海外在住者が日本一時帰国の際に経験した逆カルチャーショック

長年海外に住んでいると日本へ一時帰国した時に感じる”逆カルチャーショック”。
以前「思わぬ落とし穴!逆カルチャーショックへの対応」の記事でご紹介していますが、自分のことながら、生まれ育った国に帰ってくるのに、順応できなくて戸惑うなんてとても不思議な感じがします。
今回約2年半ぶりに帰ってきた筆者が体験したことをお話します。

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◾テレビ番組、広告編

– 相次ぐ長寿番組の終了
元々あまりテレビを見る方ではないので情報収集不足だったこともありますが、「笑っていいとも」、「SMAPxSMAP」、「とんねるずのみなさんのおかげでした」など、小さい頃から見ていた数十年続いた長寿番組が知らぬ間に終了していたことに驚きました。
また芸人、歌手、俳優なども新しい顔ぶればかりで、知らない人たちの方が多いです。今回も友人達の「あのドラマ面白いけど見てる?」、「あの俳優かっこいいよね」などの話題についていけない現象が、すでに起きています。

Hulu


– 日本と海外の広告に違いに気付く
同業の同じような商品でも、全く違う発想や視点から作られていることに気付きました。
日本ではキャラクターを起用して独自の設定を作り出したり、文字や音楽、ダンスなどの要素を盛り込み、観てすぐに分かる内容のものが多いのに対し、海外のものはシンプルでも、画そのものの裏に隠された製作者側の意図を読み取る必要があるものが多いように感じました。

◾子育て編

– 日本の子供達は礼儀正しい
今回の帰国にあたり、長男を私自身が通っていた幼稚園に入れました。
4月から通っている子達との時間差はあれど、きちんとご挨拶したり、自分で靴を履いたり、着替えができたりする同じクラスの子達を見て、親として恥ずかしくなりました。厳しく育てているつもりでしたが、本当にひとりで何もできない。日本語能力の向上、お友達と一緒に過ごすことでルールをきちんと守れる、好き嫌いを無くす、自立を促すといった目標を少しでも達成し、本人の自信につながればいいなと根気強く向き合いたいと思っています。

– 子供をチャイルドシートに乗せていない方が非常に多い
もし事故にあったら誰が子供を守れるのですか?、その車に搭載しているチャイルドシートは飾りですか?、道路交通法違反で警察に捕まらないのですか?と、思わず聞いてしまいたくなりました。
以前日本に一時帰国したママ友から話に聞いてはいましたが、実際に目の当たりにして衝撃を受けました。過剰反応しすぎなのかと自問自答しましたが、私には到底考えらない行為です。

– 授乳室が少ない上、ママ達への負担が大きすぎる
私はカナダでの出産、子育てしか経験していないので、日本のそれを知らないのもありますが、差し迫って必要な時は座る場所さえあれば授乳カバーを使って授乳する、ベビーカーの背もたれを倒してオムツ替え、主人に子供を任せる等、それほど気にしませんが、こういったときに違いを感じます。
場所にもよりますが、例えば有名デパートやショッピングセンターなどのびっくりするくらい、快適でとても綺麗なナーサリールーム。大きな施設なのに授乳室がたった2つ!?約10名ほどのママ達が赤ちゃんを抱っこして順番待ちをしている、ファミリールームがあるのに予約制!?、男性のお手洗いにはおむつ換えの台が設置されていないという現状に非常に残念な気持ちになりました。
その環境もだんだん良くなっているとは聞きますが、さらに子育てしやすい世の中になることを願いたいです。

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◾お出かけ編

– 無意識にテーブル会計をお願いしてしまった
しかも場所があのサイゼリヤです。言われた店員さんも困惑してしまうとともに、一緒にいた友人に大爆笑されてしまいました。
その時は本当に何も考えていなくて、店員さんを呼ぶためのボタンを押して、「お会計をお願いします」と言ってしまいました。5秒ほどの沈黙の後、店員さんは首をかしげながらテーブルに置いてあるレシートを指し「お帰りの際にこちらのレシートをレジまでお持ち下さい」と伝えてくれました。

– いつもお財布に現金がない
日本でもデビットカードが普及してきていますが、まだまだ網羅されていない場所がほとんど。カナダではどこのお店でも大抵使えるため、あまり現金を持ち歩いたことがありません。
お買い物、美容院、ネイルサロンなどのお会計時、お財布に現金がなくて焦りました。その時はカナダで作ったクレジットカードを持っていたので使用しましたが、現在あまりレートが良くないため後の請求が怖いです。

– 美容院でチップを渡してしまいそうになった
高校生の頃からずっとお世話になっている美容師さん。今回も帰国直後にお願いしたのですが、お釣りを受け取らずにそのまま帰ろうとして「ここはカナダじゃないから、いらないよ」と笑って突っ込まれました。

– 店員さんに挨拶
欧米ではお店(飲食店、洋品店、スーパーマーケット等)に入店する際など、必ず店員さんにも挨拶をするのが鉄則です。その延長で日本でも「こんにちは」、「ありがとうございます」等口から出てしまいますが、他の方が何も言わないのを見て、ハッと気付きました。

– 屋内での喫煙がOK
以前に比べたら各所での分煙や2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて東京都議会で屋内全面禁煙が可決されるなどの動きが出てきましたが、レストランやカフェなどで「禁煙、喫煙席どちらをご希望ですか?」と聞かれることにとても違和感を覚えました。
その反面、路上喫煙が条例で禁止されている場所が多いため、欧米に比べると歩きタバコをしている人口はとても少ないので、子連れやタバコ嫌いな方にとっては良いと思います。

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◾運転編

– 夫婦揃って道路を逆走
カナダと日本、車のハンドルや車線が逆なのです。そのため車に乗り込む時は運転席と助手席を間違えたり、前に走行車がいない時や右折や左折をした後にどちらの車線を走るべきか分からなくなり、反対車線に侵入してしまうこともしばしば。もはや怖すぎて運転できませんね。

– 道路標識の意味を忘れる
運転していてあやふやだったので、すぐに検索し意味を確認、さらにはクローゼットにしまってあった教本を取り出しいつでも見られるように車に積み込みました。

◾お買い物編

– 全てが小さい
スーパーマーケットの商品のパッケージ、ポーションが全て小さい上に、お野菜や果物の値段が驚異的に高いことにショックを受けました。現在実家に滞在しているため、お家にいるときは食事の支度を引き受けていますが、家族6人全員分、冷蔵庫にも入りきらないのであまりまとめ買いもできず、毎日でもお買い物に行かないと追いつかない状態でした。

– 接客業の細やかな気配り
試着したものお会計のためにレジに持っていくと「裏に新しいものがありましたので、こちらをお持ちください」と新しいものを出してくれる、雨が降った日は購入したものが濡れないようにビニールをかぶせてくれる、コンビニでは何も言わずに暖かいものと冷たいものを分けて袋に入れてくれるなど、「あぁ、これだよね。日本に帰ってきたと実感する時」という王道です。

海外在住7年目。筆者が今回の一時帰国で体験した逆カルチャーショックのご紹介でした。
カナダにいれば「いつまでも日本人ぽくって染まらないよね」と言われつつも、やはり実際に日本に帰ってきてみると、自分が置かれている立場や状況、取り巻く環境の違いに驚かされることばかりです。次の帰国はまだ未定ですが、帰ってくるたびに新しいことを見て、学び、吸収できることがとても楽しみです。

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