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初心者のためのハワイ入門~その3

ALOHA! 今回は特に家族旅行で行かれるみなさんに有益な情報をお届けします。ハワイ滞在のコツをつかんで、2度でも3度でも旅行をリピートしてくださいね。

JCBカード保持者ならお得! バスが無料!

さっそくですが、こちらは巷でも有名なサービスのご紹介です。ハワイには多くのバス路線がありますが、その中でもワイキキトロリー(通称PINK LINE)と呼ばれるバスにJCBカード保持者ならば無料で乗れるのです(通常だと大人・子供を問わず1名で2ドルの運賃です) 。しかも回数制限なく使えるので、これでずいぶんと交通費が浮きます。物価の高いハワイでは大助かりですね。
大規模ショッピングセンターであるアラモアナ・ショッピングセンターや免税店、ほか目印となるホテルがいくつも停留所となっているので、旅行者にはたいへん使い勝手の良い路線です。運行もほぼ10分間隔です。

このピンクラインではJCBカード1枚を乗車時に提示することで、カード所有者本人とその家族3人の合計4人分の運賃をカバーします。運転手さんも勝手がわかっているので、「Hello!」と言ってカードを見せて乗り込めばOKです。PINK LINEの乗客の半分以上が違いなくJCBカード保持者なのですから、乗る前に「あぁどうやって言えばいいんだろう…」とモヤモヤしなくて大丈夫ですよ。
このとき運転手さんが気にする点といえば、この旅行者は1人なのか、あるいはカップルなのか、家族なのか…何人分をこのカードで乗り切るつもり!?ということです。そこでカード所持者のあなたがするべきことは、自分のグループの先頭に立って代表者としての素振りを見せることと、「Just two.(2人です)」、「Four of us.(4人です)」のように人数を伝えることです。指で人数を示すなどジェスチャーでもかまいません。

さて、カード保持者本人+家族3名が無料になると述べましたが、その3名のうちわけは、大人1名と12歳未満の子供2名です。もしあなたのお子さんが12歳を超えていたり家族総数が5名以上であれば、日本を出発前にJCBカードをもう1枚作っておくのがスマートですが、この情報をつかんでいなければ当然思いつきませんよね。
ちょっとややこしいですが、この場合はJCBカードの無料サービスと現金払いの合わせ技となります

・My son will pay in(with) cash. Here you are, $2.
(息子のぶんは現金で払いますから。はい、2ドルです。)

⇒アジア人一般が実際の年齢より幼く見えるとはいえ、明らかに大きな息子さんならばセコいことは考えず正直に運賃を払いましょうね。

・This card would cover four of us, and she’s gonna pay herself.
(このカードで4人分の運賃になりますよね。それで、彼女は自分の分を払いますから。)

⇒5人目がいれば、このように言ってみましょう。

楽天カード保持者ならお得

さあこちらもお得情報ですよ。いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの楽天カードですが、2017年8月についにワイキキ免税店内に「楽天ラウンジ」をオープンしました! 旅行メンバーの誰かが1枚楽天カードを持っていれば、同行者も人数制限なしでこのラウンジを利用できます。家族という縛りはなく、友人でもOKです。終日日本人スタッフが駐在しているので、すべて日本語で大丈夫です。

無料のおしぼりやソフトドリンク、コーヒーなどはもちろん、荷物の一時預かりや無料Wifiのサービスもあります。個人的には、ここのマッサージチェアがおすすめです! スタッフさんにマッサージチェアに挿入するコインをもらってくださいね。チェアが何台もあるので争奪戦にはなりませんからご安心を。 
さらに子連れには嬉しい授乳室やおむつ替えスペース、そしてキッズスペースと呼ばれるちょっとした遊び場まであります。「おさるのジョージ」などの子供番組の録画も流れているので、街歩きに疲れてぐずり出した子供も、ここなら休憩を兼ねて機嫌よく過ごしてくれることでしょう。パパさんママさんは、マッサージチェアで仮眠をとりたいところですが、これはあくまで夫婦交代でおこなってください。アメリカでは13歳未満の子供には常に保護者の監督が必要です。あくまで目の届く範囲に子供を置いていないといけませんから、両親とも眠ってしまうなんてご法度です。スタッフさんにやんわり注意を受けますので、念のためお心づもりを!
筆者は子供と離れてPCブースで情報検索をしまくっていたのですが、15分ほどずっとこのままだったのでスタッフさんが申し訳なさそうに、「すみません、ここはアメリカですから、一応はお子様のお近くにいてもらわないと…」と。はい、すみませんでした…!

