弾む会話は上手な相づちから!話して楽しい人と言わせよう

スピーキング
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会話が途切れないように、うまく続けていくことを「keep the ball rolling」と言います。文字通りに訳すと、「ボールを転がし続けよう」という意味です。
会話を弾ませるには、相手の話をよく聞いて適切な相づちをタイミングよく打つことがポイント。バリエーションに富んた相づちを打ち出せるよう、簡単かつ使いやすいフレーズを厳選してご紹介しますね。Let’s keep the ball rolling! 

ポジティブな相づち

相手の話に同意を示す、あるいは称える、慰めるなど、話の流れをポジティブな方向へ導く相づちです。

1.賞賛の言葉
You are right.(その通りね)
人に肯定されると、誰でも嬉しく思うものです。例えば、「Yes」「Right」「I think so」は、いずれも「そうですね、そう思います」という肯定・同意を示す相づちです。
でも、さらにしっかりと「You are right.」(確かにそうですよね)と言われると、相手をもっと信頼出来る気がしてくるものです。

You made my day!!(面白い!!)
相手のジョークがツボにハマって大笑いさせられたときに使ってください。

Kudos!
ギリシャ語に由来する、賞賛を表すフレーズ。最後に付いているsは複数形のsではありません。単数形・複数形の別なく、いつでもそのままKudosで使います。そのため、強調するときはMany kudosとはならず、Much kudosになります。

・Much kudos to her!
(さすが彼女、やるわね!)

Same here. / The same with me.(私も同じ)
同意を示すとき、「Me too.」はすぐに口に出て来そうですね。たまには他の言い方もしてみましょう。

「I was too excited to sleep all night.」
(ワクワクし過ぎて、一晩中眠れなかった。)
「Same here.」
(私もよ。)

他にも、「So do I. / So am I」というのもあります。doとamの部分は、動詞の種類と時制に呼応します。一般動詞の場合はdo、be動詞の場合はamという具合です。過去のことを述べている場合は、過去形になります。

「I enjoyed last night very much.」
(昨夜はとても楽しかったです。)
「So did I.」
(私もです(楽しめました)。)

この表現は、肯定文と否定文で少々変化があります。否定文において「私も~でなかった」という場合は、soの代わりに「Neither」を使い、「Neither do I. / Neither am I.」となります。

「I couldn’t enjoy last night at all.」
(昨夜は全く楽しめませんでした。)
「Neither did I.」
(私もです(楽しめませんでした)。)

I knew.(やっぱりね)
文脈により、褒める意味でも非難の意味でも使えます。

「I was promoted to manager.」
(マネジャーに昇進しました。)
「Congratulations! I knew (you would)! 」
「おめでとう! そうなると思ってましたよ!」
「The tour was fully booked. We will have to forget about the vacation in Europe.」
(ツアーは予約一杯だったよ。ヨーロッパでの休暇は諦めるしかないな。)
「I knew. You made the decision too late.」
(そりゃそうでしょうよ。あなたは決めるのが遅かったんだから。)

2.慰めの言葉
Don’t take it personal / personally.(悪く思うことないよ、悪く思わないでください)
大丈夫、気にすることないよ、と人を慰めるときに。

・Don’t take it personal. He must have his own reasons.
(悪い方に思うことないよ。きっと彼には彼の理由があるんだよ。)

Take it easy.(大丈夫、心配ない)
大丈夫だから、焦らないで! と人を励ますときに使うフレーズ。何かをしようとしている相手に対して、日本語で「頑張って!」というような場面で使えます。

・Take it easy. You will be fine.
(心配することないよ。うまく行くから。)

別れ際に「じゃあ、さようなら、またね」の感覚で使われることも。

Easyつながりで、「Easy come, easy go.」にも触れてみましょう。
簡単に手に入るものは、簡単に失いやすいという意味です。日本のことわざ「悪銭身に付かず」に相当する英語表現として知られます。思わぬ幸運を掴んだと思ったのに逃した、なんてグチを聞いたら、こんな表現で慰めてみますか?

