サイトアイコン EnglistA [イングリスタ]

オーストラリアの真夏のクリスマス支度を楽しむ♪

クリスマスが近づくと、なんだかウキウキしますね。それは、オーストラリアも同じです!11月ごろから街のお店でもホテルでもクリスマスのデコレーションが始まり、なんとなくみんなソワソワとクリスマスを楽しみに過ごします。
オーストラリアのクリスマスは、他の西欧諸国と過ごし方や意味合いは似ているんですが、「真夏のクリスマス」である点が異なるところ。南半球にあるオーストラリアらしいクリスマスの過ごし方を感じながら、クリスマス支度を一緒にいたしましょう♪

オーストラリアのクリスマスの過ごし方

オーストラリアのクリスマスは、1年の最大イベントであり、なかなか会えない家族がみーんな集まって一緒に過ごせる機会です。そう、日本のお正月と似た感覚です。日本も昔は、スーパーやデパートも1月1日はお休みでしたでしょう?
オーストラリアも12月25日と12月26日もボクシングデイという祝日となり、12月25日は、ほとんど全部の商店やビジネスがお休みです。そして、12月26日は、デパートなど大型店舗では大々的なセールが始まる日です。これも、日本の福袋セールのようなタイミングですよね(笑)。

日本のお正月休みも1年のうちで長期休暇が取れてゆっくりできる機会ですね。オーストラリアの人もクリスマスの長期休暇を取ってゆっくりする人が多いです。といっても、スケールが違う(笑)、1ヶ月近くホリデーを取る人も多いので、実質12月1月のビジネスは何かと滞りがちです。
子供達にとっては、1年で1番長い学校のお休み、そう、楽しい「夏休み」時期でもあります!学校を長く休める期間ということもあって、子供のいる家族はますますこの機会に長めのお休みを取るのかもしれません。

一味違う真夏のクリスマス

オーストラリアは、南半球にあるので、クリスマスは真夏にあたります。さらに筆者の住むオーストラリア北部の街ケアンズは、太陽が眩しい、タンクトップとショートパンツで過ごすクリスマスです。
クリスマスと言えば、七面鳥をオーブンで焼いてクランベリーソースで食べたり、ドライフルーツがぎっしり入ったデザートパイ、ミンスパイやこれまたドライフルーツでどっしり重いクリスマスプディングを楽しんだり、といった伝統的なクリスマス料理を楽しむオーストラリアの人もいます。それはそれで美味しいのですが、ケアンズでは、そういったあったか料理では汗びっしょり(笑)。

ケアンズの人は、クリスマスと言えば、BBQ!ビール!あるいは、「エビ!」と思いつく人が多いと思います。ケアンズでは、クリスマス前に魚屋さんにエビを求めて長蛇の列ができるのが、クリスマスの風物詩といっても良いと思います。ただひたすらボイルエビを剥いて、カクテルソースなどにディップして食べるのです。筆者もエビは好きですが、オーストラリアの人ほどの熱狂ぶりではないので、そんなに特別にたくさん食べたいかな…といつも不思議に思っています。
家の暖炉で温かいクリスマスを!といった雰囲気とは程遠く、ビーチでビール片手にBBQ!という陽気なクリスマスがオーストラリアでは似合います。

真夏のクリスマスのクリスマスカード

日本でも「オーストラリアのサンタはサーフィンに乗ってやってくる」ことはよく知られていますね!
クリスマスカードも、オーストラリアらしいユーモア溢れる、ビーチで寛ぐサンタのデザインや上半身裸でサンタがサーフィン、トナカイがジェットスキーに乗っているデザインのカードなど楽しいカードが毎年登場します。

カードのメッセージもオーストラリアらしいメッセージもよく見られますので、いくつかご紹介いたしますね。
例えば、

Merry Christmas From Down Under

Down Underとは、オーストラリアやニュージーランドを指します。北半球の国々から見ると地図の下の方にあるので、Down Underと呼びます。オーストラリアは、元々イギリスの移民が発展させた国なので、「イギリスから遠く離れた反対側」という意味合いで使われます。

Wishing you a Merry Outback Aussie Christmas

このOutbackとは、奥地や未開の地という意味なのですが、オーストラリアでは、outbackと聞くと、内陸部の大きく広がる砂漠地帯を想像します。

Let it snow
Let it snow elsewhere

こちらも雪が降らない夏のクリスマスを過ごす国ならではのメッセージ。
クリスマスの定番ソングでもある「Let it snow」を借りたメッセージです。
「雪よ降れ 雪よ降れ ここ以外の場所でね」という意味です。

クリスマスカードを書いてみましょう!

オーストラリアだけではないと思いますが、クリスマスカードを書くことは、日本の人が年賀状を書くように、とてもたくさんのカードを一度に送るので、なかなか大仕事です。ですから、面倒で、クリスマスカードは一切送らない、という人も多いのもまた日本の年賀状と同じ。
クリスマス近くなると、10枚20枚、またはそれ以上の枚数セットのクリスマスカードが売られます。日本では、個装で1枚ずつクリスマスカードが売られていることが多いですし、つい気張ってしまいますが、クリスマスカードには、通常ほんの一筆書き加えるくらいで何か長い近況を知らせたりする必要はありません。人によっては、名前のサインだけを書き加えている人も多いです。そういう点も年賀状みたいですよね(笑)。

ですから、気軽に英文を書く良い機会でもあります!
クリスマスカードには、すでにメッセージが内側に印刷されているものも多く、そういったカードでは、
左上に

Dear 相手の名前,
Dearest 相手の名前,

と書き、
カードの結びに

Sincerely,
自分の名前
Regards,
自分の名前
Kind Regards,
自分の名前
Love,
自分の名前
Lots of Love,
自分の名前

といった表現を使います。結びのsincerelyやregardsはビジネスでも使われるようなフォーマルさがあり、love やlots of loveは、お友達同士や親しい間柄で使えるカジュアルさがあります。
そして、お手持ちのクリスマスカードの内側にメッセージが印刷されていない場合は、1文クリスマスメッセージを添えると良いでしょう。
例えば、

I wish you a Merry Christmas!

Hope you have a great Christmas!

といった「良いクリスマスを」というメッセージ。
そして、「良い新年を」というメッセージも加えることが多いので、

Hope you have a great Christmas and a Happy New Year!

などとしても良いでしょう。

クリスマスカードを送るときは、封筒にCARD ONLYと書いておくと、クリスマスカードだけが封筒に入っていると判断され、一般のお手紙より少し安く送ることができます。
これは、オーストラリアからクリスマスカードを送る場合ですが、日本からクリスマスカードを送る場合は、「GREETING CARD」などと記載すると良いそうです。
日本郵便のグリーティングカードの送り方に関する説明ページ
https://www.post.japanpost.jp/int/service/greeting.html

どうぞクリスマス、思い切りお楽しみくださいね!
さて、我が家もクリスマスツリーださなくっちゃ。
楽しいことの準備には結構面倒くさいことも伴うものです(笑)。

モバイルバージョンを終了