先進国初!カナダのマリファナ合法化について考える

先日2018年10月17日より、ついにカナダで先進国で初めてマリファナが合法化されました。
世界では2013年に国全土で合法化されたウルグアイに次いで2番目です。イケメン首相、きちんと有言実行してくれましたね!
この記事にたどり着いた皆さんはおそらく英語学習や海外などに興味があり、以前または今後お仕事、留学、旅行などで海外に行かれる予定があるか、海外と何らかの関わりがあると推測します。
皆さんはマリファナに対してどのようなイメージをお持ちですか?合法化に対しても賛成派、反対派、きっと人それぞれ思うことはあると思います。日本では身近でない分、不透明な部分が多くマイナスイメージが強い印象を受けますが、これからカナダに渡航予定の方は不安ですか?、カナダがなぜ合法化に踏み切ったのか?マリファナを使用するメリット・デメリットは?など、今回はそこも含めて徹底解剖していきましょう。

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◾そもそもマリファナとは?

– マリファナ(大麻)の正体は麻科の大麻草
大麻を乾燥させたもので、これをタバコのようにして吸煙します。大麻に含まれるテトラヒドロカンナビノール(THC)と呼ばれる物質が、脳にあるカンナビノイド受容体に結合することで、幻覚作用や多幸感をもたらすと言われています。

– 日本とは違うマリファナに対する認識
北米での合法マリファナの市場はすでに100億ドルを超えると言われています。
許可を得て販売している店舗などで使用したり、お祭りなどの時に街を歩いているとタバコのように気持ちよさそうに吸っている人々を多く見かけます。また420(フォー トゥエンティ=大麻を表すスラング)に関連して、毎年4月20日はマリファナデーと称して、デモをしたり、吸煙したりとお祝いをしたりもするんです。
2018年の国の調査によると、15歳以上のうち14%に当たる420万人が、過去3ヶ月以内にマリファナを吸ったことがあると回答し、そのうち56%が毎日、または毎週使用しているそうです。
このようにかなり身近にあること、また医療用として多く用いられていることもあり、日本ほど悪いイメージはないように感じます。

– 危険性はアルコールの1/114
なんとも細かい数字!!
科学専門誌ネイチャーに記載された研究結果によると、高リスクに分類されているアルコール、ヘロイン、コカイン、タバコに対し、マリファナは低リスクに分類されています。

JTB

◾カナダのマリファナ事情

– ドクターがマリファナを処方してくれる!?
元々カナダでは医療目的としてのマリファナ所持、使用は2001年より合法化されていました。
医療用は大麻に含有されるテトラヒドロカンナビノール(THC)やその他のカンナビノイド、あるいは、それらに類似した構造を持つ合成カンナビノイドを利用した生薬療法のことで、鎮痛作用、催眠作用、食用増進作用、嘔吐の抑制等の効果があります。
また既存の治療薬に比べて副作用が少なく、法的規制の問題を除けば製造・入手が容易で安い、薬効成分が多様なため、患者個人の病状に合ったものが見つけやすい等の利点があります。
これらの理由でドクターが必要な患者に対して、処方してくれるのです。

– 州ごとによって違うルール
カナダ全土でこの新しい法律が施行されるものの、マリファナの生産・流通・販売に関するライセンス、使用場所、自宅での栽培に関するルール等は各州に委ねられているため、今後渡航予定の方などは、ご自身が行かれる州のルールをしっかりと確認する必要があります。

– カナダがマリファナ合法化に踏み切った理由

※以下ジャスティン トルドー首相のツイートを抜粋
It’s been too easy for our kids to get marijuana - and for criminals to reap the profits. Today, we change that. Our plan to legalize & regulate marijuana just passed the Senate. #PromiseKept

政府が関与してきちんと規制を設けることにより、今までのように子供達が簡単に手に入れることができる環境をなくし、販売経路などを断つことにより犯罪者達がそれによって利益を得ることを防ぐため

今後の動きとしては、国や州に認可されたお店でマリファナの購入が可能になります。これにより、IDによる年齢確認を行うことが義務付けられるので、政府として管理がしやすくなります。
また、今まで年齢確認などをせずにマリファナを販売していた闇取引や犯罪業者が激減すると予想されます。
さらにはマリファナの税収も期待ができます。2017年のマリファナの売上額は約57億ドル。現在はその約90%以上がブラックマーケットでの消費と見られているため、合法化することにより闇取引が無くなり、税収が見込めるということです。

– マリファナ合法化の懸念材料
所持・使用が合法化される年齢が25歳から18歳に引き下げられたことで、成長期にマリファナが及ぼす影響などを考え、反対している政治家もいるようです。
使用後の短期的な影響として、中枢神経を麻痺させる働きがあるため、運転能力、学習能力、記憶力などに支障が出る恐れがある、現実と非現実が分からなくなり、被害妄想を抱く危険性があることが考えられます。
長期的な影響として、肺を痛めて呼吸困難になったり、精神に影響が出たり、10人に1人の割合で中毒になる可能性があります。
上記の点を踏まえ、各自治体、団体、企業などは、自動車等の運転の規定や取り締まり、職場での使用、借家での栽培の取り決めで、頭を悩ませているようです。

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◾海外にいるからという油断は禁物!!

カナダに来たから、周りがみんなやってるしなどという考えは捨てましょう。
日本の大麻取締法では、大麻所持罪や大麻譲受罪については、刑法第2条に従うと規定(大麻取締法24条の8)しており、刑法2条では「この法律は、日本国外において罪を犯したすべての者に適用する」とあります。
マリファナ入りのブラウニーやクッキーなどが手に入る場所もありますが、間違っても面白半分でお土産として持って帰ろうなどと思ってはいけませんよ!

◾マリファナに関する英語

俗にはmarijuana、cannabis、weed、potなどと呼ばれています。

前者2つは以下のように使います。
Mrijuana/Cannabis has been legalized in Canada.:カナダでマリファナが合法化されました

後者2つはスラングなので親しい間柄などで使うことがありますが、目上の人や公的な文書で使用することは避けましょう。
He/She is stoned by the weed.:彼/彼女はマリファナでキマっちゃってるね
Stoned=ハイになる、(薬やアルコールなどで)酔っ払うという意味で使います。

これから自分、または家族などが渡航予定で不安を煽られた方も多いと思います。筆者自身、現地で子育てをする身として、「マリファナ合法化」の文字だけを見て不安になりましたが、きちんと政府の意図をきちんと理解することにより、納得できた部分もあります。
現在のところ多くの州政府は慎重な姿勢をとっており、大麻入り食品などの解禁は1年先としたほか、大麻の供給体制も厳格に管理。カナダ最大の都市トロントのほか、バンクーバーでは大麻小売店はまだ開店していないらしいと聞きます。
今後この政策がうまく機能してくれることを願いたいですね。

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