Never mind.(気にしないで/気にするのは止めよう)
自分に関することを「(大丈夫ですので)気にしないでください」というにも、相手に対して「気にすることないですよ」というにも使えます。
また、ありがとうとお礼を言われたときに「どういたしまして」の意味で使うことも出来ます。

「I always worried about what I did to you.」
(あなたにしてしまったこと、いつも気にしてたのです。)
「I’m OK. Never mind.」
(もういいですよ。気にしないでください。)
「He said I’m not qualified.」
(彼に、私では不足だと言われてしまいました。)
「Never mind. Everyone knows he’s not qualified to say that.」
(気にすることないですよ。彼にはそんなこと言えたものじゃないって皆知っているのですから。)

What a shame. / What a pity.(それは残念、なんてことでしょう)
shame=恥と覚えていると、ちょっと違和感があるかもしれませんね。「That’s too bad.」と同じように使います。

・What a shame.  You misspelled.
(残念、スペルミスですね。)

「I’ve got some commitment. I will have to go home now. I will join you next time. Enjoy your lunch.」
(ちょっと用事が出来て家に帰らないといけなくなりました。次回ご一緒させてくださいね。ランチ楽しんで来てください。)
「What a pity. / That’s a pity. Let’s make it next time.」
(それは残念だわ。じゃあ、次回はご一緒しましょうね。)

ちなみに、shameを「恥ずかしい」の意味で言いたいときは、

I feel shame at myself. / I feel ashamed of myself.
(自分のことが恥ずかしい。)

ネガティブな相づち

こちらは相手のコメントに対して不賛成を表明したり、非難の気持ちを表す相づちです。

I told you.(だから言わんこっちゃない、私の言った通りでしょう?)

「The shop was closed.」
(お店、閉まってたよ。)
「I told you.」
(そう言ったでしょう。)

It’s same old story.(毎度のこと、よくある話ですね)

「The guy never showed up once he got money.」
(男はカネを手にしたが最後、もう現れませんでした。)
「It’s same old story. You were not supposed to give him the money first.」
(よくある話ですよ。先にお金を渡したのがいけませんでしたね。)

That‘s a good pretext.(うまい口実ですね)

「She says she can’t come because she’s busy with her work.」
(彼女、仕事が忙しくて来られないって。)
「That’s a good pretext.」
(うまい口実よね。)

brazen(大胆/恥知らずで厚かましい)

「I just witnessed a guy snatched a handbag from a lady, and ran into the forest. 」
(たった今、男が女性からハンドバッグを奪って、森の方へ逃げていったのを見たんです。)
「So brazen!」
(なんて大胆なの!)

ridiculous(バカバカしい、あり得ない)

「How come he can still keep the position?」
(何で、彼が未だに地位を維持していられるのかしら?)
「True, it’s ridiculous.」
(ほんと、信じられませんよね。)

bizarre(変だ、面白い、変わってる)

・That sounds bizarre.
(何かヘンですね。)

despicable(軽蔑に値する、許し難い)

「Doctor harassed his patient?! It’s utterly despicable.」
(医者が患者にいたずらを働いたですって?! 断じて許せないわ! )

annoying / irritating(ウンザリする)

「My neighbor does not care of our complaints about their dog. 」
(ウチの隣りの人ときたら、犬のことを注意しても気にもしないのよ。)
「That’s annoying.」
(それは、腹立たしいわね。)

日本語で「ムカつく」という感じでしょうか。

・He is annoying.
(彼は、シャクに障る。)

No way.(ありえない、ひどい、冗談じゃない)

「They held my arm and asked me to pay what I didn’t order. They didn’t want to listen whatever I tried to say.」
(頼んでもいないものを払えって、私の腕を掴んで言うのよ。私が何を言おうとしても聞く耳も持たずに。)
「No way!」
(ひどい、何それ?)
「Can I order another chocolate tart?」
(チョコレートタルトをもう一つ頼んでもいい?)
「No way! You had enough.」
(もうダメですよ!十分食べたでしょう。)

冗談を言われて、「それ、ないでしょ」というようにも使えます。声のトーンで使い分けます。

まとめ

英語で会話をするときは、新しい言葉やフレーズを覚えるチャンス。勉強して知ったものよりも、生きた会話の中で知ったものの方が意識にも残りやすいですし、使うべき場面やニュアンスまで理解することが出来ます。会話を弾ませて、相手からどんどん新しい表現を引き出しましょう。そのためには、投げるボールも同じスタイルばかりでなく変化球も必要ですよね。

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