Resourceful(柔軟)であることは、ビジネスでどれだけ大切なのか。

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会話をしていれば、その人が上手くやっていける人物なのか、そうでないのかが分かったりすることもあります。一つの指標として、「Resourceful(柔軟)」かどうかがあります。それは相手の言葉をきちんと受け止めて、それをきちんと生かせるかどうかだけではなく、数分の会話で、相手の意図しているところと、要求していることを瞬時に把握し、それを行動に移すという高度な技術までが求められるものです。

成功するしないに関わらず、これまで数多くの挑戦者たちをみてきたポールグレアム氏。彼の言っていることを必ずしも鵜呑みにする必要はありませんが、迷った時に、このエッセイを読むと、確率的に考えれば正しい回答がたくさん用意されていることもまた事実なのです。

以前のエッセイで、成功する起業家の特徴として「Relentless Resourceful(したたかで、柔軟であれ)」を問いていましたが、今回はその柔軟性をより深めた形で示しています。それでは、エッセイと一緒に英語の学習をやっていきましょう。

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The startups that (do best) are fire-and-forget in the sense that (all you have to do) is give them a lead, and they'll close it, whatever type of lead it is.
どんな導き方をしたとしても、ベストを尽くせるベンチャー企業であればまるで自動追尾装置のように、ついてくることができるものです。
When they're raising money, for example, you can do the initial intros knowing that (if you wanted to you could stop thinking about it at that point).
例えば、資金調達をする際には最初の紹介をしておけば、それ以上の心配は必要ありません。
You won't have to babysit the round to make sure it happens.
それが上手くいくようにお膳たてをする必要もありません。
That type of founder is going to come back with the money; the only question is how much on what terms.
この手の起業家は必ずお金を獲得して帰ってくる:あとは金額とその条件を飲むだけです

・fire-and-forget:ミサイルの発射追跡の軍事器具
・stop thinking about it :考えるのを止める
・at the point:その時点で
・babysit:お膳たて

近年スタートしているベンチャー企業の傾向に、資金調達というラウンドが持ち込まれるケースが多いです。これは何かといえば、お金を拵えているVC(ベンチャーキャピタル)や、個人資金を潤沢に保有するエンジェル投資家に会社の株(権限)を渡すことで、代わりに資金や相手のリソースを借りることができるというものです。スピード力が求められるこの分野では非常にそれが求められるものなのです。

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It turns out (there is), and the key (to the mystery) is the old adage "a word to the wise is sufficient.”
それを覆す事情はありました、そのヒントは「一を聞いて十を知る」という迷信に由来することができます。
Because this phrase is not only overused, but overused in an indirect way (by prepending the subject to some advice), most people who've heard it don't know what it means.
この諺は使い古されているだけではなく、婉曲的にも使われてきました。(その後にアドバイスが幾つかあって)多くの人たちはそれを意味する本当のところがまだ分かっていません。
(What it means) is that (if someone is wise), (all you have to do) is say one word to them, and they'll understand immediately. You don't have to explain in detail; they'll chase down all the implications.
この意味するところは、その人が賢いかどうかを示しています。あなたがしなくちゃいけないところは、「一回言って、賢い人ならすぐにすべて理解する」ということです。細かく説明をする必要もないし、言わんとしてることを理解してくれます。

・not only – but also -:- だけでなく、また – も
・adage:格言、諺
・overused:使われ古い
・chase down:-を追いかける
・implication:暗示、含意

「A word to the wise is sufficient」は、直訳すると「賢者には一言あれば、事足りる」。日本語では、「一を聞いて十を知る」となります。こうした理解を超えた想像力も働かせながら、相手の話を聞くという癖は常につけながら人の話を聞いていきたいものですね。賢い人は、話すよりも、聞くのが上手いとはこのことです。坂本龍馬なんかもまさにそういう人物だったといわれていますね。

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Like real world resourcefulness, conversational resourcefulness often means doing things you don't want to.
現実世界における柔軟性と同じように、会話における柔軟性はしばしば、それをしたくなくてもやるということを意味します。
Chasing down all the implications of what's said (to you can sometimes) lead to uncomfortable conclusions.
言われた言葉の先を辿っていけば、時に不快な結論へと導かれてしまうこともあります。
The best word (to describe the failure to do so) is probably "denial," though that seems a bit too narrow.
そこに対して視野があまりに狭くなってしまうということ、失敗を導いてしまうその言葉はおそらく「拒絶」でしょう。
A better way (to describe the situation) would be to say that (the unsuccessful founders had the sort of conservatism that comes from weakness).
そのような状況を言ってしまえば、成功しない創業者たちは揃って弱さからやってくる保守的な傾向にあるということです。
They traversed idea space as gingerly as a very old person traverses the physical world. 
彼らは、よぼよぼの老人が現実世界を歩く時のように慎重にアイデアの中を進んで行く

a bit too narrow:少し狭義で
conservatism:保守主義
traverse:横切る

成功者と、そうならない人たちの違いとして言われた言葉への「反応」を挙げています。本気であればあるほど、意固地になってしまうところもありますが。本当に成功をすることを目指すのであれば、それを自分にとって都合のいいように当てはめるだけではなく、いまの現状に正しく当てはめて構築していく必要があるのです。

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With the good groups, you can tell that everything you say (that) (is being looked at with fresh eyes and even if it's dismissed, it's because of some logical reason e.g).
もし良いグループであるならば、何を言ってもフレッシュな瞳で受け答え、もしそれを拒否する時があるのであれば、論理的な理由をもってそれをします。
"We already tried that" or "from speaking to our users that isn't what they'd like," etc.
「もうそれをすでに試しました。」もしくは「ユーザーのみんながそうありたくないと言っていました。」などなど。
Those groups never have that glazed over look.
良いグループであれば、決して目がどんよりすることはありません。

With: -であれば(Without:-でなければの逆の意味を指す)
glazed over look:どんより曇る

ただ鵜呑みにするだけが、柔軟性ではありません。それは、相手の言葉を言葉としてだけではなく、何を言おうとしているかを汲み取って理解するところにあります。そして、もし反論するところがあれば、論理的にやってみた根拠のあるところに起因して展開をしていくべきであるのです。

このエッセイでは主にベンチャー起業家に当てはめて考えられるところではありましたが、日々の会社や学校でも、上司や先輩から言われたことに対してResourcefulな対応ができているかどうかを確かめられるところとなりますよね。柔軟にしていくためには、優秀であるよりも、どんな状況でも自分が完全でないことを考え、いつでも0に改めることができる姿勢こそが大切なのです。

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