発音が良くなるだけじゃない!ネイティブの子供たちが学習するフォニックスを学ぼう!

勉強法
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英語を学習している者にとってきれいな発音で流暢な英語を喋ることは目標の一つですよね。しかし発音はなかなか上達しないという人が多いのではありませんか?私もよく発音に関する相談を受けます。そんな時に私はどんな勉強を行ったのかを聞きますが、ほとんどの方が発音に関する学習をしていないのです。発音の学習は退屈に見えるかもしれませんが、言語学習には必須です。

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■フォニックスとは?

フォニックスとは英語の綴りと発音の規則性をルール化したものです(いくつかの例外はあります)。外国の子供たちはこのフォニックスを用いて英語のスペルの学習をします。簡単に言うと英語の文字と音の関係を学ぶのがフォニックスです。

■英語はとても複雑な言語

フォニックスを説明する前に英語と言う言語について簡単に説明いたします。英語の構造を知っているとフォニックスの理解に助かります。

英語は様々な言語が組み合わされて作られた言語です。英語はアングロサクソン人によってもたらされ、ノルウェー語やフランス語などの様々な言語が組み合わされて、現在私たちが知る英語になりました。

ご存知の通り英語は26のアルファベットを組み合わせて単語や文を読み書きします。しかし英語を話すには何と40あまりもの音が使われます。そのため英語では発音することと書くことは違うものです。書かれた英語を見た通り声に発することができない言語です。

■フォニックスの効果

フォニックスの最大の効果は発音が向上することです。しかしそれだけではありません。初めて見た単語も簡単に読めるようになり、読解力の向上にもつながります。私たちもあ~んまでの51音を習いましたよね。そしてそれは日本語を喋る土台になっています。英語も同じです。フォニックスは英語を喋るうえで必要な基礎を築き上げてくれるのです。

■フォニックスのルール

さてここからは実際にフォニックスを学んでいきます。覚えておく必要がある13のルールを紹介します。

1.短く発音する母音と長く発音する母音
母音とはA E I O Uです。これらの母音の後ろに来るのが1つの子音だけだったら、母音は短く発音します。基本的に単語の中に1つの母音しかない場合は短く発音する母音です。
 例 ON、rED

母音をアルファベットの発音をする時は長く伸ばすような発音になります。基本的に母音が単語の最後にいたら、その母音は長く伸ばす発音です。
 例 pAper、fIne、gO

2.音節の中にある母音
どの音節にも最低1つは母音が入っています。母音だけで音節を作ることができます。
 例 Unit、Animal

また子音に囲まれても音節を作ることができるのです。
 例 jEt、shOt

3.サイレントE
Eが単語の最後に来ると、そのEは発音しません。また単語の中にEとそれ以外の母音が1つだけの時、かつ最初の母音がアルファベット読みとして発音されるときはEは発音されなくなります。
 例 cAkE、AtE、tApE、bItE

4.二十子音
2つの子音で1つの音を作ることがあります。
 例 CHeap、THink、Sheep

5.二重母音
単語中に母音が2つ重なる場合、最初の母音は長く発音されて後ろの母音は発音されません。有名な覚え方で”When two vowels go walking, the first one does the talking”というものがあります。意味は「2つの母音が一緒に歩いていると、初めの母音がいつも喋っている」です。
 例 bOAt、pAInt、bEAch

しかし例外もあります。それはUとOなのです。例えばPhoenixを発音する時はEをしっかりと発音してOはほぼ無声になります。

また母音が2つ重なると新しい音になることもあります。
 例 clOUd、bOIl

6.Rにコントロールされる母音
母音の後ろにRが来る場合、長く発音されます。また新しい音を作る場合もあります。
 例 spARk、bIRthday、cORn

7.優しく発音するCと強く発音するC。優しく発音するGと強く発音するG
Cの後ろに母音のE、Iもしくは子音のYが来ると、そのCは弱く優しく発音されます。
 例 CIrcus、CEntury、CYcle

