【洋楽学習】チャンス・ザ・ラッパーの名曲で英語学習

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2017年最も話題になっているアーティストの1人がチャンス・ザ・ラッパー。どのレーベルにも所属していないにもかかわらず、グラミー賞では新人賞を始めとする各賞を受賞しました。
今回はそんなチャンス・ザ・ラッパーの名曲で英語学習を行います。

チャンス・ザ・ラッパーとは?

チャンス・ザ・ラッパーは1993年生まれのヒップホップアーティストです。まだ23歳という若さにも関わらず、現在のヒップホップシーンを引っ張る大スターとなりました。
チャンス・ザ・ラッパーはミックステープを配信し、一躍有名となりました。2016年には初のアルバム(3枚目のミックステープ)となる”Coloring Book”をリリースしました。

2017年のグラミー賞では、ストリーミングのみの配信しかしていないにもかかわらず、5部門にノミネートされ、3部門受賞しています。まさに今飛ぶ鳥を落とす勢いのチャンス・ザ・ラッパー。
今回は彼の人気曲”Same Drugs”で英語学習を行います。

Same Drugs

歌詞
ポイント1
We don’t do the same drugs no more
We don’t do the, we don’t do the same drugs, do the same drugs no more
Cause she don’t do the same drugs no more
We don’t do the, we don’t do the same drugs, do the same drugs no more

ポイント2
When did you change?
Wendy you’ve aged
I thought you’d never grow up
I thought you’d never…
Window closed, Wendy got old
I was too late, I was too late
A shadow of what I once was

Cause we don’t do the same drugs no more
We don’t do the, we don’t do the same drugs, do the same drugs no more
She don’t laugh the same way no more
We don’t do the, we don’t do the same drugs, do the same drugs no more

Where did you go?
Why would you stay?
You must have lost your marbles
You always were so forgetful
In a hurry, don’t wait up
I was too late, I was too late
A shadow of what I once was
Cause we don’t, we don’t do what we say we’re gonna
You were always perfect, and I was only practice

ポイント3
Don’t you miss the days, stranger?
Don’t you miss the days?
Don’t you miss the danger?

We don’t (we don’t) do the same drugs no more (do the same drugs no more)
We don’t do the, we don’t do the same drugs, do the same drugs no more
We don’t (we don’t) do the same drugs no more (do the same drugs no more)
We don’t do the, we don’t do the same drugs, do the same drugs no more
We don’t do the, we don’t do the same drugs…

(Turn it around
I remember when
This age of pathetics)
ポイント4
Don’t forget the happy thoughts
All you need is happy thoughts

The past tense, past bed time
Way back then when everything we read was real
And everything we said rhymed
Wide eyed kids being kids
When did you stop?
What did you do to your hair?
Where did you go to end up right back here?
When did you start to forget how to fly?
(This shit, wanna chew
Tastes like Juicy Fruit
Words have magnitude
Please get me out of that…)
Don’t you color out
Don’t you bleed out, oh
Stay in the line, stay in the line
Dandelion
(Do the same drugs no more
We don’t do the, we don’t do the same drugs, do the same drugs no more
We don’t, we don’t, we don’t…)
Don’t you color out
Don’t you bleed out, oh
Stay in the line, stay in the line
Dandelion

単語解説
・no more – これ以上、もうしない
・age – 年を取る
・grow up – 成長する
・must have ~
主語+must+have+動詞の過去分詞形で「~したに違いない」です。確信を表します。must be ~で「~に違いない」です。どちらもよく使われます。
You must be tired.
疲れているでしょう。
・lose your marbles – 気が狂う、頭がおかしくなる
・forgetful – 忘れっぽい、忘れやすい
・wait up – 寝ずに待つ
・practice – 練習
・dandelion – たんぽぽ

概要

”Same Drugs”はチャンス・ザ・ラッパーの幼なじみだった女の子についての歌です。大人になったチャンスは、子どもの時のように女の子と同じ経験や興味を持っていないことに気づいたのです。チャンスは昔の女の子との関係、そして成長と共に失われた感情に想いを馳せています。
今回は歌詞にポイント1やポイント2といった具合に数字を打っています。ここからは数字ごとに分けて曲解説を行います。

ポイント1:これはドラッグの曲ではない

Same Drugsというタイトルから、この曲はチャンスと女の子が同じドラッグ(薬物)をしていた曲のように思われますが、違います。チャンス自身がTwitterではっきりと、この曲はドラッグについてではないと否定しています。

チャンスはDrugsは、曲中の女性とシェアしないことの暗喩として使用したと述べています。子どもの時はさまざまなことをシェアしましたが、大人になった2人は以前とは同じではありません。2人は子どもの頃とは違う人間になったのです。

ポイント2:あの物語がモチーフ

歌詞を見て、見慣れた単語に気づきませんか?

Wendy、I thought you'd never grow up、Window closed、Wendy got old


これらの英文で何か思い浮かべることができませんか?これはピーターパンのことですね。曲中の女性のことを、「ピーターパン」に出てくるウェンディに例えています。

チャンスは、この女性はウェンディのようにいつまでも変わらない、年を取らない少女だと思っていましたが、現実は違いました。ウェンディは永遠の少女などではなかったのです。またピーターパンでは窓と影が重要な役割を果たしていますよね。子どものような遊び心を持ったチャンスならではの歌詞です。

ポイント3:ピーターパンとウェンディの危険な冒険の続き

3の部分で、チャンスは女性に、彼女もまた幼少期の思い出を懐かしく思っているのか尋ねています。Stranger「知らない人」という単語が、彼女が変わってしまったことを強調していますね。

Don't you miss the danger?「危険が懐かしくない?」

は、ピーターパンのことを思わせます。ピーターパンとウェンディは、ネバーランドでいつも危険な冒険をしていました。

ポイント4:空を飛ぶために必要なのは幸せの思い

ピーターパンは子どもたちに

”All you need is happy thoughts to fly"「空を飛ぶために必要なのは幸せな思いさ」

と言っています。そのセリフに言及しています。

言葉遊びが巧みなチャンス・ザ・ラッパー

チャンス・ザ・ラッパーの魅力の1つに卓越した言葉遊びを伴った作詞能力を挙げることができます。実際に聴いてみると分かりますが、言葉遊びを行われていながら、ラップに必要な韻はしっかりと踏まれています。
これは芸術です。チャンスの曲は英語学習で楽しめるものばかりなので、ぜひ彼の曲で英語学習を行ってみてください。

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