彼らが言いたかったのは、成功じゃない? アメリカンドリームから学ぶ、物事を続ける理由。

名フレーズ
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アメリカンドリーム。
誰しもが、成功における機会を均等に与えられており、努力を弛まなければ、必ず叶うとされています。

こうした風潮は、どこに居ても変わらないところですが、この国では、その思い入れが、それぞれ特に強いように感じます。

それは、成功に対する執着です。

日本とアメリカを比較したときに、誰もが共通して目指すものとして、前者は「幸せ」、後者は「成功」を追求しているように思えます。

それでは、「幸せ」と「成功」は何が違うのでしょうか。

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■「成功」とは何か?

まず、成功。

すなわち、SUCCESSの語源をみてみましょう。

これはsuc-(下に)+cess(進む)、下に続くこと、思うように事が運び続けているとなります。

サクセス、サクセスと叫ぶものの、一時的なものではなく、継続して物事が成立していることになるのですね。

逆に、幸せの意味を持つHAPPY。

何かが起こる、運良く舞い降りてきた、happenから由来しているみたいです。

日本語ではどうなのでしょうか。

成功は、功を成すと書きます。

幸せは、仕合わせ、巡り会いが良い状態が続くことを指すみたいです。

これらを踏まえて、考えてみると、アメリカのSUCCESSと、日本の幸せは、同じように「継続的に、上手くいっている状態が続く」ことを指すというわけですね。

アメリカの成功者と呼ばれている人たちが残した言葉には、継続していくことの大切さを訴えているフレーズが多いように思えます。

今回は、アメリカでどんなに苦境な立場に強いられたとしても、諦めずに、自らの信念に従い、それを続けた偉人たちの言葉を見ていきましょう。

■努力あっての成功

| Success isn’t something you chase. It’s something you have to put forth the effort for constantly.
| Then maybe it’ll come when you least expect it. Most people don’t understand that.

| 成功はただ追いかければよいというものではない。それに向かって、弛まず努力を続けなければならない。
| そうすれば、きっと成功は思いがけず、やって来るんだ。それをあまりに、理解していない人が多すぎるのだ。

バスケットボールの神様。マイケルジョーダンは、そのバスケットボール人生で10回の得点王、11回の年間最多得点王を受賞しました。

認められたのは数字だけではなく、あらゆるプレーを完璧にこなし、驚異的な身体能力を披露し、観客すべての心を魅了してきました。

そんなに、もてはやされた彼こそ、誰よりも失敗の味を知っていました。

彼がメディアに向けて放った言葉には、成功者に多い、挑戦を応援することよりも、芯をもって、物事を続けていく大切さを語っているものが圧倒的に多いのです。

■準備の大切さ

| If I had six hours to chop down a tree, I’d spend the first four hours sharpening the axe.

| もし私が木を切ることに6時間の時間を与えられたとするならば、私は5時間を斧を研ぐ時間に費やすだろう。

ただ実行することよりも、準備に時間をかける。

これは、奴隷解放宣言を謳った、アメリカ第16代大統領であるエイブラハム・リンカーンの言葉です。

彼の人生は、最初から大統領になることを約束されたようなものでは決してありませんでした。

1809年、ケンタッキー州にて、無学な開拓農民の両親を持ち、生まれ、貧困と奴隷制度に転居を強いられながら、やがて中学を中退。

以後独学で学びながら、23歳で政界入りを決めました。落選を経験するも、諦めずに、信念を貫き通しました。

■夢を追い求める

| All our dreams can come true, if we have the courage to pursue them. I only hope that we don’t lose sight of one thing – that it was all started by a mouse.

| 夢を追い求める勇気さえあれば、それらはきっと実現されるだろう。いつだって忘れないで欲しい。すべては一匹のねずみから始まったということを。

アメリカンドリームといえば、真っ先に思い浮かべる人が多いと思います。

ウォルトディズニーは、小さい頃から絵を描くことが好きな少年でした。

彼は、戦争や倒産のような大変なことが身に起きたとしても、決してアニメを制作することを諦めませんでした。

その夢や、想像力は、彼の死後も衰えることはなく、世界中の人たちに今もなお夢を与え続けています。

■納得がいくまで諦めない

| Do your duty and a little more and the future will take care of itself.

| やるべきことと、それ以上のことを行いなさい。そうすれば、未来は開けてくるものです。

アンドリューカーネギーは、1870年代にカーネギー鉄鋼会社を創業し、鉄鋼王と大富豪の2つの顔を持つことになりました。そのキャリアは決して、綺麗なものではなく、13歳という若さで繊維工場の仕事に就き、週72時間もの重労働をこなしていました。やがて、何百の転職を繰り返したが、納得いくまで、自分の得意分野を見つける努力を怠りませんでした。

■現状に満足をしない

| I’m never pleased with anything, I’m a perfectionist, it’s part of who I am.

| 私は決して現状に満足することはなく、完璧主義者なんだ。それが取って変われない私のことなんだ。

エンターテイナーの王様、マイケルジャクソンもまた、華やかな顔の裏に、完璧を追求する継続的な素顔を持っていました。

1980年代のポップシーンを、自分の色で塗り潰すことに成功したマイケル。

彼の活躍は、幼い頃から注目されている為、才能があったことも言われていますが。

継続して、ミュージックシーンに生涯、生き残った彼には、才能だけではなく、継続して完璧を追求する姿勢に理由があったように思えます。

■まとめ

先述したように、成功も幸せも、どちらも継続的に物事が上手くいくと説明しました。

しかし、その中身が全く同じというわけではありません。

幸せには、失敗しないまま、安定した状態が続く意味が強いような気がします。

成功はその土台に、失敗を恐れず、挑戦する姿勢も必要となります。
成功者と、幸せ者では、なんだか境遇が違いますよね。

筆者はアメリカの中でも、特に成功者とそうではないものが共存している、サンフランシスコに暮らしています。

全員というわけではないですが、出会う人の多くは成功者と呼ばれる為にも、自らの手掛けている事業を諦めることなく、やり続けています。

自分の発明したTシャツを売る仕組みは世界中で採用されるべきだと、十数年間事業を続けている人や、街に広がるゴミをなんとかしたいと考え、毎日人々を集めて、ゴミを拾い集める人。

どこにいても、こうしたマインドは万国共通です。

しかし、ほとんどが失敗を顧みず、信じてることを続けているこの街の人たちは、成功はともかく、筆者の目には幸せそうにも見えます。

海外に出てみることで、言葉ひとつ考えさせられてしまうこともあるのですね。

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