所にあるので、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?大自然を最大限に満喫できるように計算し尽くされた座り心地、角度抜群の椅子です。この椅子に座って大自然の息吹を感じ、明日への英気を養うのもいいですね!
旅行でちょっと行くだけだと時間がない、ワーキングホリデーで1年間いるつもりだけど、足がなくて郊外まで出かけるのはちょっと大変等の声を聞きますが、やはりカナダに来たからには、是非世界に誇る大自然も堪能して欲しい。今回は日帰りでも行けるトロント郊外のおすすめスポットを紹介しました。こちらで出会ったお友達とレンタカーを借りて冒険してみたり、ホストファミリーと一緒に行っても老若男女問わずに楽しめる魅力が満載ですよ!