【心に響く】有名人が大学生に送った演説で英語学習!ハリー・ポッターの生みの親J.K.Rowling

皆さんは卒業式の思い出は覚えていますか?私は大学の卒業式は比較的最近のことなのでよく覚えています。しかしそれよりも鮮明に覚えているのが高校の卒業式。卒業式の後のホームルームで3年間私の担任だった恩師が感動的な言葉を送ってくれました。
恩師の言葉はこれからもいつも私の心に残り続けて、決して色褪せることはないでしょう。おそらく皆さんも担任の先生や校長先生、もしくは学長の言葉などが心に残っているのではないでしょうか?

卒業式は人生の大きなイベントです。特に大学の卒業式は社会人を迎える学生に、人生の先輩である人々からメッセージが送られます。それは外国の大学も同じです。外国の有名大学には、誰もが知っている有名人が卒業生たちに一生残り続けるであろうメッセージを贈ります。
今回はそのメッセージで英語学習をしつつ、人生の教訓を学んでいきたいと思います。第一弾となる今回はハーバード大学卒業式でスピーチを行ったJ.K.ローリングのスピーチを扱っていきたいと思います。

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Who’s J.K Rowling?

J.K.ローリングは現代で最も有名で偉大な作家の1人です。おそらく多くの方がご存知かと思いますが、彼女はあの「ハリー・ポッター」シリーズの作者です。

彼女は子供のころから小説家に必要な豊かな想像力を持っていて、6歳の頃にウサギの話を書いたそうです。大学卒業後すぐに小説家として活動するのではなく、アムネスティ・インターナショナルの秘書として働いていました。しかし心のどこかに小説家になりたいという情熱を持ち続けた彼女は秘書の仕事に情熱を捧げることができませんでした。

そんなローリングが「ハリー・ポッター」のアイデアを思い付いたのは突然のこと。ロンドンに帰る列車に乗っていたときに、突然舞い降りたそうです。その後必死にアイデアをノートに書き写したローリングですが、様々な困難が彼女に訪れます。最愛の母親の死、流産の経験、うつ病、そして自殺を本気で考えるほどの心労などなど。

彼女の人生は決して順風満帆ではありませんでした。そんな彼女は新たに社会に旅立とうとする希望に満ち溢れた若者にどのような言葉を贈ったのでしょうか?早速見ていきましょう。

J.K.Rowling Harvard Commencement Speech

スピーチは約20分程度ある長いものです。全て解説・翻訳するとかなりの量になるので、今回は部分部分を切り取って見ていきたいと思います。

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恐怖と吐き気に耐えたおかげで体重が落ちたわ。

The first thing I would like to say is ‘thank you.’ Not only has Harvard given me an extraordinary honour, but the weeks of fear and nausea I have endured at the thought of giving this commencement address have made me lose weight. A win-win situation!
単語解説
・Extraodinary honour - 素晴らしい栄誉
・Fear - 恐れ、恐怖
・Nausea - 吐き気
・Commencement - 卒業式
・Address - 演説、スピーチ
・Lose weight - 体重が落ちる

ローリングはジョークを言ってからスピーチを始めています。彼女はまず感謝を述べていますね。感謝した対象は2つ。
・1つ目はハーバード大学でスピーチを行う栄誉ある機会に対して。
・2つ目はスピーチを行うという恐れと吐き気を感じた数週間のおかげで体重も落ちたという事実。
このようにジョークを言って場の雰囲気を和ませてからスピーチを行うのはいい方法ですね。

失敗が持つ恩恵とリアルライフを生き抜くために大切な想像力について話をします。

I have decided to talk to you about the benefits of failure. And as you stand on the threshold of what is sometimes called ‘real life’, I want to extol the crucial importance of imagination.

単語解説
・Benefits - 利益、恩恵
・Failure - 失敗
・Threshhold - 入口
・Extol - 絶賛する
・Imagination ー 想像力

今回のスピーチでローリングが伝えることは2つ。それは失敗がもたらす利益と過酷な現実を生き残るために大切な想像力の重要性です。

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愚か者だけが貧しさを美化するのです。

Poverty entails fear, and stress, and sometimes depression; it means a thousand petty humiliations and hardships. Climbing out of poverty by your own efforts, that is indeed something on which to pride yourself, but poverty itself is romanticised only by fools.

単語解説
・Poverty - 貧困、貧しさ
・Entail - 必然的に伴う
・Petty humiliations and hardships - 小さな屈辱と困難
・Climb out of~ - ~から抜け出す
・Romanticise - 美化する

ローリングは昔から貧しさを経験しています。そのためローリングは貧しさは誇らしいものではないとはっきりと言っています。時に貧しさは美化されますよね。しかしそんなことを美化するのは愚か者がすることであり、貧しさは決していいものではないと彼女の経験から伝えています。

失敗の恩恵

・failure meant a stripping away of the inessential
失敗は不必要なものを取り去る
・Failure taught me things about myself that I could have learned no other way. 
失敗は他の方法では学ぶことができない自分自身について教えてくれた

失敗をすることによってローリングは自分自身の強みを知ることができました。最大の恐れである失敗が現実になったことで、ローリングは自由となり、偽りのない自分自身となることができたのです。失敗がローリングの最大の強みになりました。

世界を変えるのに魔法はいらない。私たちはより良い世界を想像する力を持っている。
We do not need magic to change the world, we carry all the power we need inside ourselves already: we have the power to imagine better.

単語解説
・Carry - 所持している

アムネスティ・インターナショナルでの勤務時代ローリングスは世界には過酷な運命を持つ人々、どんなに声をあげても届かない人々がたくさんいることを知りました。そして民主主義国家に生きる我々がどれだけ幸せかということを学んだのです。そしてそういった声なき人の立場を想像することが大切であり、そういった弱者と言われる人々と協力出来たら世界をより良いものに変えることができます。想像力は魔法のようなものであり、世界を変えることができるのです。

人生は物語のようなものである。重要なのはどのくらい長いかではなく、どれだけ良いのかということである。
As is a tale, so is life: not how long it is, but how good it is, is what matters.

最後にローリングは友人の大切さを述べた後に、古代ローマ人哲学者セネカの言葉を贈ります。それが「人生は物語のようなものである。重要なのはどのくらい長いかではなく、どれだけ良いのかということである。」というものです。

いかがでしたか?ぜひスピーチ動画を視聴してみてください。今回紹介したのはスピーチのほんの1部です。彼女が伝えたかったことはまだまだたくさんあります。ぜひ英語学習ついでに心の琴線に触れるメッセージを感じてください。

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