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暑い夏、気温のことをイロイロ言ってみよう

「異常気象」と叫ばれて早や四半世紀、21世紀もほぼ毎年のように自然の猛威に生活をおびかされている人が少なくありません。日本では、埼玉県熊谷市や岐阜県多治見市といった内陸部における日中の最高気温が常に関心の的ですね。今回は暑さをテーマに、さまざま英語表現を一緒にみていきましょう。

「毎年こうじゃない、たまたま今年は…」はこう表現する

さて筆者は本サイトのライター業以外にも、通訳ガイドとして訪日外国人を案内する仕事もしています。たとえば6月末にもかかわらず気温が30℃を超えてしまえば、それがわれわれ日本人にとっては「まれなこと」として認識できていても、外国からのお客様には「日本の夏は暑すぎる、もう来たくない」なんて思われかねません。本来ならば避暑地である軽井沢でさえも、関東とほとんど変わらない暑さを記録したことだってあります。
観光業従事者にとっては、気温は大きなテーマです。「この暑さ、今年たまたまなんですよ!」「いつも毎日こうってわけじゃないんです!」と、申し開きのようなことを何度も何度も繰り返しお客様に伝えてきました。たとえばこんなふうに、です。

【例】

It looks like the top season of summer! Never had I expected this heat today.

(まるで真夏のようです! 今日がまさかこんな暑さになるなんて思いもしませんでした)

It’s unusual in Japan that we turn on the air conditioner in this season.

(こんな季節から冷房をつけるなんて、日本ではあまりないんです)

Normally it’s still in the middle of rainy season but somehow it doesn’t rain these days.

(通常だとまだ梅雨なんですが、どういうわけか最近雨は降りませんね)

You’re lucky! Cold noodle is available at this restaurant now, much earlier than usual.

(ラッキーですよ!例年だとまだ冷たい麺はメニューにないんですが、今日はあります)

地球温暖化現象について

ご存じのとおり、地球の平均気温は年々上昇傾向にあります。この地球温暖化現象(global warming)と人間の生産活動(human activities)との関連性についてあなたはどう思いますか? なんて、高校生向けのある検定のスピーキング部門ではよくとりあげられるテーマです。
ポイントとしては、おおむね次のようなことが言えれば大丈夫です。

The global warming is caused by the green house effect. And this green house effect is caused by human activities such as deforestation. 

(地球温暖化は温室効果によってもたらされる。この温室効果というのが、森林伐採など人間の生産活動によって引き起こされるものだ)
そう、そしてこの温室効果(green house effect)について自分の口で語ることができたらかなりカッコいいのですが、ひとまずこういった口述試験で求められるのは受験者が持っている知識量ではなく、「どう思うか・どう考えるか」の部分ですから、二酸化炭素を排出し続けながらもさらなる繁栄を願ってやまない人間のわがままさに触れたり、生物多様性をおびやかし今や生態系にも大きなダメージを与えてしまっていることに触れたりできればまず合格点でしょう。
そして、「気候変動枠組条約締約国会議」の英訳である「COP」は要チェックです。この3文字は英字新聞でご覧になったことがある方もいらっしゃるでしょう。これはサミットと同じでさまざまな都市で開催されるものですが、1997年に京都で開かれた会議「地球温暖化防止京都会議=COP3」で採択された「京都議定書」は有名ですね。先進国がCO2などの温室効果ガスの削減目標を「数値化」したのはとても画期的なことです。

「あつさ」にもイロイロ

さて、以下はリラックスモードでまいりましょう。日本語の「あつい」を漢字に直すと「暑い」と「熱い」がありますね。この差は明らかで、気候については「暑い」を用い、飲食物の温度や人間のエネルギーなどを表現するときに「熱い」を用います。英語では単に「hot」ではあるんですが、実は形容詞をともなってこんなに豊かなバリエーションがあります。
【例】
be melting hot(とけるように暑い)
be scorching hot(焼け焦げるように暑い)
be piping hot(煮え上がったように暑い)
be boiling hot(沸騰したように暑い)
be sizzling hot(鉄板でジュージュー焼かれたように暑い)

暑さの正体は湿度だった!

単に温度だけではかれないのが「暑さ」というものです。30℃を超えてもカラっとしていればなんとか我慢できる程度だと思いますが、これが湿度60%を超えてくるといわゆる「蒸し暑い」ということになります。湿度が増せば不快指数がぐっと上がってくるのです。
以下のものは、湿度に視点をおいて「暑い」と表現した場合のバリエーションです。
【例】
be humid(湿度が高い、じめじめしている)
be muggy/damp(ひどくじめじめしている)
be sticky(汗でべとついている)

エアコンの温度設定はこう言う

 さて、「エアコン」を英語で何と言いますか? そうです、air conditioner です。これを略して「エアコン」であることは当然ご存じだと思いますが、実はこれは和製英語なのでネイティブには通じません(「リモコン」と言っても通じないのと同じです)。英米圏では、エアコンを「エーシー」と言います。パソコン、つまり personal computer を「ピーシー」と言うのと同じ感覚ですね。
そして、ここに特筆すべきなのはこの「エーシー」とはおもに冷房を指します。なぜなら英語で暖房はheaterだからです。では、cooler なら冷房なんでしょうか? いえ、coolerだと飲み物を冷やしておくためのボックス状の”あれ”を指します。キャンプやBBQなどに持っていきますよね。ぜひ覚えておいてください。
 さて、エアコン(冷房)にまつわる表現をいくつかシェアいたします。
【例】

Can you turn on the air conditioner? It’s hot in here.

(冷房つけてくれますか? 部屋の中が暑いですから) 

Can I turn off the AC?  It’s getting too cold.

(冷房を切ってもいいですか? 冷えすぎているようです)

Please turn up the AC.

(冷房の設定温度を下げてください)
*つまり、効きの強度を上げてほしいからupなんですね

May I ask you to turn down the AC?  I’m cold.

(冷房の設定温度を上げてくださいますか? 寒いんです)
*こちらの場合は逆に、効きの強度を下げてほしいからdownです

Did you set the AC at(to) 27℃?

(冷房の設定は27℃にしてくれましたか?)

さあ、暑さ関連のボキャブラリーはばっちりですね! 日本人の口から「ニッポンの夏」が語られれば、とても説得力がありますよ。何かの機会でぜひ「ニッポンの夏」を外国人のお知り合いに紹介してみてください。heat stroke(熱中症)にはくれぐれもご注意を!

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