「ソーシャルネットワーク」。大ヒット映画から英語を学ぼう!

映画で学ぶ
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(出典):http://www.atomicpopcorn.net/wp-content/uploads/2010/10/DF-06839_r.jpg

「全てはこの男から始まった。」フェイスブックは誰のものでもあって、インフラのようにもはや会社の一存で何もかも決定するわけにはいかない存在となりました。旅行に出かけたり、美味しいものを食べたりする非日常的なことだけではなく、その全世界に繋がっているボードには、ありふれた日常もまた広がっています。そんなフェイスブックは20歳にも満たない一人の青年の学生寮から始まりました。

『ソーシャルネットワーク』は2010年に公開され、全米を超え、全世界で話題を呼んだ映画となりました。この物語の内容は、フェイスブック創業秘話。事実かそうでないかについての議論は賛否が分かれるところですが、映画としての評価は至るところで高く付けられています。一人の青年が0から生み出したプロダクトが誰もに使われていくドラマに夢を重ねてしまうのでしょう。

今回は、そんなソーシャルネットワークで使われていたフレーズを幾つかご紹介します。

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You are probably going to be a very successful computer person. But you're going to go through life thinking that girls don't like you because you're a nerd. And I want you to know, from the bottom of my heart, that that won't be true. It'll be because you're an asshole.

きっと、あなたは大成功をすることでしょうね。だけど、女の子はあなたのことを好きになったりしないのは自分がオタクだからと思っているでしょ。私は心から教えてあげたい、本当はそうではないということを。それは、あなたが最低だからよ。

物語の始まりでマークがエリカに振られてしまうシーン。この腹いせに、彼は女の子を顔で格付けするサイトを作るのですが、序盤から天才っぷりを発揮してくれています。ここで使われている「asshole」はスラングですが、本当の意味は尻の穴を意味し、とっても汚い言葉。相手を思いっきり貶すような時に使われがちです。

Sean Parker: We lived on farms, then we lived in cities, and now we're going to live on the internet!

ショーンパーカー:最初は農場で暮らしてた、やがてで街で暮らすようになり、これからはインターネット上で暮らすのさ、俺たちは。

ショーンパーカーは、IT業界名高いものの一人。音楽を個人間同士で共有することができるナップスターを立ち上げ、(しかし、これはやがて法規制によって取り締まられてしまうことに…)フェイスブックに初期段階で参加。最近では、Spotifyといわれる音楽ストリーミングサービスに参画していることでも有名です。そんな彼の言葉、まさに納得できるものです。

Amy: So what do you do?
Sean Parker: I'm an entrepreneur.
Amy: You're unemployed.
Sean Parker: I wouldn't say that.
Amy: What would you say?
Sean Parker: That I'm an entrepreneur.

アミー:何をやっているの?
ショーンパーカー:起業家さ。
アミー:何も仕事してないの?
ショーンパーカー:そんなことを言ってるわけじゃない。
アミー:何って言ったの
ショーンパーカー:起業家だって言ったのさ。

起業家といっても、貧乏な食えないところから、その上は果てしなく。アミーにとっての起業家イメージはどうやら前者のようだったみたいですが、ショーンパーカーは言わずと知れた起業家。職業がアントレプレナーなんて、響きだけでもカッコいいと思わず感じてしまいますね。wouldは文脈を丁寧にする時に用いる言葉として使われがちです。

Sean Parker: You don't even know what the thing is yet. How big it can get, how far it can go. This is no time to take your chips down. A million dollars isn't cool, you know what's cool?
Eduardo Saverin: [Sarcastically] You?
Sean Parker: [the scene shifts back to the deposition room] A billion dollars.

ショーンパーカー:まだこれがどんなものなのか分かっていないんだ。どれだけ大きいものをここから得られるか、どこまで行けるか。ここで降りる、まだその時じゃない。ミリオンダラーなんで全然クールじゃない、何がクールか分かってるよな。
エドワルドサベリン:おい?
ショーンパーカー:ビリオンダラーさ。

初めてマークがショーンと出会う会食シーン。神童マークといえど、既に起業家としての経験豊富な彼の前には圧倒されてしまいます。How big it can get, how far it can go.は変わった文法が用いられていますが、bigやfarのような状態を表す形容詞が前に出ることで、どれだけ〜という意味となります。

Mark Zuckerberg: People want to go online and check out their friends, so why not build a website that offers that? Friends, pictures, profiles, whatever you can visit, browse around, maybe it's someone you just met at a party. Eduardo, I'm not talking about a dating site, I'm talking about taking the entire social experience of college and putting it online.

マークザッカーバーグ:誰もがオンラインで友達のことを知りたがるんだ、それに応えられるようなWEBサイトを作らないか?友達、写真、プロフィール、どこにでもブラウザ上を歩くように、パーティで誰かと会うみたいにすることができるような。エドワルド、出会い系サイトを作ろうと言ってるわけじゃないんだ。これは真剣な大学での経験などをオンラインで話せるような、そんなサイトのことを言っているんだ。

当時、自分のことをさらすとなると、出会い系などの邪なイメージも強くありました。そんな中で、フェイスブックは真っ当に自らを晒すことに成功したサービスとなりました。やっぱり、何かを成し遂げるような人は他のことに目がいかず、やりたいことや実現した未来に対して率直になるんですね。

0から何かを作り上げたい人が、その気持ちを更に高められるようなそんな映画。まだ観てない人も、一度観たという人もこうしたマークザッカーバーグやショーンパーカーのようなやり取りから英語を聞き取ってみて、新しい発見をしてみるのもよいかもしれませんね。

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