風邪からアレルギーまで!知って安心、症状を伝える英語

こんな時にこんなフレーズ
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海外で体の不調を感じたとき、お医者さんや薬剤師に的確に症状や経過を伝えることができ、理解してもらえたと思えるだけでも、まずはホッとするものです。
海外に行くときは特に、いざというときに備えて基本的な単語と表現は理解しておきたいものです。
今回は、みなさんに最も身近な「風邪」と「アレルギー」にまつわる表現を中心にご紹介しましょう。

くしゃみ・鼻水・鼻づまり

風邪が特に流行るシーズンというのはありますが、気を緩めると風邪を引くリスクは一年中付いて回ります。風邪に似た症状の別の病気というのもありますので、気安く楽観できません。
風邪かと思って様子を見ているうちに悪化して、取り返しが付かない事態になりかねない病気というのも存在します。

英語で症状・兆候のことをsymptomといいます。

・Typical flu symptoms(典型的なインフルエンザの症状)
・I have several flu symptoms.(インフルエンザの症状がいくつかあります。)
・I don’t have appetite for past two days.(この二日間、食欲がありません。)

風邪は英語でcommon coldまたは、単にcoldといったりします。
catch coldで「風邪を引く」です。

・I feel chilly I think I caught cold.(寒気がするし、風邪を引いたみたいです。)

風邪は、咳やくしゃみで人にうつる空気感染の病気です。主な原因はウィルス(virus)です。
・viral infections(ウィルス感染)

人から人へ「うつる」ものは次のような形容詞で表します。病気がうつる場合はもちろん使えますが、「笑いがうつる」というようなときにも使える言葉です。

communicable

・Feeling of happiness is communicable.
(楽しい気分は、人に伝わります。)

contagious

・It is a contagious disease.(それは、人にうつる病気です。)

airborne
空気感染するものはairborneといいます。水を通してうつるものは waterborneとなります。

ウィルスが広がる様子をイメージしたgo viralという表現があります。virusのようにうわさや評判があっという間に広まるという意味です。インターネット上のSNSやクチコミなどで情報などが広まるというようなときに使えます。

・The reputation quickly went viral.
(評判があっという間に広まった。)

風邪の主な症状は次のようなものです。
・sneezing(くしゃみ)
・cough(咳)
・sore throat(のどの痛み)
・muscle aches(筋肉痛)
・fatigue(だるさ)またはtiredness
・loss of appetite(食欲不振)
・headache(頭痛)
・chills(寒気)
・runny nose(鼻水)
・stuffy nose(鼻づまり)またはnasal congestion

nasal congestion、ちょっと難しい言葉ですが、文字通り「鼻の詰まり」という意味です。
nasalは鼻に関するという意味の単語、congestionは詰まりや密集という意味です。traffic congestionといえば交通渋滞のことになります。
・nasal voice(鼻声)

症状がどれくらい続いているかというときは、次のような言い方をします。

・I have ○○ for △ days.(○○が△日続いています。)
・I still have the ○○.(○○は、まだ続いています。)
・○○ is lasting since (date).(○○は、(日付)から続いています。)
・It still continue until now.(今も、まだ続いています。)
 ・Increasing(さらに増しています。)
・Reducing(減っています。)
・Getting better.(良くなっています。)
・Getting worse.(悪くなっています。)

熱について

熱(fever)はいろいろな体調不良のサインです。
・medical thermometer(体温計)
・body temperature(体温)
・normal temperature(平熱)
・slight fever(微熱)
・high fever(高熱)

・Infections are the most common cause of fevers.
(発熱の原因で最も多いのは感染症によるものです。)
・I think I have a fever.(熱があるようです。)
・Please check your body temperature.(体温を測ってください。)
・What is the temperature?(熱は何度ですか?)
・I had a slight fever throughout the day.(一日中、微熱がありました。)
・It’s getting higher.(高くなってきています。)
・It’s getting moderated.(落ち着いてきています。)

最近増えてきている低体温のことはhypothermiaと いいます。

薬について

「手当て」をtreatmentといい、症状を和らげる方法・療法のことをremedyといいます。
・herbal remedies(薬草療法)

