皆さんは、Airbnb(エアービーアンドビー)をご存知ですか?または実際に利用したことがありますか?「空き部屋を貸したい人と借りたい人をマッチングするサービス」の事です。旅行好きさんには嬉しい情報ですね!
そこで今回は、Airbnbについて筆者のイギリスのロンドンとイタリアのフィレンツェで利用した体験を交えて、お話しします。
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◾Airbnb(エアービーアンドビー)とは?
Airbnbは2008年にアメリカのサンフランシスコで創設された「空き部屋を貸したい人と借りたい人をマッチングするサービス」で、現在(2017年10月)は世界191ヶ国65,000以上で利用されています。そのお部屋の形態もお城やヴィラ、コンドミニアムアパートメントなど様々。
air=創業者のブライアンチェスキー(Brian Chesky)とジョー・ゲビア(Joe Gebbia)が、エアーベッド(Air Bed)を宿泊希望者に使ってもらっていたことに由来すると言われており、bnb=元々イギリス発祥である簡易宿泊施設「B&B: Bed and Breakfast(ベッドと朝食)」から来ているそうです。
◾メリット
– コストパフォーマンスの良さ
もちろんエリアや宿泊するお部屋にもよりますが、ホテルに比べると宿泊費をかなり抑えることが可能です。
例えば東京でシングル1泊¥5,000程度のビジネスホテルと同等レベルの宿をロンドンで探すとなると、最低でもシングル£50(約¥10.000)からと考えるのが妥当です。
ここでAirbnbを利用すると市内中心部にあるアパートメントの1室(2名まで宿泊可能、リビングルーム、キッチン、洗濯乾燥機、wifi付き)が¥13,000程でした。友人やカップルなどで利用する場合などはアメニティーの充実度から見ても断然お得だと感じます。家族や友人、パートナーとシェアして宿泊すればその分、宿泊費が安く抑えられますね。
※記載料金は1人分ではなく、1部屋分の料金です。
– 選択肢の多さ
お部屋の形態、カバーしている地域が幅広いので、その分選択肢も多く、人数や目的に合わせて選べるのが魅力です。ハネムーンや記念日なら古城を宿泊施設に改装したゴージャスなお部屋、家族やパートナーのお誕生日なら素敵なヴィラ、仲の良いお友達同士ならコンドミニアムアパートメントや一軒家、またペット可の場所もあるため一緒に旅行に行く際は嬉しいですね!
– 現地の生活に溶け込める
自分の気の向くままに行動して現地の生活に溶け込みたい、子連れでスケジュール調整が大変という方には大変便利だと思います。
キッチン付きの場合は地元のスーパーなどで食材を買い出しお料理もできるし、ローカルしか立ち寄らない近くのカフェやレストランなども発見できたり、中には、ホスト(オーナー)がご近所の情報やおすすめの場所などを記載した冊子などを作っておいてくれてあったりするので、それを参考にお出かけしてみるのも手です。
◾デメリット
– ハズレ物件にご注意
同じ値段なのに新築だったり、とても古いアパートメントだったり、ウェブサイトでお部屋を探す際に実際に利用した方のレビューと現実が違いすぎる、また記載写真と印象がだいぶ違うなど結構あります。ウェブサイトの情報は実物より確実に良く見えますので、細部まで細かくチェックしましょう。
ホテルでさえ掃除の行き届いていない箇所や設備の不備など気になることがある時もあります。人様のお部屋をお借りするのですから、多少妥協して目を瞑らなくてはならないこともあるでしょう。
– 言葉の壁
共通言語は基本的に英語ですが、旅先が英語圏でない場合、ホスト(オーナー)が英語に堪能でない、または利用する自分自身が英語に自信がない方もいるでしょう。
実際イタリアのフィレンツェで利用したホスト(オーナー)が英語を話せない方だったので、彼女が依頼している別の男性が鍵の受け渡しや契約書のサイン、その他説明を行ってくれました。
お互いに最低限の意思疎通は出来るように、利用する場合も簡単な受け答えが出来るように日常的な単語を覚えたり、使えそうな表現を練習しておくと良いですね。
– 盗難被害
実は利用者もホスト(オーナー)に評価される機能があるので、誰でも予約できるホテルと違いホスト(オーナー)が利用者を厳選できます。しかし他にも同時期に利用者がいる場合などは、盗難には十分注意しましょう。
◾クーポン利用で更にお得
クーポンコードと言って、実際にAirbnbを使って登録されている部屋に宿泊予約する際に、クーポンコードを入力・適用することで、Airbnbの割引きを受けられる「お友達紹介
プログラム」というものがあります。
初回登録限定でお友達を紹介し、紹介されたお友達が一定の条件を満たす宿泊(合計金額が$75 USD(税&ゲストサービス料を除く)以上の予約)を完了すると付与されるものです。
また紹介を受けたお友達は、有効な紹介リンクを用いてサインアップした場合、Airbnbでの次回の対象予約で使用できる、紹介への招待又は付属のプロモーション資料に記載された旅行クーポンを受領します。
我が家は夫婦で別にアカウントを登録し、紹介して得たクーポンを利用しました!
