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学校の先生に教えてもらった英語力の伸ばし方を実践してみる♪

筆者の娘は、生まれも育ちもオーストラリアなので、「国語」として学校で英語を勉強しています。国語として英語を勉強することと、外国語として英語を勉強するのとでは、そもそもアプローチの仕方が異なりますが、娘の英語の練習の仕方を見ていると、単純に「あーいいね!この練習!」と思う方法がたくさんあるので、ご紹介したいと思いました。
子供の練習法と侮るなかれ、大人もきっと楽しく練習できると思います♪

はじめての英語を読む練習

日本でも「読み聞かせ」の大切さがよく言われますね。オーストラリアでも親が子供と一緒に本を読むことをとても勧められます。
英語を読んで聞かせることも大切ですが、学校の先生が言っていました、読んで聞かせる際、指で文字をなぞってどこを読んでいるのか見せながら読むのが大切なんだそうです。
文字や言葉の認識に役立つのだそうです。そして、絵本では、絵で場面も示されているので文字や言葉とその場面の絵も結びつけて覚えやすいのだとか。

筆者の娘も、絵本が大好きで、小さい頃は、「ほんとに文字を見てるんかいな…」と思うほど絵本の絵に夢中になっていましたが、子供は、お気に入りの本を全く飽きもせず何度でも読みたがるので、繰り返すうちに、絵本に登場する言葉は、絵本以外の場所に登場しても読めるようになっていましたよ!しかも子供は記憶力もいいですから、どの本で見た言葉かも覚えていましたね(笑)。

大人も好きな絵本から読み始めると良いと思います。絵本は、言葉の数も少ないので、無理がないです。
絵本に慣れたら、好きな漫画を英語で読むのもお勧めです。はじめは4コマ漫画、慣れたらストーリー性のある漫画を、と少しずつステップアップすると良いです。
漫画も絵と結びつけて、情景と一緒に英単語やフレーズが覚えやすいです。
そして、小さい子供のように、「何度も繰り返して読む」ということも大切な要素です。

はじめての英語読解練習

英単語がだいぶ読めるようになってきたときに、学校の先生が勧めてくれたのが、お料理レシピを読むこと。
お料理レシピを読みながら、親と一緒にお料理をすることで、子供にとっては、レシピを読むことは、お料理というアクティビティを成し遂げるための暗号解読的愉しみ(笑)となって、とても楽しいようでした。

お料理レシピに出てくる新しい単語の読み方を覚えられるだけでなく、お料理レシピには起承転結があり、文章の構成を練習するのにも役立ちます。
例えば、オーストラリアの人気料理雑誌taste.com.auサイト版より、
Thai chicken chopped salad with rice noodles
(ライスヌードル入りタイチキンチョップドサラダ)のレシピを参考に簡略化しました。

Heat peanut oil in a medium frying pan on medium heat. Cook chicken for 5 minutes until browned. Transfer to a plate. Thinly slice.

Meanwhile, place noodles in a bowl. Cover with boiling water. Stand 5 minutes. Drain. 


Heat satay sauce in a small saucepan over medium heat until simmering. Remove from heat. 

Combine chicken, noodles, cucumber, tomato, mango, onion and herbs in a large bowl. Serve salad drizzled with satay dressing.

お料理レシピには、on medium heat(中火で)、until browned(こんがり焼けるまで)、simmering(コトコト煮立つ)、drizzle with dressing(ドレッシングをかける)など、「あーこう言えばいいんだー」と思えるお役立ち表現がたくさんあります。

それだけではなく、heat oil (油をひいて温める)、remove from heat (火から下ろす)、place in a bowl (ボウルに入れる)、cover with water(水に浸す)などの動詞の使い方を学べたりmeanwhile(その間)など文のつなぎ方も練習できます。

ぜひ、子供のように、お料理を作りながらレシピを読んでいただきたいです!
まさに「体験」、体が英語を覚えてくれます♪
レシピは、ステップごとにばらばらにカードにして、並びかえ練習をしたり、動詞部分だけ穴埋め問題にして自分にクイズを課すのもお勧めです。
お料理レシピは、何回か読めばパターンがつかめるので、辞書なくスラスラ読んで理解できるまでにそう時間もかからず、達成感も大きいです!
お料理レシピに慣れたら好きな漫画や本をシリーズで読むのがお勧めです。4コマ漫画なら、お料理レシピのように、起承転結に合わせてストーリーを組み立てられますし、長めの本でもシリーズだと、好きなキャラクターの決め台詞などシリーズだと何かとパターンがつかみやすいのです。

はじめてのスペリング練習

筆者の娘も一緒に絵本を読みながら、一緒にお料理を作りながら、小学3年生となりました。小学3年生ともなると、学校でも宿題でも、英語を読むだけでなく、書くことも要求されます。日本の学校でも、易しい漢字から少しずつ練習を始めて、そのうちに漢字の偏やつくりから漢字の意味も推測できるようになりますでしょう?
英語も同じ要領で少しずつ練習し、スペリングのパターンを覚えるとともに、だんだん品詞もわかり、単語の意味が推測できるようになっていきます。
例えば、
ready(準備ができている)、 heavy (重い)など、これらは、意味は全然関係のない単語ですが、読み方に共通点があると思いませんか?そう!「ea」の部分を「e」と発音する単語なんです♪
そのパターンが掴めれば、already (すでに)、weapon(武器)、 weather(天気)、 breakfast (朝食)、heaven(天国)などの単語を発音する時、そして、綴る時も間違えなくなります。

または、
「able 」は、 「能力がある」という意味で、Are you able to do this?(これができますか?)などの文を作れます。
そのableの名詞が「ability」で、「能力」という意味です。
このパターンが掴めれば、「available」(利用可能な)という言葉を初めて知ったとしても、名詞は「availability」(利用可能)かな、と推測できるようになります。

例えば、「Year3 spelling list」(小学3年生スペリングリスト)などでインターネットで検索してみると、その学年ごとの難易度で、パターンごとの単語リストがたくさん見つかりますので、ご自身の難易度でスペリングをパターンで覚えるのもお勧めです!

いかがでしょうか。ただ読む、ただ暗記する、ただ書く練習じゃつまらない!
ほんのひとひねりの工夫で、もっと楽しく、もっと効率的に練習できるようになるので、是非実践してみてくださいね♪

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