オーストラリアでボランティアをしてみよう!

お互いを助け合う精神「mateshipマイトシップ」が根付いているオーストラリアでは、ボランティア活動も広く浸透し、生活のあらゆる場面でボランティアの活躍ぶりが見られます。
ボランティア活動に参加してみると、オーストラリアのボランティア事情だけでなく、日常生活に触れ、地域コミュニティに参加することができ、生きた英語に触れるチャンスでもあります。長くオーストラリアに滞在する機会があれば、ボランティア活動に参加してみましょう!
オーストラリアのボランティア精神には見習いたい点もたくさんありますが、ボランティアによって生まれる不便さもあります。ボランティアにあふれたオーストラリアの日常を見ながらボランティア精神についても考えてみましょう♪

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1、オーストラリアの日常は、ボランティアにに支えられている

街を歩いていると、charity shopsをよく見かけます。家で不要になった洋服や本などの日用品だけでなく、家具なども寄付したり、購入することができます。charity shopsの店員さんの多くは、ボランティアです。

旅行に出かけたいから、ペットを預けようとRSPCA(英国王立動物虐待防止協会 The Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals)を訪れると、動物たちの世話をしているスタッフさんの多くはボランティアです。

街のイベントや学校のイベント、開催前の告知ポスターに大抵見かける「Volunteers Needed」の表示。これは、「ボランティア求む」という意味です。
このように、オーストラリアには、ボランティア活動に参加できる機会にあふれています。

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2、参加したいボランティア活動を見つける

このように、ボランティアは、生活のあらゆる場面で求められているので、volunteers neededの貼り紙を辿ってやりたい活動を見つけるのも一つの方法です。あるいは、仕事の求人サイトのように、ボランティア求人サイトもあるので、そこからやってみたい活動を選ぶ方法もあります。代表的なサイトは、次のようなサイトです。

Go volunteer(https://govolunteer.com.au)
地域やそれぞれの地域のイベント別ボランティアでも検索できますが、ボランティアのカテゴリー、タイプでも検索できます。
カテゴリーは、art & culture(アート&カルチャー), animals & environment(動物&環境), humanitarian aid(人道的支援), youth & education(若者、子供&教育), social services & justice(社会奉仕&社会正義), health & wellness(健康&ウェルネス), other (その他)と多岐にわたっており、この中でsocial services & justiceのcommunity services(地域奉仕)が一番求人が多いようです。

Volunteering Australia (https://www.volunteeringaustralia.org)
オーストラリア全国組織として、こちらのサイトでもボランティア求人を検索でき、長期(long term)、短期 (short term)など期間でも検索できます。
毎年、National Volunteer Weekといって、600万人ものオーストラリアのボランティアに感謝し、各地でボランティア活動に関するイベントが開催されるなど、大規模なボランティア活動週間もあります。

また、一味違うボランティア活動に次のような団体もあります。

WWOOF in Australia(Willing Workers on Organic Farm)というオーガニック農場で働く代わりに、食事と宿泊場所が提供される、というボランティアシステムです。
http://www.wwoof.com.au/
元々は、1972年にイギリスで始まり、今では、日本も含め、世界中55ほどのグループに成長しました。
それぞれのグループは独立して運営されていますが、その理念は同じ。「旅人や学生に、1日4〜6時間の労働と引き換えに食事と宿泊を提供する。」
オーガニックが発展しているオーストラリアでオーガニックな農法や、バイオダイナミック農法が学べる良い機会でもありますね。

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3、ボランティアの不便なところ

こんなにボランティアが普及していて、何が不便なんだろう…と思いますでしょう?
筆者も初めはそう思っていたのですが、長年生活していると不便な点が見えてくるものです。例えば、学校も子供達の親によるボランティアによって支えられている部分がだいぶ大きいです。
何か学校行事のたびに、ボランティアが求められますが、お父さんお母さんも忙しくて、いつもボランティアができるわけではありません。そんなとき、学校側は、イベントが開かれるギリギリ前まで必死にボランティアを募ります。それでもボランティアが集まらないなら、人数が足りなくても、集まってくれたボランティアでなんとか運営します。でも、人数が足りないから、物事がスムーズに進まない…でも、ボランティアとして無償で頑張ってくれているのだから、多少の行き届かない点は目をつぶって…なんてことを繰り返す日々なので、なんとも要領の悪い結果を招きがちです。

日本育ちの筆者としては、全面的にボランティアに頼らず、少し出費がかさんでも人員を雇ったり、ボランティアしてくれる人への労いも込めて、少し報酬を出してあげて、その代わりにもっと責任感を持ってもらう(笑)とか、方法はあると思うのですが、ボランティアが浸透しているオーストラリアだけに、無償で手伝ってもらえることに慣れてしまっているように思います。

ボランティアしてもらう側だけでなく、ボランティアする側も「善意」でボランティアしているんだ!という気持ちが強いので、なかなか報酬を支払う、という仕組みも受け入れられにくいのかもしれません。
例えば、学校で、日本からのホームステイの子供達を受け入れることになりました。いつものように、ホストファミリーをボランティアで募ります。でも、家庭の事情もありますし、ボランティアが集まらず、あといくつかホストファミリーが足りない!という事態になりました。
実は、この学校のホームステイプログラムでは、食費などかかる費用として、少しお金がそれぞれのホストファミリーに支給されます。ホストファミリー経験者ならそれを知っていますが、学校側は、あくまで「ボランティアホストファミリー」として希望者を募ります。筆者としては、経費として少しお金がもらえますよ〜、と知らせれば、食費がかさむなどの点で心配していたご家庭ももっと安心して積極的に参加してくれるんじゃないかなーと思ったのですが、そうなると、善意のボランティア精神でホストファミリーをしたい!と思っているご家庭が参加しにくくなってしまうのだそう。

なんとも、善意のボランティアも浸透しすぎると面倒なものです…
筆者は、ボランティアを否定しているわけではありません。ボランティアのやりがいや大変さも貴重な経験です。
でも、ボランティアに慣れすぎて、無償で手伝ってくださった方への感謝の気持ちを忘れてはいけません。助けられてばかりでなく「助け合い」を心がけたいものです。

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