他にもCは強くはっきりと発音される場合があります。
 例 Cat、CoCoa

Gの後ろに母音のE、Iもしくは子音のYが来ると、そのGは弱く優しく発音されます。
 例 GEnder、GIant、GYm
 
他にもGは強くはっきりと発音される場合があります。
 例 Gas、Goal、yoGurt

8.”FSZL”ルール
単語の最後の母音にF、S、Z、Lが続く場合、それらの子音を2つ続けて書きます。
 例 fuzz、glass、stuff、shell

9.KかC
例えばcakeとkind.。このCとKは「クッ」と同じ発音です。では何故cakeにはCが使われていてkindにはKが使われているのでしょうか?これには簡単な見分け方があります。
「クッ」という音の後に、母音のA、O、Uが続くときはC。
「クッ」という音の後に、母音のI、Eが続くときはKなのです。
 例 COld、CUre、KEy

このルールを覚えていると、初めて耳にする単語でも悩むことなく書くことができます。

10./ J /の音と/ CH /の音
/ J /の音とは「ジッ」です。スペルを書くとDGEとなります。短く発音する母音の後に、この「ジッ」という音が来るとスペルはDGEとなるのです。
 例 bADGE、hEDGE、brIDGE、 smUDGE

一方で/ CH / 「チッ」という音が短く発音する母音の後に続くと、スペルはTCHとなるのです。
 例 cATCH、fETCH、lATCH、stITCH

このルールも覚えておくだけで便利ですよね。知らない単語を耳にした時でも、すぐにどのようなつづりになるのか判断できます。

11.Eのすぐ後ろに来るI
Iは基本的にいつもEの後ろに来ます。IとEが隣り合っていてもです。例えばEとIがアルファベット読みのA「エイ」と発音されるときはEはいつもIの前に来ますよね。
 例 EIght

しかしこのルールにも例外があります。フォニックスを学ぶときに気をつけないといけないのが、どのルールにも例外が存在するということです。このルールの例外は、either、leisure、their、weird、proteinです。これらの単語に含まれているeiはアルファベットの「エイ」の発音ではありません。

他にも例外があります。それはCの後に来るIとEです。CがEIの前にあると、IがEの前に置かれます。
 例 anCIEnt、effiCIEnt、sCIEnce

12.注意が必要な子音の組み合わせ
いくつかの子音の組み合わせには注意をする必要があります。何故なら一つの子音は発音して、もう一つの子音は無声音になるからです。
  ・CNとGN、KN
  この組み合わせではNの音だけ発音されて、残りのC、G、Kは無声になります。
   例 KNight、GNome

  ・RHとWR
  この組み合わせになるとRの音だけはっきりと発音されます。
   例 RHight、Rhyme

  ・PSとSC
  この組み合わせではSの音だけ発音されます。PとCは無声になるのです。
   例 PSycic、SCience
  
  ・WH
  この組み合わせは分かりやすいと思います。Hの音だけ発音されます。
   例 WHale 、WHo

■フォニックスはアプリを使って学ぶのがおすすめ

フォニックスを学ぶ上で一番大切なのは、実際に発音してみることです。しかし正しい発音をしないと効果が全くないどころか、むしろ間違った覚え方をしてしまって逆効果ということも。そこで私はアプリを使って学習するのをおすすめします。理由は手軽に勉強でき、そして正しい発音を示してくれるからです。そこで私のおすすめアプリを紹介させていただきます。

・Phonics Genius
このアプリはフォニックスを学習するのに最適です。何とフォニックスのルールと関連付けた単語の数は6000以上。このアプリはフォニックスのルールごとにカテゴリー分けされているので強化したい分野を集中的に学習することができます。
何より自分の発音を録音して聴くことができるのです。これは意外と役に立つ機能です。実際に録音して聴いてみると、思っていたように発音できていないことに気付くと思います。自分の理想と現実の発音のギャップを埋めるのに最適です。

今回はフォニックスの中でも重要度が高いルールを紹介いたしましたが、紹介した以外にもたくさんのルールが存在します。フォニックスを学習することによって発音はもちろん、リーディング、リスニングのスキルも向上します。英語学習の土台なのでぜひ学習してみてください。

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