長期休暇を活用した短期留学を成功させるために!知っておきたい短期留学のメリットとデメリット

海外での生活に対しての期待や非現実的感覚から、どうしてもメリットばかりがフォーカスされがちですが、短期留学には意外な盲点もあります。

前回は「長期休暇を利用しての短期留学のススメ」について書きましたが、今回はまだ迷っている方のために、筆者の経験から短期留学のメリットとデメリットを考えてみます。

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■短期留学のメリット

◉生活スタイルを大きく変える必要がない。
特に長期休暇を利用した場合は、会社を辞める、学校を休学するなど自分の今までに生活を変える必要がないので、帰国後の心配をしなくて済みます。

◉カスタマイズできる。
がっつり勉強したい、観光もしたい、現地ならではのアクティビティに参加したい、滞在先はシェアハウスが希望等、目的によって内容をカスタマイズできるのも短期留学の魅力です。
海外初心者で不安、下調べが面倒という方は、留学エージェントが用意しているお任せパック(航空券、空港送迎、学校、ホームステイ、アクティビティ等がセットになったコース)がオススメです。

◉限られた時間の中で、集中して学ぶことが出来る。
全員に当てはまるとは限りませんが、長期留学者や移民などにありがちなのが「まだ時間がある」ことに安心し、学習を怠ってしまう方が多いです。
逆に短期留学者の場合は「限られた時間の中でどれだけ吸収して帰れるか」が常に頭のどこかにありますので、集中して学習に取り組む方が多いです。

◉ビザの取得が不要。
北米、ヨーロッパ、オセアニアなどの国に行く場合、日本のパスポート保持者はビザの取得が不要(観光ビザでOK)な国が多いので、面倒な手続きがありません。

◉海外の生活様式や文化に触れることができる。
短期でも、学校が終わった後や週末などを利用して観光地や郊外まで足を伸ばしてみたり、友人やホストファミリーとの交流などを通して異文化に触れることができます。

◉帰国後のモチベーションにつながる。
「滞在中すごく充実して楽しめた」、逆に「思い描いていたものと違い打ちのめされた」とその方の元々の性格的なものや体験内容によって、留学後の感じ方は様々です。
どちらに転ぶにしろ、新しい発見や次への課題を考える良い機会になり、モチベーション維持にもつながります。

■短期留学のデメリット

◉やっと慣れてきたところで帰国
聞き取れなかったことが少しずつ理解できるようになり、つっかえずにスムーズに話せるようになってきたなど、手応えがつかめるようになってきたと感じるギリギリのところで、帰国せざるをえません。正直なところ、数週間の短期留学では完全な語学習得は不可能です。

◉生活習慣に馴染めないストレス。
慣れない土地や知らない人達。食べ物も違えば、時間にもルーズ。
ましてや言葉が通じない!!「語学を勉強しに来たのにその愚痴!?」と突っ込みたくなった、筆者自身も感じた素直な気持ちです。

◉孤独に打ち勝てず、仲間同士で固まってしまう。
上記にもあるように知らない土地や人。その中で、同じ言語で気持ちを共有しあえるのはとても心強いです。しかし、気付いたら周りは日本人だらけで、自分はいったい何しに来たんだろう?となることもしばしばあります。

◉ネイティヴスピーカーとの接触機会が少ない。
もちろん街にはたくさんいます。しかし普通に生活しているだけでは、学校のインストラクター、スーパーやカフェの店員さん、レストランのウエイターさん達のと決まった会話以外、なかなかネイティヴと直接話したりする機会はありません。自分からある程度積極的に動いて(話しかける、出かける等)ないと、難しいのが現状です。

◉自分の価値観が邪魔をする。
これは経験値によって変わってきます。
社会経験のない若い学生さんに多いのが「生活環境の違いからくるストレスで挫折しそうになる」、ある程度経験も知識もある社会人の方に多いのが「自分は、前は、日本はこうだからと比べてしまい、他の方の意見を素直に受け入れられない」というパターンです。

■まとめ

短期留学のメリットとデメリット。
「捉え方によって短所は長所に変わることもある」ということで、筆者の意見とは真逆に感じる方もいるかもしれませんが、今後の留学を考える上での一意見として、参考になれば幸いです。
こちらの点を踏まえて、次回は「短期留学中の限られた時間の中でできること&やるべきこと」を考えてみたいと思います。

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