FBIとCIA。アメリカを悪から守る正義の組織

文化の違い
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映画やドラマで、「FBI」という組織名をよく耳にするかと思います。そもそも、FBIってどんなことをしているのかって知っていますか?Federal Bureau of Investigationの略で、アメリカ連邦捜査局。あらゆる犯罪に精通していて、外国の諜報期間、およびテロリストの活動からアメリカ国民の身を徹底的に守ることがFBIの使命となっています。

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FBIっていったい何でしょうか?

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(出典): flickr

<FBIのビジョン>

Ahead of the threat through leadership, agility, and integration.
脅威に対して、リーダーシップ、機敏性そして統合性を持って対処する。

<FBIの使命>

To protect the American people and uphold the Constitution of the United States.
アメリカの憲法を遵守し、アメリカ国民を守ること。

FBIは国家の正義であり、国家を監視する立場にもあります。政府の汚職、複数の州にまたがるような大規模な事件、銀行強盗などあらゆる捜査に対して出動します。たまに、アメリカ旅行へ出かけた時に「FBI」のスーツを着た人たちを見かけることもあるのですが、そんな場面に出くわすと物騒なことでもあるものかと驚いてしまうものでもありますよね。

基本的に、FBIが活躍するケースは下記のような場合です。
・テロリストの活動からアメリカ及び、アメリカ市民を守る
・外国からの諜報活動や、スパイ行為からアメリカを守る
・サイバーテロなど技術的なハッカーからアメリカを保護します
・あらゆるレベルでの公共汚職を防ぎます
・市民の権利を守ります
・国境を超えた犯罪組織や企業と戦います
・ホワイトカラーによる犯罪と戦います
・暴力による犯罪と戦います

似ている組織?CIAとの違いはなんでしょうか

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FBIと同じようにドラマや映画で出てくる組織に「CIA」があります。Central Intelligence Agencyの略となっており、中央情報局となります。アメリカ国内のことから、国外まであらゆる情報を収集にしてくることがCIAの仕事となります。この名目は、あくまでアメリカ国民を守るためのものであって、このためにはいかなる情報を取得することも見境がないので、こうした点においても物議をたびたび醸しています。

徹底されたシークレットに守られていることもあって、CIAが行っている活動に関してはほとんどが明らかにはなっていません。どちらかといえば、アメリカ国内で悪から身を守る現場感のあるものが「FBI」、これに対して国境を跨いで情報収集をして、テロや犯罪を事前に防ぐことを目的とされているのが「CIA」ということになります。つまり、一言でいえば、下記のようになります。

・FBIは、スパイ活動やテロを取り締まる組織
・CIAは、スパイ活動を行なう組織

やっている行動はまるで反対なのですが、彼らの活動はアメリカ国民を守るためのことだということで一致しているのです。

FBIやCIAで行われていそうなやり取り

実際に、FBIやCIAを題材としている映画の一部からやり取りを引用してみました。もちろん、ここで紹介するものはフィクションなので、本当にそのような話がなされているかは分かりませんが、映画は非常にリアルがあって知ってみるにはぴったりです。

Dignam: This is unbelievable. Who put the fuckin' cameras in this place?
Police Camera Tech: Who the fuck are you?
Dignam: I'm the guy who does his job. You must be the other guy.


ディグナム「信じられない。誰がこんなところにカメラを置くっていうんだ!」
警察のカメラ技術「あなたではないのですか。」
ディグナム「そんなことしてはいない。別の誰かだ!」

警察にスパイとして潜入したギャング組織への内通デャと、その逆にギャング組織に潜入した警察官の数奇な運命を描いたサスペンス映画「Departed(ディパーテッド)」。お互いが別の組織に潜入しながらも、揺れていく模様は人間ドラマになっており、かつアメリカの裏を描いています。

Roger Ferris: Still thinking about pussy, Ed?
Ed Hoffman: Don't be a smart aleck. Thing about that Hani, he's bright, but he's also arrogant. That's gonna be his undoing.
Roger Ferris: You're talking about him, right?
Ed Hoffman: Just flow with me, buddy.


ロジャーフェリス「それでまだヤツのことを考えてるのかい、エド?」
エドホフマン「あんまり生意気になるなよ。ハニについてだか、彼は明るい男だが、傲慢だ。彼は墜落していくだろう。」
ロジャーフェリス「彼について話しているんだよな?」
エドホフマン「ちょっと一緒に来てくれないか、相棒。」

世界中を飛び回るCIAの工作員であるフェリスと、国内の安全なところから指示を出すホフマンによるCIAでありそうな実態を映画にした「Body of Lies(ワールドオブライズ)」。中東のテロ組織を人知れず、暴いていくところはCIAでも日常的に行われているような状態に見えます。

Congressman: But your agency is already one of the most well-funded in Washington, is it not?
J. Edgar Hoover: Yes, that is true sir, but our car and bank robbery recoveries totaled 6.5 million last year, and our budget is only, well, 2 million. Unlike other departments in Washington, we actually run a profit.


議員「しかし、あなた方の機関はすでにワシントンで使われている豊富な資産の一つではないんですか?」
ジョンエドガー「はい、確かにその通りです。昨年は車、銀行強盗の回収率は650万件あったのですが、私たちの予算はおよそ2億円です。ワシントンの他部門は口だけですが、私たちは実際に足を動かしているのです。」

FBIの初代長官であるジョン・エドガー・フーヴァーの生き様を描いた「J.Edger(Jエドガー)」。彼の生涯やキャリアに焦点を当てながらも、どんな私生活を送っていたのかまでを映画で観ることができます。

FBIやCIAは日本では表向きに出てくる存在ではありませんが、海外旅行に行った時にはもしかしたらFBIにお世話になるようなこともあるかもしれませんね。日本とは違って、巨大なアメリカで危ない側面もあります。あなたの近くにも、CIAが張り詰めているかも。

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