数年前からヒップスターな思考や場所、物がトレンドになっていると以前の記事で書いたことがありました。その勢いはとどまるところを知らず、次々に新しいものが登場しています。
今回は、サイクルが早いフードトレンドの情報とそれに伴う役立つ英語表現をご紹介します。
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B級グルメをグルメに変身
そもそもB級グルメとは、安価で贅沢でなく、庶民的でありながら、おいしいと評判の料理のことですが、そのお安くて庶民的な食べ物を高級グルメに変身させたものがトレンドです。
– Mac’n’Cheese(マカロニチーズ)
欧米では老若男女問わず嫌いな人がいないくらい人気のサイドディッシュであるMac’n’Cheese(マカロニチーズ)。我が家でもお肉料理の付け合せなどでよく作りますが、こちらにロブスターやカニを乗せてワインに合わせて食べたり、ピザやバーガーバンズ、衣をつけてあげたりと炭水化物×炭水化物で考えただけでカロリーが凄そうな一手間加えたものが人気です。
– Grilled Cheese(グリルドチーズ)
カナディアンが大好きなスナックGrilled Cheese(グリルドチーズ)。食パンにチーズを挟んでバターをつけて焼いたものにケチャップをつけて食べます。こちらに洋梨やリンゴのコンポートをささんだり、チーズをブリーやモントレージャックなどに変えたり、アーモンドやクルミなどのナッツを加えたりしたものがあります。
– Poutine(プーティーン)
オリジナルはフレンチフライズにグレイビーソースとチーズカードといういたってシンプルなものです。最近は自家製のアップルウッドでスモークしたメープルベーコン、プルドポーク、チリコンカルネ、ローズマリーなどのハーブで味付けしたラム、フェタチーズ、オリーブ、トマトなどをトッピングしたグリークスタイルのものなど様々な種類が登場しています。
セレブや健康志向の人々がハマるBuddha Bowl(ブッダボウル)とは?
セレブやヒップスターたちの間で話題になり広まったBuddha Bowl(ブッダボウル)。ヘルシーなオシャレ丼といったところでしょうか。ボウルにポッコリ盛り付けられた様が仏陀のお腹のように見えたことから、この名前がついたそうです。フードコートなどにもお店があるので気軽に食べることができます。
白米の代わりに食物繊維たっぷりな玄米、キヌア、麦などの穀物、ビタミン補給の生もしくは加熱したお好きな野菜、タンパク源としてお魚の切り身や鶏胸肉を焼くまたは茹でたもの、水切りしたお豆腐、茹で卵、豆など、良質な脂肪、抗酸化作用のあるビタミンE,腸内環境を整える食物繊維、ミネラルが豊富に含まれるナッツ類などをバランス良く摂取することができるため、とてもヘルシーかつ栄養満点。気をつけるのはドレッシング。市販のものは糖分やオイル含有量が多くカロリーが高いため、オリーブオイル、塩こしょう、ビネガーを混ぜたシンプルなものがおすすめです。
Charcoal Ice Cream(炭のソフトアイスクリーム)
日本ではかなり前から食用の炭がロールケーキ、クッキー、お米に混ぜたりと浸透しているイメージがありましたが、北米の健康マニアから広まったソフトアイスクリームがじわじわ人気を集めています。
イカ墨、黒ゴマ、海藻類などを普段から食しているアジア人に比べ、最初は黒いものを口にすることに嫌悪感を抱いていた人達もその健康効果に注目が集まるや否や飛びついたといった感じです。ただ味はね、いたって普通なんです・・・ビジュアルにインパクトはあるものの、さほど特徴があるわけではなくただ甘いだけなので、好みは分かれるかもしれません。
炭の中でも「竹炭」、「麻炭」はカルシウム、カリウム、ナトリウム、鉄分などの天然ミネラルが豊富に含まれている、吸着効果があり、腸にたまった老廃物を吸収し体外へ排出する働きをすることで、腸内環境を整え便秘改善やデトックス効果が期待できると言われています。
Chimney Cake(チムニーケーキ)
ハンガリーの伝統的なお菓子Chimney Cake(チムニーケーキ)。ドーナツのような生地を棒に巻きつけてクルクル回しながら焼き上げたもので、現地ではお祭りなどの時に欠かせないスイーツです。
プレーンなものにバター、シナモンシュガー、チョコレート、ナッツなどをまぶしたものをコーンにして、ホイップクリーム、ソフトアイスクリーム、フルーツなどをトッピングして食べるのが流行っています。焼き立ての熱々の香ばしい香りとアイスクリームの冷たさが相まってなんとも言えない美味しさなのです。
次に来るのはフィリピン料理!?
CNNでTV番組のホストを務めているAnthony Bourdain(アンソニー・ボーデイン)という方をご存知ですか?世界中を旅しながらその土地の食べ物を政治的視点を交えながら紹介するのですが、私も主人も彼のファンで、旅行先では彼が番組で紹介したレストランに足を運ぶほどです。シェフ、作家、タレントとしても活躍している彼はまさに食のエキスパート。そんな彼が目をつけているのが、フィリピン料理。トロントもナニーとして移民するフィリピーノ人口がとても多く、確かに昨年あたりから人気が出ているんです。
焼きそば、お粥、シチュー、ソーセージなどを甘い、辛い、酸っぱいベースの味付けで、炒めたり煮込んだりするものが多く、日本人にも受け入れやすいお味。
ウベ(紅山芋:フィリピンではダイジョ)と言われる紅芋よりも粘りがあり、鮮やかな紫色とまろやかな風味が特徴的な味わいの食物を使ったソフトアイスクリームが大人気です。
固有名詞がそのまま動詞になった単語
今回の記事を書くにあたり色々リサーチしていたところ、固有名詞がそのまま動詞になった単語が目にとまりました。いくつかご紹介したいと思います。
– google(ググる):
代表例ですね。これは多くの方が目にしたこと、聞いたこと、使ったことがあるのではないでしょうか?「ググる」=「Google で検索する」という意味で使われていますね。
A: Do you know if there are any good restaurant around here? (ここらへんで美味しいお店知りませんか?) B: Um…, let me google it. (うーん、ググってみましょうか)
– instagrammed(インスタ映えする):
インスタグラムに食べ物の写真を投稿している方多いですよね。そこで使える表現がこちら!
There are the most instagrammed food in Tokyo. (これらは東京で最もインスタ映えするお料理です)
– photoshop(フォトショップで加工する):
モデルさん達が加工しすぎた写真で物議を醸し出したりすることがありますが、食べ物の見た目を良くするためにも使ったりしますよね。
A: It doesn’t look great.(あんんまり写りが良くないですね) B: I can photoshop it later.(後で加工できます)
– microwave(レンジで温める):
日常生活の中でよく使う表現です。自宅はもちろんの事カフェで購入したマフィンやスコーンなどを温めてもらいたいと時にも使えます。
Please microwave it for me. (それをレンジで温めてください)
最新のフードトレンド。日本にもすでに上陸して試すことができるものもあるようですね。流行のサイクルや競争率も激しいので、業界で生き残るために提供する側も必死です。消費者としては次々に新しいもの試すことができるし、そこから学ぶこともありとても興味深いです。
マカロニチーズやグリルドチーズ、ブッダボウルなどは自宅でも気軽に作れますので、ぜひご興味のある方は試してみてくださいね!