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CNNが選ぶドイツの「これが世界一!」7選

 ドイツの魅力は何だと思いますか?旅行したことがある人は、フレンドリーな国民性、歴史、そしてもちろんビールやグルメも大好きでしょう。今回は、ドイツのCNN支局が選んだ「ドイツ人が世界一よくできること」から7つをご紹介します。

 では、CNNの独断による紹介を読みながら英語を勉強しましょう。(英文は、”11 things Germany does better than anywhere else” CNN.com 2016/3/29)

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1.水と大麦とホップを混ぜる技術

 ドイツのビール消費量は、ヨーロッパでチェコに次いで2番目ですが、この国で「ビール」として売られているものは、水と大麦とホップ(water, barley and hops)だけで作られています。これは1516年に制定された法律で定められています。

・barley:大麦
・brewery:醸造所
 米メジャーリーグの「ミルウォーキー・ブリュワーズ」は、ミルウォーキーが「ミラー」などで知られる世界的なビールの生産地であることから付けられた名前ですね。

2.国内の鉄道網(Getting from A to B)

Germany’s excellent rail network is mostly still state-owned. German trains are generally on time — or at least within five minutes of schedule. There are high-speed ICE trains linking major towns and cities at up to 300 kph.
 ドイツの素晴らしい鉄道網はほとんど国営だ。ドイツの鉄道は通常時間通りに運行され、少なくとも5分以内の遅れでは走っている。高速のICEは最大時速300キロで大都市をつないでいる。

・state-owned:国有の
・on time:時間どおりに
・ICE:インターシティ・エクスプレス(ドイツの高速列車)

You can try doing that in a BMW — some of our autobahns have no official speed limit — but you’ll be taking the train home when the engine gives up.
 高速で移動したければBMWでもできる。ドイツのアウトバーンには制限速度のない区間もあるからだ。しかしエンジンが悲鳴を上げてしまったら帰りは列車を使う他ないだろう。

・autobahn:アウトバーン(ドイツの高速道路)
・give up:降参する

◆ give up
 句動詞give upの使い方をいくつかご紹介します。
(1) 断念する、あきらめる
  I gave up trying to get everything into one suitcase.
   1つのスーツケースに全部詰め込もうとするのはあきらめた。
(2) 途中でやめる、あきらめる
  He got sick and had to give up his job.
   彼は病気になって仕事を辞めなければならなかった。
(3) 習慣などをやめる
  Bill gave up smoking last year.
   ビルは去年たばこをやめた。
(4) 手放す、放棄する
  When I lost my job, I had to give up my house.
   失業した時に私は家を手放さなければならなかった。

3.水のある生活(The life aquatic)

 あるランキング誌によれば、素晴らしい環境で泳げる湖と川の数でドイツはヨーロッパの国の中でトップです。ドイツ人はウォータースポーツが大好きで、セーリング、サーフィン、ウォータースキー、水泳、カヤック乗り、カヌー、ウィンドサーフィンなどに目がありません・・・どんな天候でも出かけていきます。

・aquatic:水の、水に関する

4.人前で裸になる(Taking our clothes off in public)

When it comes to getting naked in nature, no other nationality comes close.
 自然の中で裸になることにかけては、ドイツ人は他の追随を許さない。

・take off:〜を脱ぐ
・when it comes to〜:〜のこととなると
・come close:心の病

 ビーチで裸ないしトップレスとなった経験は、男性がドイツ、女性がオーストリア(なぜかどちらもドイツ語圏)が1位だそうです。

5.パンを焼く(Baking bread)

Each region has its own variations — there are more than 1,500 — ranging from dark and heavy rye breads in the north to lighter wheat breads in the south.
 地方によりさまざまだが、全国で1500種類以上のパンがある。色が濃く食べごたえのある北部のライ麦パンから、より軽めな南部の小麦パンまで多岐にわたる。

・range from A to B:AからBまで多岐にわたる
・rye bread:ライ麦パン
・wheat bread:小麦パン

6.官僚制(Bureaucracy)

Germany has an abundance of laws controlling almost every aspect of life. While this amount of over-regulation might seem to make us inflexible, it’s what gives us our reputation for being efficient.
 ドイツには生活のあらゆる面を規制すると言っていいほど大量の法律がある。規制過多なためにドイツ人は融通が効かないのかもしれないが、ドイツ人は効率的だと世界的に認められているのもこのためだ。

・abundance:大量
・aspect:面、局面
・inflexible:融通がきかない、柔軟でない
reputation:名声

 ドイツでうっかり赤信号を渡るとひんしゅくを買います。ごみ分別は厳格で、家庭に4種類のゴミ入れは常識。間違って入れると罰金の恐れがあります。また「社会秩序省」という役所まであるという生真面目な体質が、ヨーロッパで最も失業率の低い国を作っています。

7.パーティーで騒ぐ(Getting down)

 世界でカーニバルといえばブラジルのリオが有名ですが、ドイツ各地で11月に行われる「Karneval」(carnival)も国を上げての大騒ぎです。特に、大規模なパレードが行われるバラの月曜日(Rose Monday)には、仮装や伝統的な民族衣装でパーティーやパレードを1日中楽しみます。

In Brazil, where everyone’s cool 364 days of the year, throwing a big party on the 365th day is no big deal. In Germany, where everyone is serious 364 days of the year, throwing a big party is a massive deal.
 ブラジルでは誰もが年中楽しくやっているので、ある1日に盛大なパーティーがあっても特別なことではない。ドイツでは364日間生真面目に過ごしているので、(バラの月曜日の)パーティーはそれこそ一大事だ。

・throw a party:パーティーを開く
・a big deal:大変なこと、重大事
  This is not such a big deal.
   そんなに大したことではない。
・get down:(特にパーティーやダンスを)楽しくやる

◆ get down
 句動詞get downの使い方もいくつかご紹介しておきます。
(1) 降りる(下りる)
 He climbed a tree but couldn’t get down.
  彼は木に登ったが降りられなくなった。
(2) 行く、来る、訪ねる
 I get down to Osaka about once a month.
  私は1ヶ月に1回ほど大阪に行く。
 Can you get down to see me this afternoon?
  今日の午後私に会いに来られる?
(3) テーブルを離れる
 I’ve finished. May I get down?
  食べ終わったのでテーブルを離れていい?

いかがでしたか?
ドイツ旅行する機会があったら、ぜひ思い出してくださいね!

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