旅行で訪れたらぜひ食べたい!カナダご当地B級グルメ情報

2017年建国150周年を迎えたカナダ。まだまだ歴史が浅く移民の多い文化故に「カナダ料理」というものがありません。しかし各地を巡ってみるとその土地の特産物などを生かしたお料理が存在します。今回はカナダのご当地B級グルメ情報と題して、そんなお料理の数々をご紹介します。

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◾︎Poutine

︎1950年代にケベック州で誕生したプーティーン。フライドポテトにチーズカード(押し固める前のチェダーチーズ)とグレイビーソース(肉を調理した後の肉汁から作られるソース)をかけた一品。フライドポテトがメニューにあるお店なら、どこでも手に入ります。やはり専門店が一番美味しいですが、マクドナルドやコストコでも気軽に食べられます。ビールに合う、コーラにも合う!これぞカナダを代表するB級グルメの代表です。締めのラーメンならぬ、締めのプーティーン。是非お試しあれ!

◾︎Montreal Smoked Meat

もともとはユダヤ移民がモントリオールに持ち込み、オリジナルから今のモントリオールスタイルに変化したものだそうです。秘伝のスパイスに数日間漬け込んで薫製にした牛肉をスライスして温めなおし、マスタードとパンに挟んで食べるサンドウィッチです。付け合わせのピクルスやコールスローを一緒に食べると一層美味しくなりますよ!肉好きにはたまらない一品です。

◾︎Pemeal bacon (Canadian Bacon)

脂肪分の多いバラ肉から作られる一般的なベーコンとは違い、脂肪分の少ないロース肉から作られています。1800年代に豚肉が不足していたイギリスへ、カナダの豚肉を輸出していたのが始まりと言われ、第一次大戦以降は乾燥させたとうもろこしを挽いて粉にしたコーンミールまぶしていますが、元々は保存目的で輸出の際に乾燥させた黄色のさやえんどう引いて粉にしたものをまぶしていたことからピーミールと呼ばれています。
実はあまり出番のないトロント発祥の食べ物がこのピーミールベーコンを使ったサンドウィッチです!!St. Lawrence Marketで購入可能です。朝早めに行ってコーヒー片手に頬張るのが通の食べ方です。

◾︎Lobster Roll

アトランティックカナダの名物、ロブスターロール。
ノーヴァスコーシャ州で夏場に水揚げされるロブスターを使ったサンドウィッチです。この時期はイチゴひとパックよりロブスターの方が安いんだそうです。ロールパンにロブスターがマヨネーズで和えてはさんであるもので、カナダのマクドナルドでは、このロブスターロールに”マックロブスター”と名づけて、夏期限定、地域限定で特別メニューとして出しています。

◾︎Ceasar

アルバータ州カルガリーが発祥のカクテル、シーザー。
元々イタリア料理に合うカクテルをと作られたもので、ウォッカ、クラム、貝の汁、トマトジュース、ウスターソース、セロリソルトを混ぜたものにトッピングでセロリやレモンが付いていたりします。
正直トマトも貝類も苦手な私は、これを聞いて想像しただけで無理と思いましたが、バーではもちろんの事、LLBOのレストランやカフェなどでブランチに合わせてオーダーする方も多いです。

◾︎Nanaimo Bars

衝撃の甘さのスイーツ、ナナイモバー。
ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー島東岸にある、かつて炭鉱の街として知られたナナイモで、炭坑夫たちの栄養源として誕生したと言われています。名前にイモとついていますが、実際にイモは入っていません。
上からチョコレートバター、カスタードクリーム、砕いたクラッカーとココナッツの三層構造になっています。
カナダ全土のカフェやスーパーマーケットなどでも販売されていますので、ぜひ食後のデザートにお試しあれ!

◾︎Butter Tart

東オンタリオ地方で誕生したと言われている、バタータルト。タルトの中身の主な材料は、バター、砂糖と卵といたってシンプル。ナッツなどをトッピングしてあるものも美味しいです。こちらもカフェやスーパーマーケットなどでも気軽に購入可能です。
簡単に作れるし、日本に帰国してからの味が再現しやすいので、お友達やご家族に振る舞ってみてはいかがでしょうか!?

◾︎Beaver Tails

日本にも2015年に初上陸しましたね。ビーバーのしっぽの形に似ていることから「ビーバーテイルズ」と名付けられたオタワ発祥のペイストリーです。あの激甘が日本人に受け入れられるのかと勝手に心配しましたが、どうやら日本人の舌に合うように甘さを控えめにしているそうですね。また日本限定のバジル&ガーリックやスパイシーカレー風味なんて聞いただけで美味しそうです。そのクオリティーで逆輸入してくれないかなと思ってしまいました。

番外編

◾︎Japadog

我らが誇る日本と北米を代表するB級グルメホットドッグのコラボです。
日本人ご夫婦が始めた路上のホットドッグスタンド。今ではバンクーバーのご当地グルメとして地元民が知らない人がいないほど人気。アメリカに進出後は、ハリウッドセレブにもファンがいるんだとか!?中でも一番人気のKurobuta Terimayoは「世界で死ぬまでに一度は食べたいものベスト100」にも選ばれたそうです。ジューシーな黒豚のホットドッグにテリヤキソースとマヨネーズが抜群に合うらしいです。数年前からトロントに来る噂がありましたが、オンタリオは食の規制が厳しいんですよね・・・こちらに来るまでの道のりは長そうです。

◾︎Maple Syrup

定番すぎて書くか迷いましたが、実はこのメープルシロップ、パンケーキやフレンチトーストにかけるだけじゃないんです。カナダでは一家に一つは冷蔵庫に必ず保管してありますが、お料理の甘味付けやソースによく使います。朝食の卵料理に添えられるベーコンやソーセージにかけたり、チーズやナッツと一緒に食べたりしても美味しいおつまみになるし、メインのサーモンやお肉を漬け込むマリネ液にやソースに混ぜたり、食後のコーヒーや紅茶にお砂糖の代わりに入れてメープルラテにしても美味しい。メープルシロップの使い方は無限大です。

◾︎Ketchup on Everything

直訳すると「何にでもケチャップ」。はい、その通りカナダ人はケチャップが大好きです。ケッチャップ味のポテトチップスはあのプリングルスまでケッチャップ味を発売しました。
チーズを挟んでバターをつけて焼いたサンドウィッチ、グリルドチーズには必ずケチャップが付いてきます。上記に挙げたプーティーンにはグレイビーソースがかかっているにもかかわらず、ケチャップをダブルで付けます。
そして巻き起こったケチャップで有名な2大メーカーの市場争奪戦。トロントの小売店や消費者をも釘付けに大きなニュースになりました。

実は、今までカナダの食文化について聞かれても答えるのが難しかったんです。冒頭にあるように歴史が浅く移民の多い文化故に「カナダ料理」というものがありません。今回は筆者自身の旅の経験をもとに記事を執筆しましたが、カナダのご当地料理を見直す良い機会になりました。
短期間の旅行では広すぎて、今回挙げた地域を全て回るのは不可能ですが、各都市のダウンタウンには必ず、ご紹介したお料理が食べられるレストラン、カフェ、バーやパブがあります。
ぜひ足を運んでかなだのB級グルメを堪能してみてくださいね!

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