単語あれこれ~マリオカートを攻撃するのは甲羅?貝殻?カブトムシ?

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ひとつの単語がいろんな意味をカバーしていたり、良く使う単語に実は思いもよらない意味があったりします。そんな単語をいくつか取り上げてみたいと思います。

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Shell

貝殻、カニの甲羅、カブトムシの外皮、エンドウ豆のさや、卵の殼、くるみの硬い殼。あるいは銃弾の薬莢、建物や乗り物の骨組み、船体、車体。日本語ではみんな違いますが、英語では同じひとつの単語で表現されます。
それがshell です。一番外側を覆っているものということです。

人間の着るものにおいても、登山あるいは極地探検のときなど過酷な条件下で着る一番外側のアウターウェアはshellと呼びます。
同じ単語でいろんなことを表現できて便利な反面、訳すときはちょっと気を付けないといけません。何を指しているのか明確であるならいいのですが、そうでないときはしっかりと見極めましょう。

ここで、おもしろい例をご紹介します。
今、東京では特に海外からの観光客が着ぐるみを着てマリオカートっぽいカートで一般道を走るというのが大人気ですね。でもちょっと危険で、実際に発生している事故も少なくないようです。
そしてその事故について英語のネット上ではこんな風に書かれたりしています。

What we want to know about the accidents is how many cases were caused by the shells and banana peel.
「知りたいのは、その事故のどのくらいが、“shell”やバナナの皮によって起きたものなのかということだ」

コンピューターゲームのスーパーマリオ、特にマリオカートを知っている人にとっては、このshell はカメの赤甲羅、青甲羅であるとすぐに分かります。
しかし世の中にはスーパーマリオを知らない人だっているのです。
そういう人たちはなんて訳すでしょうか。
貝殻くらいが普通でしょうね。カブトムシと訳す人もいたりして。
中には卵の殼、なんて訳す人もいたりするでしょうか。
どう訳したとしても罪のない間違いですけど。

このように、正しい訳語を選択するということでは少し難しい場合もでてきます。

そしてshell には人間の心の持ちようを表す意味もあるのです。
心を殼の中に閉ざしているとか反対に心を開くといった表現です。

He drew into his shell. 「彼は自分の殼に閉じ籠った。」
She has started to come out of her shell. 「彼女は打ち解けはじめた。」

野球用語としては集中打を浴びせるという意味もあります。
それはshellには砲弾という意味があることからきているのです。戦争で使われる爆撃のための破裂弾、砲弾です。

The US troops has been shelling Iraq for one week.
「米軍部隊は一週間にわたってイラクへの爆撃をつづけた。」

こういう意味から派生して、

Yanks shelled Ohtani for five runs in the first inning.
「ヤンキース打線は初回に大谷から5点を奪った。」

投手に対して打線が砲弾を浴びせたという意味になります。

諸説あるのかもしれませんが、shellの語源は古くゲルマン語に由来し、その意味するところは「動植物の堅い外皮、貝殻、たまごの殻」というものだったそうです。
そしてその同じ語源から発生した言葉には、shelter、 shield、などもあります。
単純なようでいろんな意味を持つshell のお話でした。

Fine

fine は素敵な、素晴らしい、きれいな、上等な、好都合な、などなどいい意味ではなんでも当てはまる単語です。しかしひとつ思いもよらない意味があるのです。
罰金です。ペナルティとして支払うお金です。罰金という名詞にもなりますし、罰金を科すという動詞にもなります。

I had to pay a yen ten thousand fine for speeding. 「スピード違反で一万円の罰金を支払うはめになった。」
The court fined me yen ten million for violation of public order and morality. 「法廷は公序良俗違反として私に一千万円の罰金を科した。」

ラテン語を語源とするこのfine ですが、何かの終わり、最終形を意味する言葉であったようです。
きれいなものとは不純物を取り除いた精製の最終形のことなのです。
罰金はそれを支払うことで事件を終息させるという最終形を意味しています。

Fast

速いとかしっかりしているといった意味に使われることが多い単語です。
そして断食という名詞あるいは断食するという動詞にもなります。
おもに宗教的な意味合いでの断食に使われます。
イスラム教のラマダンの断食を表すときにこの単語を使います。

Ramadan is the Islamic fasting month.  「ラマダンとはイスラム教の断食の月のことだ。」
Now we are in a fasting week. 「今は断食週間なんだ。」
I was very much frustrated because I was fasting. 「断食中でイラついていた。」

そして、このfast はbreakfast のfast なのです。
夜からの断食状態を破るのが朝食なのです。なぜfast が断食なのかといいますと、fast の元々の意味である「しっかりと」から来ているのです。しっかりと宗教上の戒律を守る。
断食という戒律も守るというところから来ているのでした。

Bar

基本的には棒状のものです。金属製でも木製でもかまいません。横棒、かんぬき、手すりなどのことをさします。そして障害という意味もあります。なにかを遮る遮断棒のことです。
また、酒場という意味や、弁護士業あるいは法曹界という意味もあり、それは、横棒で区切っているということから来ているようです。

酒場では客が勝手に酒樽に触れられないように、法廷では傍聴席と裁判官や弁護人の居場所を仕切るように棒で区切られていたのでした。そこからこの単語による表現を使うようです。

State-of-the-art

これは形容詞です。
ハイフンなしで、state の前に定冠詞をつけますと普通に名詞となります。
形容詞としてどういう意味かといいますと、最先端のということです。

The movie was made with state-of-the-art computer graphics. 「その映画は最先端のコンピューターグラフィックスで作られた。」
The new phone system uses state-of-the-art technology. 「その新しい電話のシステムは最新のテクノロジーを使用する。」

ロングマンの例文から引用しています。最新の方法、機器、知識を使用してという意味になります。
直訳的には最も最新の技術の状態のということです。
art がよく使われる芸術という意味ではなくて専門技術という意味に使われています。

最後に、聞きとれなかった単語のお話です

知り合いのアメリカ人の中学生から、彼の両親が留守の際、晩御飯のためにハンバーガーの出前を電話で注文してくれと頼まれました時のことです。

彼が私に、「チーズバーガー、但しno onion, no tomato, no メネス」と言いました。
オニオンとトマトとメネスは抜くようにいってくれというわけです。
オニオンとトマトは分かりますが、メネスが分かりませんでした。
なんだったのでしょうか?

答えは……マヨネーズのことです。

日本人はマヨネーズといいますから、最初がメだと何のことかてんで分からなくなってしまいます。
マヨネーズは英語ではmayonnaise です。最初の音はマではなくメで、「メイヨネーズ」なのです。それを早口でといいますかネイティブの早さでいいますと、聞いている方にはメネスと聞こえるというお話しでした。

まとめ

今回は、思いもよらない意味を持つ単語などをいくつかご紹介しました。
知らないと戸惑ってしまいますが、一度覚えてしまえば忘れない、印象に残る意味だと思います。いろいろな意味に使える単語の数を増やして、リーディングやライティングに活用できるようにしてくださいね。

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