さて、最後にもう1つ。一流メーカーApricaのベビーカーを最大7日間まで無料レンタルできるのも、楽天ラウンジのとても素晴らしいサービスだと思います。対象は3歳未満の乳幼児です。予約NGなのが唯一の難点ですが、ラウンジ開館時間9:30にばっちり到着していれば大丈夫でしょう。日中になると貸し出せる台数がもう残っていないこともあります。
残念ながら借りられなかった場合、ダメもとでご自身の滞在するホテルにないかフロントできいてみるのも手です。かのトランプ大統領の「トランプ・インターナショナル」や「シェラトン・ワイキキ」など一流ホテルにはだいたい用意があるようです。

・Excuse me, do you have a buggy rental service?
(すみません、バギーの貸し出しサービスはありますか?)
・How much is it for one day? / How much is it per day?
(1日の代金はいくらですか?)
・Could you tell me the closest shop to buy one?
(購入するのに一番近いお店はどちらになりますか?)

なにこの高額請求! おそるべしリゾート税

ハワイの洗礼といえば、そう、いわゆる「リゾート税」です。事前情報がないまま予約をした旅行者は、ホテルのチェックアウト時の請求金額に目玉が飛び出てしまうこととなります。
ハワイ州消費税4.712%とホテル税10.25%、そしてさらにリゾート税として1泊10~30ドルが請求金額に加算されます。もしリゾート税が1泊30ドルだとすると、7泊もしたら25,000円近くになりますね。家族で豪華ディナーができてしまう金額です。消費税とホテル税はまだ理解できるにしても、日本人の感覚からするとこのリゾート税にはちょっと合点がいきませんが…とにかくこれはホテル選びに大いに関係してきます!

例えば「アウトリガー・リーフ・ワイキキ」という4つ星ホテルには、1泊31.41ドルのリゾート税がかかる一方で、すぐ向かいに建つ「エンバシースイーツ・ワイキキ・ビーチ・ウォーク」という5つ星ホテルではリゾート税が珍しくかかりません。結果、同じ条件で泊まっても後者のほうが数十ドル分安いのです。
予約サイトでは単純な宿泊料金比較ではなく、総金額をしっかり確認するのがよいでしょう。リゾート税が各ホテルで統一した言い方になっていないのが検索者にとっては若干面倒なところですが、おおむね以下のような表現バリエーションです。

・resort fee(直訳:リゾート料金)
・resort charge(直訳:リゾート手数料)
・amenity fee(直訳:アメニティ料金)
・resort service fee(直訳:リゾートサービス料金)
・hospitality fee(直訳:おもてなし料金)
・Waikiki connection fee(直訳:ワイキキ接続料金*)

*市内通話はもちろん一部の国際電話まで60分通話無料になるなど、ワイキキのホテルは通話サービスが充実しています。

次に泊まるならコンドミニアム?

だいたい街を把握したところで、次回はリゾート税のかからないコンドミニアムに滞在するのもいいかもしれませんね! 自炊と洗濯をすることで滞在料金を浮かせたい、しかしビーチやプールでのアクティビティは我慢したくない、など、旅行者それぞれに異なる要望はあると思います。
予約サイトでは「キッチンあり」「洗濯機あり」「プールあり」など簡便なスペック表示はありますが、「で、コンロってガスなの?それともオール電化?」「洗濯洗剤は自分で買うの?」など、結局あなたにとって決め手となる情報が載っていませんよね。そんなときは臆せず直接コンドミニアムにメールで質問してみましょう。

・Do you have a laundry machine in a private room or in common room?
(洗濯機は個室内にあるんですか、それとも共用ルームにあるんですか?)
・Is the laundry detergent ready in the room?
(洗濯洗剤は部屋に備わっているんですか?)
・Is this house all-electric?
(オール電化の部屋になっているんですか?)
 ・Does the gas range have 2 burners?
(ガスレンジは2口あるんですか?)
・Do you have a pool exclusive for kids?
(子供用プールはあるんですか?)

ハワイの魅力は、必ずしも画一的ではありません。ロマンチックな海沿いの高級ホテルに泊まり、のんびり読書して過ごすもよし。コンドミニアムで仲間とワイワイBBQをするのもよし。お腹いっぱいグルメに興じてもよし。Make your own trip to Hawaii!

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