英語を習得するために、アイルランドに留学しました。アイルランドに留学して良かった点は、何といっても日本人が少なかったことです。首都のダブリンに滞在していましたが、小さな街にも関わらず、街中で日本人を見かけることはほとんどありません。そんな状況だったので、言葉もままならなかった渡愛当初はホームシックに陥りました。でも、先に滞在していた学校の日本人の友達から同じ学校内の友達を紹介してもらい、みんなでパブに集まるようになり、徐々に友達が増えていきました。日本人が少ないため、友達同士でもよほど二人だけなどでもない限り、日本語は使用しませんでした。その心がけも良かったようです。徐々に話すことにも慣れ、外国人の友達たちともスムーズにコミュニケーションができるようになってきました。
パブという環境があったのも良かったようです。最初はお互い遠慮しつつも、お酒が入るとみんな気が大きくなることもあり、あっという間に打ち解けました。パブに集まるようになってから、一気にみんな仲良くなったことを覚えています。未成年者には勧められませんが、やはりお酒は万国共通ですね。うまく伝えられなくても、ジェスチャーを使うなどして、コミュニケーションをとる方法を学んだように思います。
英語を聞くことと話すことは、使う脳が全く違うように思います。日本人はその訓練が圧倒的に足りません。加えて、話すことに関して、日本人の他人に遠慮してしまう気質から、なかなか積極的に出られないことも多く見受けられます。でも、やはり実際に話すことをしない限り、上達は皆無です。極力英語を聞いて英語で話すことを心がけること。失敗しても、あきらめずに伝える心を持つこと。留学で一番身に着いたのはその部分だったと思います。そして、自分の言葉で伝えようと努力を重ねたからこそ、自分の英語も上達したと感じています。日本人が少ない環境への留学は、やはり英語を身に着けるための一番の近道だと思います。
イニシャル:J.S 性別:女 年齢:37