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政府や企業から留学を支援してもらえる”トビタテ留学”って?

文部科学省でなく、ソフトバンクや三菱商事をはじめとする数々の企業が支援に参画して、始まった”日本から、もっとグローバル人材を輩出する”ことをスローガンとした『トビタテ留学!JAPAN』。オリンピックが東京に誘致される2020年に向けて、グローバルな若者を増やし、日本の枠を超えて、世界中あちこちで日本人が活躍する未来を作る為に、政府と企業が一丸となっているプロジェクトなのです。プログラムによって様々ではありますが、その内容は留学生たちが留学前にそれぞれの目的を明確にし、プラニングを行い、認定を受けた人たちが、補助金の支給を受けることができます。筆者が、学生の頃には、10人友達がいたら、3,4人は短期(2週間程度)から長期(1年)まで、留学経験を持っているものでした。しかし、実際には、語学学校で”海外風”な勉強はできるものの、少し英語ができようになるに過ぎなかったところもありました。

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出典:http://www.tobitate.mext.go.jp/
プログラムを使って、留学生たちはそれぞれのテーマに即した留学を実現し、実りある体験を手にしています。カリフォルニア州のUCLAに留学した女性は、現地での語学や文化の企画に積極的に参加をすることで、就職後も英語学習プログラムの開発に勤めています。また、バングラディッシュの貧困に向き合った男性は、貧困国での教育問題を解決する為の社会起業を果たしました。

本日は、筆者が暮らしているサンフランシスコで、実際に”トビタテ留学”を使って、日本から飛び立ってきている山崎大志さんにお話を伺う機会をいただきましたので、独占インタビューを公開します。

ーーー どこで”トビタテ留学を知り、またどうして応募しようと思いましたか?
大学3年生の時に、ITベンチャーでインターンをしていました。5日間の短期的な内容のものではあったんですけど、そこで一緒に参加していた人と話した時に、存在を知りました。その時は、留学をしようと考えていなかったんですけど、チャンスがあればしたいとは思っていて。聞いた時に、「これがチャンス!」と。

ーーー 山崎さんは、どんなテーマで飛び立ってきたんですか?
「東京、バンガロールとシリコンバレーでIT修行」です。


ーーー 修行ですか!武士みたいですね、もっと詳しく教えてください。
現地で活躍をしている起業家が作った会社に、実際にインターンをしました。私は日本で働いたこともありますが、日本では会社に入った時点であらゆるものが用意されています。例え、スタートアップであったとしても、最初の段階で”会社を動かす”為の用意は揃っています。しかし、インドでは全てが0から始まります。電気はどうするのか、食事はどうするのか、そうした生活的なところから創造されていく過程にはダイナミズムを感じました。シリコンバレーでは、それとは逆に、スタートアップでも夢のようなオフィスで働いていたり、著名な起業家や投資家がうろうろしています。環境が、その企業を作るのだと、肌で感じてきています。

ーーー トビタテ留学でよかったことってありますか?
私は2期生なんですが、ともに世界あちこちで自分を試してみる志の高い同期ができたり。同窓生としてのタテのネットワークも活発である為、なにか困ったり、やりたいことができる相手がいるのは心強いですね。

ーーー 今から”日本に飛び立とうとしている”後輩に向けて、一言お願いします。
世界は思ってるほど、変わらないです。どこも一緒です。だけど、自分のやりたいことのメッカに飛び込むことで、その微妙な違いを確信することで、自分を変えることができます。トビタテという言葉は、私は好きです。その言葉は、迷っている自分に勇気をくれるからです。

トビタテ留学を通して、これから世界を股にかけて活躍する人材が増えてきますね。これから、日本がそういう雰囲気になっていくには、良い風潮ですね。もし、機会があればあなたも飛び立ってみるのはいかがでしょうか。

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