※クーポン内容や料金が変更になる可能性もありますので、詳しくはウェブサイトでご確認ください。
◾筆者の体験談
滞在先:イギリスのロンドン
Airbnbの形態:自宅の離れにあるガレージを改装したロフト付きのお部屋
人数:3名(自分、夫、1歳半の息子)
滞在期間:5日間
ご近所の様子:チューブの駅、スーパー、コンビニ、お洒落なカフェやレストランも徒歩10分圏内
その他:シャワールーム、トイレ、wifi、コーヒー、紅茶付き
閑静な住宅街にある絵に描いたようなイギリス人ご一家が所有するお部屋で、ご自宅の離れにあったため出入り口は別。時間や物音なども気にする必要がなく助かりました。
息子はロフト、私と主人はリビングルームにある2つのソファベッドを利用。
ゴミの分別など困ったことがあればすぐに聞くことも出来たし、トイレットペーパーが必要な時は持って駆けつけてくれました。
お庭にあるパティオでくつろいだり、ブランコで遊んだり、飼っているワンちゃんと一緒に遊ばせてもらったりと温かく迎えていただき快適に過ごせました。
9月だったので少し肌寒いくらいの気温でしたが、小さい冷蔵庫があると軽食やドリンクなどが保管できたのでさらに良かったなと思います。
滞在先:イタリアのフィレンツェ
Airbnbの形態:築100年ほどのこれぞヨーロッパといった感じのアパートメント
人数:3名(自分、夫、1歳半の息子)
滞在期間:3日間
ご近所の様子:ローカルのカフェやレストラン、大手スーパーなど徒歩5分圏内。イタリア滞在中に食べたピザで一番美味しかったのは、このご近所のご夫婦が切り盛りする小さなテイクアウトのみ対応のお店でした!
その他:シャワールーム、トイレ、wifi、洗濯機、キッチン(前の滞在者かオーナーさんが残していったパスタや調味料もあり)付き
住宅街の一角にあり、築100年ほどのこれぞヨーロッパといった感じのアパートメント。天井も高くて、インテリアのセンスも抜群でため息が出るほど素敵なお部屋でした。
ベッドルームが2つあったので、カナダの生活とほぼ同じような感じで、私たちと息子の寝室は別。夜はリビングルームでくつろいだり、TVなどを見ても息子を起こす心配がなかったですし、逆に同じベッドで寝て蹴飛ばされたりして起きることもなかったので、お互いに安眠できて良かったです。
フィレンツェのダウンタウンまで徒歩で行ける好ロケーションだったので、かの有名なドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)やヴェッキオ橋、シニョーリオ広場など有名どころをサクサク回れたのも良かったです。
シャワールームの排水溝が詰まりやすかったのと、もちろんエレベーターなどはありませんので、毎回息子とストローラーを持ち上げての3階の上り下りが少々大変でした。
Airbnb(エアービーアンドビー)についての知識は深まりましたでしょうか?
仲介があるとはいえ個人のやり取りになりますので、多少のリスクはありますが、ホテル滞在では味わえない体験ができるのも事実。幸い筆者自身はとても素敵な体験をさせていただきました。
旅行の他にも留学先に迷われている方など、長期留学やワーキングホリデーの下見にも使えるかなと思いました。賢く活用して旅費を抑える!是非ご興味のある方は利用してみてくださいね!