アフタヌーンティーというと思い浮かべるのは本場イギリス。
イギリスの文化が残るカナダでもたくさんの場所で、アフタヌーンティーを楽しむことができます。今回はトロントでおすすめのアフタヌーンティーができる場所をマナーとともにご紹介します。
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◾そもそもアフタヌーンティーとは!?
イギリスの貴族たちの間で1800年代中頃に始まった午後に紅茶と共に軽食やおやつを楽しむ習慣だといわれています。昼食と夕食の間の小腹が空く時間に、パンやお茶をいただき、仲間と語らいながら過ごしたのが始まりで、その後社交パーティーと発展し、礼儀作法などを学ぶ場とされていたそうです。
実は3種類あって、High Tea(ハイティー)は通常ダイニングテーブルにて、夕方くらいに軽めのディナー的なお食事としてサーブされます。ティーは強めのブラック、フードはお肉類(牛、豚、鶏肉などを蒸して冷やした後薄切りにしたもの)、ジャム、ティーケーキ、焼きたてのパン、ガッツリ系のサンドウィッチ、ポークパイなどです。
イギリスの勤労時間帯に起因しているといわれています。
Afternoon Tea(アフタヌーンティー)は通常High Tea(ハイティー)よりカジュアルで、応接間やサロンのカウチなどでサーブされることが多く、フードはケーキ、スコーン、タルト、サンドウィッチ等のフィンガーフードで、午後のちょっと特別で高級なスナックというイメージです。
ティーやフード以外にも、使っている食器などを含めて楽しみます。
Cream Tea(クリームティー)はティーとスコーン、ジャム、クロテッドクリームの組み合わせのごく軽いスナック的な存在です。筆者はAfternoon Tea(アフタヌーンティー)ではちょっとお腹に重いというときにこちらをよくオーダーします。
イギリスでは多くのカフェでもこのメニューがあり、どこでも気軽に楽しめるようになっています。
◾簡単なマナーを知っておくと便利
貴族ではないですし、そんな厳しいルールに従うの!?と思われるかもしれませんが、簡単な基本さえ押さえておけば問題ありません。せっかくの機会ですから、普段と違った気分で行くと楽しさも増しますね!
服装
優雅でお硬いイメージが強いですが、実はこれといった服装の決まりはありません。しかしホテルや由緒正しいティーサロンなどの少し特別感のある場では、いつもの普段着より少しきれいめな服装で行くのが無難です。
デニムやスニーカー、パーカーなどのラフすぎる服装を避ければ問題ないでしょう。
入店時
大きい荷物やかさばるようなコートなどがある場合は、クロークで預かってもらいましょう。
また、スタッフに着席するように進められたら、指定された席に座りましょう。そのときに、気を使って席を譲るのはマナー違反です。アフタヌーンティーの席順はあらかじめ決まっている場合も多いので、指示された席に素直に座るようにするのがスマートです。
お茶の注ぎ方と飲み方
一般的に、ティータイムの席では自分で注がず、スタッフの方などに注いでもらうのがマナーです。おかわりをもらう際は、ソーサーごとではなくカップのみを渡しましょう。
しかしスタッフの方が常に周辺にいない際は、各自で入れます。
基本的に紅茶は、カップとソーサーがセットになってでてきますが、紅茶を飲むときはソーサーを持ち上げるのはNG。カップのみを持ち上げて飲みましょう。
フードの食べ方
「サンドイッチ→スコーン→ペイストリー」という順序でいただくのが原則です。大抵3段の食器で提供されますので、下から上に攻めると覚えておきましょう。
◾トロントでおすすめのアフタヌーンティー
-いつもと違う特別感が味わえるのが魅力。ホテルでのアフタヌーンティー-
Shangri-La Hotel
季節ごとに変わるメニューに70種類のティーが楽しめます。食器やスタッフのユニフォームもアジアンテイストで統一されおり、ゆったり広々としたロビーラウンジでのひと時が過ごせます。High Tea(ハイティー=上記参照)だけあり、お食事系サンドウィッチのクオリティーが高いと有名です。
子供用のメニューも用意されており、彼らが好みそうなハムとチーズ、PB&Jサンドウィッチ、バナナローフのキャラメルソースがけ、レッドベルベッドパンケーキなどを取り揃えています。
The Omni King Edward Hotel
友人がシェフとして勤務しているので、なぜかお互い遠慮して実は行ったことがないのですが・・・
金土日の週末に提供しており、ロビーと中のティールームどちらかで楽しむことができます。24種類のティーを揃え、基本に忠実に従った形でサーブされます。
こちらもキッズメニューがとても充実しており、お子様連れで行くにはおすすめの場所です。
The Fairmont Royal York
1929年のオープン以来から親しまれている歴史あるこちらのアフタヌーンティー。ティーのセレクションこそ14種類とさほど多くはないものの、プロに厳選された茶葉はどれも一級品です。
こちらはサンドウィッチだけ別にサーブされるのが特徴です。
The Windsor Arms Hotel
90年の歴史を持つこちらのホテルでは、フレンチスタイルのベージュを基調にブラックをアクセントとしたお部屋、ぱっと目を引くパープルとゴージャスなシャンデリアのお部屋と2つの雰囲気の違うお部屋でアフタヌーンティーが楽しめます。
25種類のティーを揃えており、クレープやリゾットなどがサーブされるのもユニークな特徴です。
The Ritz-Carlton
お天気が良い日ならパティオでアフタヌーンティーが楽しめるこちらのホテル。すぐ近くにトロントのシンボル的存在であるCNタワーやSimcoe公園を望む眺めは抜群です。
2ヶ月毎にローテーションで変わるメニューは、毎回違うテーマ(the Alice in Wonderland=不思議の国のアリスなど)で楽しませてくれます。
-ホテルより気合いを入れなくても気軽に行ける雰囲気が魅力。パティセリーやカフェで楽しめるアフタヌーンティー-
T-Buds
失礼ながら店構だけ見たら、美味しいアフタヌーンティーのお店だとは言い難いのですが、中に入ってみるとびっくりこじんまりした小綺麗な店内でゆったりアフタヌーンティーを楽しむことができます。
夏はオリジナルのスパークリングアイスジャスミンティーをフードに合わせてオーダーするのもおすすめです。
Kitten and the Bear
元々はジャムを製造販売しているお店なんです。こちらではクリームティーを楽しむことができます。ホームメイドのスコーンと共に彼らの自慢のジャムをたっぷり堪能できますよ!お気に入りが見つかったらお土産として購入も可能です。
今回はトロントで楽しめるアフタヌーンティーをご紹介しました。
ここでご紹介した以外にも調べてみるとかなり多くの場所で提供されています。次回はちょっとしたマナーを覚えて特別感を演出するもよし、フード以外にタウ買われている茶器やお皿も是非チェックしてみてくださいね!
そして何より嬉しいのがどちらもフレキシブルにメニューの変更が可能。色々な人種、宗教の人々が暮らす街ならでは、またアレルギーに敏感な人々への素敵な配慮ですよね。
筆者の場合は好き嫌いでしかありませんが、ビーフとポーク、一部シーフードが食べられないため毎回メニューの変更をしていただいています。
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