Canは「出来る」だけじゃなかった! こなれた会話に使えるフレーズ

こんな時にこんなフレーズ
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英語で「○○出来る」というときに使う頻出単語「Can」。実は、普通に使うだけでなく、会話の相づちやちょっとしたコメントにも使える、Can を使った便利なフレーズというのがたくさんあります。
どれも、日常会話でよく使われるものばかりです。自分から語る英語にあまり自信が持てないとしても、バラエティ豊かな相づちを次々と打ち出せるだけで会話は驚くほど盛り上がるものです。
この記事を読んで、相づちの引き出しを一気に増やしましょう。

私たちが知っている、普通のCanの使い方

何かが出来るというとき、最も一般的な単語です。普段はよく次のような使い方をしますね。

・I can drive a car.(車を運転できます。)
・I could eat more.(もっと食べられました。)
・She can speak three languages.(3ヶ国語を話せます。)

何かをしていいですよ、と許可を示す意味もあります。

・You can go now.(もう行っていいですよ。)
・You can drive if you have the license.
(免許を持っているなら運転していいですよ。)
・He can only travel if his boss permits.
(彼の上司が許可するならば、彼は旅行に行くことが出来ます。)

上の例では人が主語になっていますが、モノや現象を主語にすることも出来ます。

・Problem like this can be solved easily.
(このような問題は簡単に解決出来ます。)
・The weather can change anytime.
(天気はいつでも変われる=いつ変わるか知れない。)
・It could be much better.(もっとマシになれたのに。)

会話に便利なCanを使ったフレーズ

さて、このCan を使った定番フレーズ、映画やドラマのセリフで聞いたことがあるものも少なくないのでは? これぞ使える!というものを早速挙げていきましょう。

You never can tell.
先のことは分からないという意味でよく使われます。同じ調子でYou never knowやOnly God knowsなんていうのもありますよね。

・We may look like we are losing but you never can tell!
(今は私たちが負けているように見えるかもしれないけど、先は分かりませんよ!)
・The proposal might be approved but you never know.
(提案が認められるかもしれないけど、まだ分からないですからね。)

さらに他にも、Who knows? もありましたね。

・My friend said it will be fine but who knows?
(友達は、大丈夫だよといったけど、そんなこと分からないじゃない?)
・Who knows he’ll be arriving in an hour? We are waiting since morning!
(あと一時間で彼が到着するなんて知れたものかね? 僕たちは朝から待っているんだからね!)

How can you tell?
そもそも、何でそんなこと言えるの?といいたいときは、この質問です。相手が何か不確定なことを言ってきたら、このフレーズで聞いてみましょう。代わりにWhy do you think so? ということも出来ます。

・He is smiling but I think he is so upset inside.
(彼は笑顔にしてはいるけど、内心かなり腹を立ててると思うな。)
・How can you tell?
(何で分かるの?)

「私には分かりません」というときは、I can’t tellです。I don’t knowの代わりに使えますね。

・I can’t tell at all.(私にはまったく分かりませんね。)

I can tell you!
それは本当ですよ、と強調するときに使うフレーズです。

・That’s a strange story. I can tell you, you shouldn’t believe that!
(それはヘンな話だね。そんなの絶対信じちゃダメだよ!)
・You don’t need to worry. I can tell you, everything‘s going to be all right.
(心配することないですよ。すべてうまく行くと保証します。)

Can’t complain
仕方がないと言いたいときはこれです。「満足ではないけど、まあこんなものだろうから、これ以上のComplain(不平・不満をいうこと)は出来ないよね」という意味です。

・Well, I can’t complain. At least it's done.
(まあ、とりあえず出来上がったのだから文句はいえないですね。)
・How can I complain I know how hard he worked!
(彼があんなに頑張ったの知っていながら、文句なんか言えるはずないでしょう!)

What can I do for you?
「いらっしゃいませ」と訳されることも多いこのフレーズ。文字通りの意味は、「あなたのために何をいたしましょうか?」です。お店に入ると店員さんからこのように声を掛けられますね。日本語のいらっしゃいませとは違って質問になっているのでも分かるとおり、返答を返す必要があります。

・No thank you. I'm just looking around for today.
(ありがとうございます。今日は見るだけです。)
・Yes, I'm looking for a fancy dress for new born baby. Do you have anything to recommend?
(新生児用の素敵なドレスを探しているのですが、何かおすすめはありますか?)