風邪薬はcold medicineです。
薬というとdrugという単語が思い浮かぶかもしれませんが、主に麻薬などを意味することになるので、一般的に薬というときはmedicineが使われます。
・drug addict(薬物中毒)
・drug abuse(薬物乱用)
・Chinese medicine (漢方薬)

漢方薬というとき、herbal medicineという言葉が使われることもあります。

一時期、保険料を抑えるためにもジェネリック薬の利用を推奨するポスターを、病院や薬局などでよく見かけました。最近ではだいぶ普及して、普通に使われるようになって来たでしょうか。ジェネリック薬のことは、generic drugといいます。

医師からの処方箋(prescription)なしで買える市販の薬はover-the-counter medicineといい、略してOTCと表したりします。

・You should follow the directions written on the package.
(パッケージに書かれている使用要領に従ってください。)
・Improper use of medicine can cause side effects.
(薬は、不適切な使い方をすると副作用をもたらすことがあります。)

ご存知の通り、最も有効な風邪の予防法は手を洗うことですね。

・The best prevention is hand washing.
(最も有効な予防方法は手洗いです。)

Prevention is better than cureといいます。病気になってから治療するよりも、病気にならないよう予防することが大事という意味です。これは、病気に限らずあらゆることに当てはまることですね。

・Do not neglect regular health check / medical checkups.
(定期的な健康診断を怠らないようにしましょう。)

アレルギー

花粉症のことはhay feverといいます。grass(草・植物)や pollen(花粉)が原因の一連のアレルギー症状のことです。Seasonal changes(季節の変わり目)に発生しやすいですね。埃(dust)やカビ(mold)、動物の毛(animal hair)が原因になっているケースもあります。

・allergy symptoms(アレルギー症状)
・allergic reactions(アレルギー反応)

アレルギーの一般的な症状
・itchy eyes(目のかゆみ)
・sneezing(くしゃみ)
・watery eyes(涙目)
・rash(発疹)
・hives(じんましん)
・difficulty in breathing(呼吸困難)
・swelling(腫れ)

花粉症以外に、食物アレルギー(food allergies)というのもあります。場合によっては、命にかかわるような重症に陥るケースもあります。アレルギーがある人は、苦手なものをきちんと伝えられるようにしておきましょう。

・I’m allergic to ○○.(○○に対してアレルギーがあります。)
・Does this contain ○○?(これには○○は含まれていますか?)

例えば、ハンバーガーを頼むにも、パンを除いて中身だけにしてもらえますか?と聞いてみる人もいます。その際、パンの代わりになるものに替えてもらえるか交渉してみるのもアリです。
せっかくですから、まずは相談してみることをおすすめします。

・Could you remove the bread?
(パンは除いてもらえますか?)
・Could you switch the bread with French fries ?
(パンの代わりにフライドポテトにしてもらえますか?)

よくあるアレルギー源(アレルゲン・allergen)
・buckwheat(ソバ)
・dairy(乳製品)
・eggs(卵)
・nuts(ナッツ類)
・shellfish(甲殻類)
・soy beans(大豆)
・wheat(小麦)

・I ate several things I am allergic to.
(アレルギーの食べ物をいくつか口にしてしまいました。)
・I was suffered from onslaught of allergies.(強烈なアレルギー反応に苦しみました。)
・People allergic to seasonal pollen are recommended to wear face musk to reduce the symptoms.
(季節性の花粉症を持っている人は、症状を軽減するためにマスクを着用するとよいでしょう。)

しゃっくり

突如始まって、いつ止まるのか知れないしゃっくり。意識がある間はいつまでも続き、気が付いたらいつのまにか止まっていますが、非常にうっとうしいものです。
・hiccup(しゃっくり)

・How to get rid of hiccup?(どうやってしゃっくりを止める?)

しゃっくりを止めるのに、よく知られている方法(remedies to stop the hiccups )というのがいくつかありますね。

・Hold the breath.(息を止める。)
・Drink a glass of water.(グラス一杯の水を飲む。)

Ask someone to surprise you(誰かに驚かしてもらう)なんていうのもありましたね。
私の経験ではどの方法も決定的であったことはありませんが。

まとめ

体調が優れないときはただでさえ不安になるものですが、それを的確に英語で伝えなければならないと思うとさらに不安が増すかもしれません。
特に海外にいる間は、自分の体調によくありがちな状況をいつでも説明できるようにしておくことは、とても大切です。

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