2019年ゴールデングローブ受賞者のスピーチで英語学習

映画で学ぶ
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2019年1月、アカデミー賞の前哨戦とも呼ばれるゴールデングローブ賞が開催されました。本命はフレディ・マーキュリーの人生を描いた「ボヘミアンラプソディー」、もしくはレディー・ガガとブラッドリー・クーパーがタッグを組んだ「アリ/スター誕生」だと予想されましたが、結果はどうだったのでしょうか?今回はゴールデングローブ賞2019の受賞者スピーチで英語学習をしましょう。

主演男優賞に輝いたのは、やっぱりあの人!

I’m beyond moved. My heart is pounding out of my chest right now. This is a profound honour to receive this and to be counted amongst such extraordinary actors. I’m privileged to be counted among you.

僕はとても感動しているよ。心臓が胸を強く打っているんだ。この賞を受賞できたのは本当に光栄だし、優れた俳優だと認められたということだからね。あなたたちの仲間に加えてもらえて、本当に光栄です。

【単語解説】
beyond – ~を超えて
be moved – 感動する
pound – 打つ、叩く
profound – 心からの
honour – 光栄、栄誉
count – 認める
extraordinary – 並外れた
privileged – 光栄で

To you Brian May, to you Roger Taylor for ensuring that authenticity and inclusively exists in the music and in the world and all of us.Thank you to Freddie Mercury for giving me the joy of a lifetime. I love you, you beautiful man. This is for and because of you, gorgeous.

映画内の音楽と世界観を確実にしてくれた、ブライアン・メイとロジャー・テイラーに捧げます。そして、フレディ・マーキュリーに大きな感謝を示します。あなたのおかげで人生の喜びを見つけられました。美しく生きたあなたを愛しています。これはゴージャスなあなたのおかげでの受賞です。

【単語解説】
ensure – 確実にする
authenticity – 確実なこと、信頼性
inclusively – すべて含めて
lifetime – 生涯

今回のゴールデングローブ賞の目玉は、やはり「ボヘミアンラプソディー」でした。映画は作品賞を受賞し、フレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレックが主演男優賞に輝いたのです。

上はラミのスピーチの一部を抜粋したもの。クイーンのメンバー、そしてフレディ・マーキュリーに捧げたスピーチでした。

ベストスピーチはこれ!

My bitches — Emma (Stone) and Rachel (Weisz) — thank you. Every second of working with you was such a joy, so much fun; I was so sad when it finished.
私の親愛なるビッチ、エマとレイチェル、本当にありがとう。あなたたちと働いた一分一秒は本当に楽しい時間だった。撮影が終わったら、とても悲しくなっちゃったの。

【単語解説】
bitch
ビッチはネガティブな意味が多い単語です。しかし、この場面でネガティブな意味だとおかしいですよね。実は、ここでは親しみの意味を込めてBitchesと呼んでいるのです。
joy – 喜び
sad – 悲しい

I would like to tell you how much this film means to me but I can’t think of it ‘cause I’m too excited. I had such a f***ing blast, it was amazing.
私にとって、この映画がどれだけ大切なものかを伝えたいけど、興奮しすぎていて言葉で言い表せないわ。本当に楽しい経験をしたわ。素晴らしかったわ。

【単語解説】
mean – 大切である、大事である
have a blast – 楽しい時間/経験を過ごす

I went on a private jet and I ate constantly throughout the film. It was brilliant.
映画撮影中はプライベートジェットで移動して、食べてばっかりだったわ。とても素晴らしい映画撮影だったの。

ミュージカル/コメディ部門で主演女優賞に輝いたのはオリヴィア・コールマンです。彼女は映画「女王陛下のお気に入り」に主演しています。ユーモアあふれるスピーチが印象的ですよね。まさに今回のベストスピーチです。

激戦区の主演女優賞を勝ち抜いたのは?

What I’ve learned through this whole experience is that women, we’re nurturers, that’s what’s expected of us. We have our children and we have our husbands, if we’re lucky enough, and we have our partners, whoever.
私が撮影で学んだ経験は女性についてです。私たちは子育てをします、そしてそれが私たちに期待されていることです。もし幸運ならば、私たちには子どもと夫、もしくはパートナーがいます。

【単語解説】
experience – 経験
nurturer – 子育てをする人

But we have to find personal fulfillment. We have to follow our dreams. We have to say ‘I can do that and I should be allowed to do that. It took 14 years to make this film. It was called 'The Wife' – I think that's why it took 14 years to get made.
しかし、私たちは個人的な満足感を持たなければいけません。私たちは自分の夢に向かって生きるべきです。私たちは「私たちはそれができるし、それをする権利がある」と言うべきです。

この映画を製作するのに14年かかりました。映画のタイトルは「ワイフ(原題)」と言います。だから、14年という長い年月がかかったのでしょう。

【単語解説】
fulfillment – 満足感
follow – 従う

I'm thinking of my mom, who really sublimated herself to my father her whole life, and in her 80s said to me, 'I haven't accomplished anything.
今、母親のことを思っています。彼女は本当に人生を父に捧げ、80年代には私にこう言いました。「何も成し遂げていないわ」と。

【単語解説】
accomplish – 成し遂げる、達成する

And it was not right. … You know when I was little, I felt like Muhammad Ali, who was destined to be a boxer. I felt destined to be an actress. I saw the early Disney films, and Hayley Mills, and I said, 'I can do that,' and here I am today. It would've been 45 years in September that I am a working actress and I cannot imagine a more wonderful life.
それは正しくありません。私が小さかったころ、ムハマド・アリはボクサーになる運命だと感じたように、私もまた女優になる運命だと感じたのです。初期のディズニー映画やヘイリー・ミルズを見て、「私もできる」と言いました。そして今日、私はこの場に立っています。9月には女優として45周年を迎え、これ以上に素晴らしい人生は想像できません。

【単語解説】
be destined to – ~する運命である

レディー・ガガやニコール・キッドマンなどがいる激戦区がドラマ部門の主演女優賞。そこで見事に受賞を果たしたのが、「天才作家の妻/40年目のシーズン」で主演を努めたグレン・クローズです。力強いスピーチが非常に印象的でした。

まとめ

今回は2019年ゴールデングローブ賞のスピーチで英語学習をしました。印象的なメッセージが多かったですよね。主役は「ボヘミアンラプソディー」でしたが、オスカーではどうなるのでしょうか?YouTubeなどでスピーチは見れるので、ぜひ注目してください。

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