その他にも、
Can I help you?
May I help you?
Could I help you?
Could I assist you?
How can I help you?
などなども、店員さんがお客様に対して聞くものです。上と同じように返事を返しましょう。

Can’t be better. / Couldn’t be better.
これ以上良くなれない、つまり最高であるという意味です。

・My life can’t be better!(人生で最高に幸せだ!)
・This is really a great work. It can’t be better.
(これは傑作だ。これ以上のものはないだろう。)

Can’t be worse. / Couldn’t be worse.
こちらは逆に、あまりに悪すぎてこれ以上悪くなれない=最悪だということです。

・Let’s keep a hope. It can’t be worse.
(望みを持ち続けようじゃないか。もうこれ以上悪くなることはないのだから。)
・It looked like it couldn’t be worse.
(それはもう最悪のように思われた。)

I can’t thank you enough.
人への感謝を伝えるのによく使われるフレーズです。日本語でも「いくらお礼をいっても言い足りない」なんていいますよね。正にそれと同じ表現です。

・I have no idea what it could be without your help. I can’t thank you enough!
(あなたの助けがなかったら、どうなっていたことか。いくらお礼を言ってもいい足りませんよ!)
・You have been very special to me. I can’t thank you enough.
(あなたは私にとって、いつだって特別な人。感謝しきれません。)

I can’t wait!
とても待っていられないほど待ち遠しいことってありますよね。そんなときにはこのフレーズです。文字通り「待てない!」のです。

・We are having a house party this weekend. Join us. All of our close friends are invited.
(週末に家でパーティするから来てくださいね。仲良しをみんな呼んでいますから。)
・That’s great. I can’t wait!
(いいですね、待ちきれないです!)

I can’t believe!
「待てない」と来たら、次は「信じられない」です。こちらも、会話の相づちなどに便利に使えます。ひどく呆れたときや、ものすごく嬉しいときにどうぞ。

・After all the preparation we havedone, he wants to cancel the whole plan? I can’t believe!
(こんなに準備を重ねてきたっていうのに、今さら計画をキャンセルするっていうの? 信じられない!)
・Do you mean I won the right to have a tea with that Hollywood star ? I can’t believe!
(私が、あのハリウッドスターとお茶する権利を当てたって言うんですか? まさかそんなこと!)

I can’t get over
ビックリしすぎたときは、このフレーズ。文字を見ても分かるとおり、「乗り越えられない」「立ち直れない」という意味にもなります。

・I just can’t get over it!(まったくもって驚いた!)
・I can’t get over the fact I found this time so soon.
(今回知ってしまったことは、そう簡単には乗り越えられるものじゃないよ。)

ちゃんと乗り越えられる・立ち直れるというなら、こちらです。

・Don’t worry. I know I'll get over it. Just give me some time.
(自分は大丈夫だよ、きっと立ち直るから。ちょっと時間が必要なだけだよ。)

I can live with that.
I don’t mindなどと同じように、「私は構いませんよ」という意味です。

・Sorry this is the last one. I'm afraid it has a little stain on the package.
(すみませんが、これが最後の一つになります。パッケージに少しシミが付いているのですが。)
・I can live with that . I'll take it.
(構いませんよ。いただきます。)

What can I say?
何て言ったらいいのでしょう? という意味のこのフレーズは、つまり言うことはもう何もありませんということです。

・He already say sorry. So what else can I say?
(彼はもう謝っていますからね、私は他に何を言えばいいのですか?)
・This is all I know. What can I say?
(私が知っていることはこれが全てです。他に何を言えばいいっていうのですか?)

What do you want me to say? も同じ意味で使えます。何て言って欲しいというのですか?ということです。

・What do you want me to say? Should I say I did it intentionally?
(何て言って欲しいんだい? 私がやったのはワザとだったとだったでも言えばいいのかな?)

まとめ

Can を使った会話フレーズ、思った以上にたくさんあるものです。そしてどれも簡単に使えるものばかりでしたね。
言い換えのフレーズも挙げておきましたので、いろんな種類を試してみてください。ワンパターンでは面白くないですから!

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