知っていますか!?まだまだ冷めやらぬ北米の日本ブーム

お寿司、居酒屋、ラーメン、スイーツと様々なブームを巻き起こしてきましたが、一時期よりは落ち着いて、定番化したかなという印象の日本ブーム。ここ数年はユニクロやMUJIといったアパレル業界のカナダ進出が目立ちました。

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日本のチーズケーキ

ニューヨークスタイルのずっしり重め、がっつり甘いチーズケーキが主流の北米ですが、数年前から日本のスフレタイプの軽い舌触り、甘さ控えめのチーズケーキが大人気です。
博多発祥のUncle Tetsu(てつおじさんのチーズケーキ)をはじめ、Markham、North York、Scarboroughの3ロケーションある中国人オーナーのLove Me Sweet、創設者の方が日本でデザートの勉強をされたというCheese Garden、トロントでNo.1と名高い日本人オーナーのmon K Patisserie、そして先日チーズタルト専門店PABLOが北米初の店舗をトロントにオープンしました。こちらは前述したチーズケーキとは違い好みが分かれそうですが、新たなブームになりそうな予感です。

抹茶、抹茶、抹茶ブーム再来

抹茶を使った日本のスイーツ(ケーキ、クッキー、キットカット、抹茶ラテなど)は定着した感がありますが、最近は上記でもご紹介したUncle Tetsu(てつおじさんのチーズケーキ)がオリジナルの店舗のすぐ隣に抹茶カフェをオープンしたり、日本人の方が経営されているバブルティーショップNohohon Tea Room(のほほんティールーム)でもメニューにあり、TSUJIRI(辻利)が2店舗目をオープン、コストコが雪見だいふく(抹茶味含む)、オーガニックの抹茶パウダーなどの取り扱いを始めたりと、「Matcha」という単語を見聞きする機会が格段に増えました。

高機能、高品質な日本グッズが上陸

トロントはカナダNo.1の大都市だけあり、衣食住全てに関する日本のものはだいたい手に入ります。しかし、そのお値段は 大抵1.5〜(ものによっては)7割増しということもあります。輸入の際の制限や関税などは仕方ないですよね。

先日話題になった「Japanese dollar store MINISO to open first Ontario store」の見出し。
カナディアンの友人達から次々に「やったー日本の高機能、高品質の百円均一の商品が手に入る」と連絡が来ましたが、こちら調べてみたところ、いわゆる海外あるあるの一つでした。店名は皆様お気付きの通り「ダイソー」、お店のサインは「MINOSO 名創優品」と書かれており、デザインが「MUJI」と「ユニクロ」のコピーかのようで、実際に中国資本、経営も中国で行われているそうです。

かつては公式ウェブサイトに記載されていた日本語の文章がおかしいと日中のネットユーザーに揶揄され、日本に実店舗がないことなどを情報番組の「とくダネ」で批判されていたそうですが、その後誤った日本語の記載等を謝罪し日本での実店舗進出とあわせて国内でのイメージ改善にも力を入れているとのこと。宇田川町、高田馬場、早稲田に実店舗があるそうです!今度帰国した際に行ってみようと思います。
「ダイソーっぽくてユニクロ風味、それでいて無印良品」と言われているように、取り扱っている商品はなかなか良さそうなので、実はオープンを密かに楽しみにしているのは、筆者だけではないはずです。

カナディアンが提供する日本の味

タイトルからして邪道と思った方もいるのでは?逆を考えてみれば、日本でだって洋食などのフュージョン料理がありますから、そう考えればユニークではありますよね。
TORJAより「トロントニアンが作る日本の味」として紹介されていたお店をピックアップしてみます。

– Chocolate Addict
ケンジントンマーケットにあるこのお店は、同店の上階で作られている、ホームメイドチョコレートトリュフが人気で、こちらでしか見つからないユニークな味が売りらしいんです。中に本当のワサビが入ったワサビチョコレートトリュフは、お客さんのレビューから改良を重ね、今現在のほのかなワサビの味がクセになるおいしいトリュフになったそうです。他にも抹茶トリュフや、先にメールで個人的な内容を伝えることのできるフォーチューンクッキー等もあり、おもてなしや手土産、またパーティーのゲーム用にも使えそうですよね!

– Ruelo Patisserie
最近Young and Eglintonに2店舗目をオープンした、ウェディングケーキやマカロンが有名なパティスリー。両店舗ともにカフェがあるのでお持ち帰りはもちろん、その場でいただくことも可能。変わり種を楽しみたいなら、ゆず&ダークチョコレート、抹茶&ゴマ、ワサビ&グレープフルーツというマカロン3種類がおすすめだそうです。
ベイキングクラスやアフタヌーンティーも楽しめるそうなので、お友達と行っても楽しめそうですね。

– The Drake Hotel
ホテルとして機能しながらも、ナイトクラブ、ギャラリー、ビストロカフェ、お洒落なパティオSky Yard、ミュージックバーまで兼ね備えたマルチな場所です。在住日本人の方の中でもちょっと話題になったのがアートのように創作された完璧なまでのカナディアナイズドされたお寿司。定期的にアートや音楽のイベントも開催されているので、気になる方はウェブサイトを確認してみてくださいね!

– Utopia
オーナーが大の旅行好きで、各地で得たアイディアも取り入れてメニューを発案していることから、こちらでしか味わえない魅力的なオリジナル料理がたくさんあるそうです。その中でもOyako Poutineは、からあげ、ポーチドエッグ、ポテト、チーズ、そしてオリジナルのホワイトグレービーソースがかかった日本とカナダのコラボ料理は、トロントにいる間に必ず一度は試しておきたい一品です。

– Origin Restaurant Bar
トロント市内に3か所店舗を持つ、アジアンテイストを取り入れた人気のタパスバー。
いくつかある日本テイストのメニューの中でも特に気になるのが、手巻き寿司。見た目の美しさもさることながら、ビーフ、ツナ、マッシュルームから具材を一つ選び、リンゴ、しそ、味噌マヨネーズと共にいただく、その組み合わせの斬新さは創作料理ならではですね。このアイディアはお家でパーティーした時にも使えそうです♪

– Momofuku
カナディアンではないんですが、韓国系アメリカ人の実業家デイビッド・チャン氏が考案した、中華と和食の融合、ニューヨークラーメンの火付け役とも言えるMomofuku。聞いただけでなんともマルチカルチャーな雰囲気漂っています。トロント店はシャングリラホテル内にあり、1階がNoodle Bar(ヌードルバー:中華バンズ、ラーメンがメイン)、2階がNIKAI(バー&ラウンジ:中華バンズ、ラーメン、お好み焼きバーガーなどの軽食もあり)、3階がDAISHO(ステーキハウス:日曜日はブランチも提供)と各階でテーマの違うお料理が楽しめるのも魅力です。

食べ物ネタ中心になってしまいましたが、やはり海外で日本というと「日本食」のイメージがまだまだ強い印象を受けます。日本の文房具や雑貨、洋品もユニクロやMUJIの進出で知名度が上がりました。海外在住者としては、日本のものが海外の方に受け入れられるのは喜ばしいことだし、簡単に手に入る便利な時代になりましたが、反対に日本に帰国する意味が薄れてきた、特に買ってくるお土産選びなどは慎重になるというか、新鮮味が無くなったと寂しくも感じました。
ご興味のある方は、ぜひ日本企業の海外店舗や今回ご紹介したレストランやカフェ覗いてみてくださいね!別視点で日本とのマーケティングなどの違いを垣間見る良い機会にもなりますよ。

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