ビジネスインターンシップ・プログラム体験~授業アシスタント編

海外で働く方法
スポンサーリンク

日本人のインターンを、海外の学校や企業、団体に派遣してくれるという海外インターンシップ・プログラム。 

その中でも、海外で働くという夢に一歩近づく「ビジネスインターン」について前回前々回はご紹介しました。

私は、栄養士のビジネスインターンとしてオーストラリアにわたり、ブリスベンにある小中高一貫教育のカレッジで6か月間働かせていただきました。

前回の「~栄養士編」に続き、今回は「~授業アシスタント編」と題して具体的な活動内容についてお話ししたいと思います。

<関連サイト> スカイプ英会話を探すなら! | オンライン英会話比較360°

■ホスピタリティーの授業

ホスピタリティーという授業科目は、日本の家庭科とは少し違うのですが「食とおもてなし」や「調理学」に相当する専門科目です。

オーストラリアでは学年を、Year1(1年生)~Year12(12年生)と連続して呼びます。

中学生にあたるYear8・9では、食生活の歴史や栄養、食品加工などの講義やリサーチが中心ですが、高校生にあたるYear10・11・12の授業では、一流シェフがプロフェッショナルな調理からおもてなしまでを実習で教えていました。

私はインターンとして、中学生の授業では、日本の食文化について紹介しながら、オーストラリアやアボリジニの食生活について学ばせていただき、高校生の授業では一緒に調理をしながら、必要に応じて日本食の調理指導をしました。

日本食と言えば、寿司。 
Sushi-Rollはオーストラリア人にも人気です。

12年生は、Conpetition(学校対抗戦)やお客様を招待しておもてなしするBanquet(晩餐会)で寿司を発表したいようでしたが、私は残念ながら寿司職人ではないので、巻きずしくらいしか指導できませんでした。 

寿司作りの問題は材料です。

まずお米。 
Jasmine Rice(タイの長米)は、寿司飯にはなりません。 
材料費の予算があるため、Small grain(高価な丸い粒のコシヒカリ)を少しとMedium grain(長米ではない普通のお米)を使うことにしました。

またネタはシェフに頼んで、マグロやイクラを少しだけ仕入れていただきました。

オーストラリア人が好むマグロとアボカドの寿司などを、一口でつまんで食べられる前菜の一つとして大皿に盛りつけ、千代紙で飾りました。

この授業の先生であるシェフからは、色々な情報をいただきました。

市内のConvention centerで開催されたホスピタリティーの国際展示会はとても興味深かったですし、シェフの奥様がブリスベン市内で有数のPrivate Hospital(私立総合病院)の管理栄養士だということで、特別に病院内の給食施設を案内していただくという貴重な機会もいただきました。

■日本語の授業

外国語の選択科目に日本語がありました。

オーストラリアには日本人旅行客も多く、日本語を学ぶ人も多いのです。
栄養士とは関係ありませんが、日本語の先生のアシスタントとして、高校生の授業のお手伝いもしました。

授業は、日本語を英語で解説しながら教える間接法。
文化も教えていました。

生徒の日本語力には差があったので、私は授業の中で日本語を始めたばかりの生徒のサポートをしました。

英語で説明するので、何気に英会話の練習にもなり、また、海外から見た日本について改めて考えることもできました。

最後の授業ではお好み焼きを焼きましたが、鰹節は気持ち悪がられました。(笑)

また、Multicultural Day(多文化祭)では、日本人の寮生たちと一緒に浴衣を着て日本文化を紹介したり、短期交換留学制度で日本から英語を学びにくる高校生のお世話をしたり、新しく入学する日本人の生徒のお手伝いをしたり…

日本人としてお役に立てる仕事は何でも引き受けたことで、スクールインターンやカルチャーインターンのような体験もできたように思います。

■ビジネスインターンと英会話

6か月間のビジネスインターン活動を通じて、仕事に使う英会話だけでなく、日常のスラング交じりの英会話にもだんだんと慣れてきました。

その分、逆に中途半端でもどかしい自分の英会話力の壁を感じるようになり、それがもっと英語を勉強したいという原動力になりました。

栄養士の仕事以外に引き受けた、日本語の授業でも新たな発見があり、帰国後、日本語を外国人に教えるための「日本語教師養成講座」を受講しました。

第二言語として外国語を勉強する時に、母国語の文法や発音がどのように影響するのか? 
たぶん全言語に共通する発音についての勉強も、英会話力アップに大いに役立ったように思います。

■まとめ

私は、オーストラリアの小中高一貫教育のカレッジで、6か月間、栄養士としてビジネスインターンの活動をしました。

栄養士としての仕事だけでなく、日本人としてホスピタリティーの授業や、日本語の授業のアシスタントをさせていただくことで、さらに役立つ情報や経験を得ることができました。

ビジネスインターンの活動を通じて英会話も徐々に上達し、新たなスッテップに進むキッカケになりました。

そして、ビジネスインターンを申し込んだ時の目標であった自分の将来の夢につながる「何か」を見つけることができ、帰国後、TAFEに留学して専門の資格を取得し、現在にいたります。

ビジネスインターンの経験は、実践的で直接あなたの人生に役立ちます。

あなたも、海外で働きながら将来の夢に一歩近づいてみませんか?

ビジネスインターンにご興味をもたれた方は、ぜひビジネスインターン・プログラムに行かれてみることをおすすめします。

<関連サイト> スカイプ英会話を探すなら! | オンライン英会話比較360°

タイトルとURLをコピーしました