人気ドラマ『パーソン・オブ・インタレスト』で英語を勉強しよう!

9.11以降テロ防止のために作られた監視装置「マシン」が、予知しながらテロとは無関係irrelevantとみなした一般人の犯罪被害を予防するため、「マシン」開発者のフィンチが、元諜報員のリースと組んでニューヨークで活躍するクライム・サスペンス『パーソン・オブ・インタレスト』。

JJエイブラムス製作総指揮、ジョナサン・ノーラン製作のテレビシリーズでアメリカでは2011年スタートし、シーズン4まで放映が終わっていて、DVDも入手可能です。現実味のある設定と主演のジム・カヴィーゼルのクールさに惹かれた海外ドラマファンも多いのではないでしょうか。

この人気ドラマには、実は使える表現がたくさん。
そもそもタイトルのPerson of Interestは、直訳すると「関心を寄せられている人物」ということになり、犯罪の「重要参考人」を表す警察用語ですが、person of ~のパターンは、例えばperson of the day「今日の主役」person of this company「会社の顔」のように応用できます。

それでは、シーズン1前半の山場に当たるエピソード10から、使える表現をネタバレしない程度にご紹介していきましょう。

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■どうだった?

このエピソードは、いつもは1つしか出てこない(社会保障)番号が一度に4つも「マシン」から伝えられて慌てるリースとフィンチからスタートします。
まずご紹介するのは、前のエピソードで銃撃されたカーター刑事と相棒のファスコ刑事のニューヨーク市警での会話です。

|Fusco : How’s it going with the inquiry and everything ?「調査とかどんな具合だった?」
|Carter : The way these things usually go.「いつものとおりよ」

How was it going with ~「~はどうなりましたか?」相手がかかわっている物事の進み具合を尋ねる表現です。
ここでは、それに対して詳しく話したくないカーターが「いつもの通り」と愛想のない返事をしています。
質問・返答の両方で、物事が進む様子を表すgo が使われています。移動の「行く」以外の意味で使われている好例です。

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■使い分けいろいろ

4つの番号のうち一人の住まいをリースが訪ねてみるとそこには警察が。
鑑識に扮してちゃっかり現場に入り込み、証拠の一部を入手していたら、ファスコ刑事が現場に到着します。
このシーンでリースが拝借した鑑識のジャンパーは明らかにリースには小さくて、よく見ると借り物であることをうかがわせるようにできています。
こういう細かい演出が、このシリーズの人気の秘密でもあるんですね。
さて、ファスコ刑事はエピソード1でリースの協力者になっていますが、指示する側(リース)と指示される側(ファスコ)の関係で、まだ二人は十分に打ち解けていません。
現場を離れた二人の会話です。
少し長くなりますが、見てください。

|Fusco : What the hell are you doing here ? You didn’t kill her, did you ?「いったい何してるんだよ。殺したんじゃないだろうな。」
|Reese : Lionel, ①after all we’ve been through.「ライオネル(ファスコの名前)、これだけのことを共にしてるのに(俺を疑ってるのか?)」
|F : ①Exactly.「そうだよな」

(中略)

|R : Find this girl Paula. Address is on the back. ②Keep your eyes on her.「彼女を探してくれ。ポーラだ。裏に住所が書いてある。目を離すなよ。」
|F : Paula Vasques. Why ?「ポーラ・バスケス。なぜだ?」
|R : (You) Don’t want her ending up like the lady upstairs.「(殺されていた)2階の女性みたいな目に遭わせたくないだろう」
|F : ③(Do) You think she might ?「狙われているのか?」
|R : ③I know she won’t, because you’ll throw yourself in front of the bullet.「そうはならないさ。お前が弾除けになるからな。」
|F : Funny guy. ④What about the homicide ⑤I’m supposed to be investigating ?「笑わせるな。俺が捜査することになっている殺人事件はどうするんだ?」
|R : ③Paula could be connected to your homicide. ②Stay on her.「ポーラが事件に関係あるかもしれない。彼女から離れるな。」

①リースのセリフのafter all we’ve been through 「今までに一緒に経験してきたことすべてを踏まえて」は、all とweの間に関係代名詞thatが省略されています。
we’ve been through「今まで経験してきた」と現在完了形を使っているのは、知り合ってから今までの時間を通してやってきたことを時間の経過をふくめて指しているからです。
二人が共有している経験の中には、リースがファスコ刑事の相棒を含め悪漢を躊躇せずに撃ったことも入っているので、ファスコ刑事はExactly.「まさにそのとおり」と答えています。
「あんたが人を殺したことがあるからこそきいたんじゃないか」という気持ちの表れです。

②keep とstay は、どちらも何かを一定の状態や場所にとどめておくことを表わす動詞ですが、your eyes を彼女にとどめておく時はkeepを使い、自分自身をとどめておく時にstayを使っています。
自分の意思で動かせるものにkeepを使います。使い分けを表している好例です。

③「かもしれない」を意味する言葉がいろいろ出てきます。ここで使われた語を可能性の高さで並べると、

(可能性小)might < could < will (可能性大) となります。 might 「かもしれない」は、話し手がその可能性がかなり低いと思っているときに使います。
could 「ありうる」はmight より可能性がある場合です。

will「だろう」 は普通に起こりうる未来のことをいう場合に使います。

実際、ファスコ刑事は前に警護対象者をかばって銃で撃たれています。

リースは今度も盾になって守れと言っているわけで、命を危険にさらされるファスコ刑事はたまったもんじゃありません。

④what about ~「~はどうか?」は便利な表現で、この場面のように「~はどうしたらいいのか?」と尋ねる場合に使います。
ほかのちょっと変わった使い方では、What about it ?「それがどうした?」と反論するケースもあります。

例えば、金曜日の夜に出かけようと誘われて、月曜提出のレポートがあるからとあなたが断ったのに、相手がこんな風に言ってきたとすると、相手は「レポートなんてほっておいて今夜は遊びに行こうぜ」と強引に連れ出そうとしているわけです。
You can do it tomorrow.「明日やればいいじゃないか」というつもりかもしれませんね。
どうしても断りたかったら、I’m afraid I can’t come (with you). It’s really important for me.「悪いけど、(一緒に)行けないんだ。本当に大事なんだよ」と言うと角が立たないでしょう。

⑤be supposed to~「~することになっている」は予定や義務を表します。
「することになっている」だけなので必ずできることとは限らず、過去形で使われた場合は「することになっていたが、できなかった」という意味になる場合が多いです。
I was supposed to pick up the laundry, but I forgot.「クリーニングを取りに行くことになっていたが、忘れてしまった。」というように使います。

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■まとめ

いかがでしたか?ほんの少しのシーンを取り上げただけでも、こんなにたくさんの重要ポイントがあります。

いまどきの海外ドラマのDVDは、だいたい英語字幕がついています。
日本語字幕でストーリーをつかんでから、英語字幕にしてもう一度見ると、いろんな表現が見つかると思います。
場面の状況がわかるドラマの英語は、実生活で使える場面がわかりやすいので、とても収穫が多いですよ。
楽しみながら、使える語彙や表現を増やしていってください。

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