食べ物を使ったナルホドな英語表現

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食べ物を使った表現や慣用句というのがあります。そのまま訳したらどんな意味なのか全く想像もつきませんが、知ってしまえばきっと「ナルホド」と思うのではないでしょうか。どこの家庭にもある身近な食べ物を使った表現を集めてみました。

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■Milk:牛乳

ミルクはどこの家の冷蔵庫にも入っているStaple(定番)アイテム。
まずは、cry over the spilled milkという表現、聞いたことありませんか。文字通りに訳すと、「溢してしまったミルクについて、くよくよする」という意味です。日本語だと「覆水盆に返らず」にあたります。

・It’s no use crying over the spilled milk. You should accept the reality.
(いつまでもくよくよしたって仕方ないよ。現実を見なきゃ。)
・Don’t cry over the spilled milk.
(くよくよするな。)

milkを動詞として使うと「乳を絞る」、長じて「絞り取る、搾取する」という意味になります。

・Milking a cow was a peculiar experience.
(牛の乳搾りをしたのは面白い経験だった。) 
・The unfair agreement milked the country dry.
(不公平な協定により、その政府はすっかり搾取されてしまった。)

母乳はbreast milkまたはmother’s milkです。母乳で育てることはbreast-feedingと言います。

・Do you breast-feed your baby?
(赤ちゃんは母乳で育てていますか?)

対して、粉ミルクでの授乳はbottle-feedです。

ちなみに、「離乳する」はweanです。

・There are pros and cons of early weaning.
(早期の離乳については賛否両論があります。)

そして、赤ちゃんの乳歯はmilk teethと言います。日本語と同じ表現をするのですね。

植物の乳状の絞り汁や樹液などもmilkと呼びます。アーモンドミルクやココナツミルクなどがスーパーで売られていますね。これらのミルク、実は作るのは簡単なのですよ。柔らかくなるまで 水に浸したナッツ(ココナツは殻から剥がした身そのまま)をミキサーで砕き、そこへ水を入れて汁を絞れば出来上がりです。絞り出した乳白色の汁がナッツミルクです。栄養価も高く、牛乳アレルギーの人の代替品にも適しています。豆乳/soy milkもありましたね。

■Cake:ケーキ

石けんを数えるとき、a cake of soapと言ったりします。そのように、「かたまり」も「ケーキ」と呼びます。お餅はrice cakeと言いますし、魚やカニの身をこねてひとかたまりにまとめて揚げたfish cakeやcrab cakeという料理もありますね。

a piece of cake
「一切れのケーキ」という意味ですが、「簡単、朝飯前!」という表現です。

・I’ll take care of it. It’s a piece of cake!
(私に任せて。そんなの簡単よ!)

have your cake and eat it(両方のいいとこ取りは出来ない)
「ケーキを取っておきつつ、食べることは出来ない」ので、いいところばかり取ることは出来ないよという意味です。

・You don’t want to take time for training but you want to win? You can’t have your cake and eat it.
(トレーニングはしたくないのに勝ちたいですって? そう都合よくは行きませんよ。)

おやつの定番?ホットケーキ。でも、私たちがホットケーキと呼ぶものは、英語ではパンケーキ(pancake)と言います。けれども、次のような表現のときはホットケーキが出て来るのです。

go / sell like hot cakes(飛ぶように売れる)

・Our new product sells like hot cakes!(我が社の新製品が飛ぶように売れていく!)

■Bread:パン

パンは、a loaf(一斤), a slice(一枚), a piece (一つ)of breadと数えます。「焼きたてパン」は「fresh bread」。フランスパンのように、皮がパリっとしている状態を表現するには「crusty」という形容詞を使います。なお、オーブンでパンを焼く(作る)ときはbake、食べる前に温めるために焼くのはtoastですね。

そんなパンは「生きる糧」「生活に必要な収入」に例えられます。

・I need to find the way to earn my daily bread.
(生計を立てる道を見つけなければなりません。)

そのパンを稼いで来る人物・一家の大黒柱は「breadwinner」です。

bread and butter(生計の手段)

・The production of cashew nuts is the bread and butter in the southern region of Tanzania.
(カシューナッツの生産は、タンザニア南部地域の生計を担っている。)

「bread-and-butter」とハイフンでつないで「生活の根幹に関わる」という意味の形容詞として使うことも出来ます。

・The government set price for cashew nuts is the bread-and-butter issue among the producers
(カシューナッツの公定価格は、生産者にとっての重要事項です。)
Man cannot live by a bread alone.(人はパンのみにて生きるにあらず)

人はただ生きてさえいればいいのではなく、生きる意義が必要だということです。

■Cheese:チーズ

まず、「Say cheese!」というのがありますね。日本でも、写真を撮るときに「チーズ!」と言ったりします。チーズと言うと、口が両サイドに広がって「笑顔」になるためです。

hard cheese!
「どうぞご勝手に!」「お気の毒さま!」という感じでしょうか。

・It’s natural you can’t find the game cassette as your desk is so messy.  Hard cheese!
(ゲームカセットが見つからないのも当然ね。あなたの机ときたら乱雑なんだから。お気の毒さまね!)

cheesed off(ウンザリする)

・I’m cheesed off with unproductive routine work.
(生産性のない仕事の繰り返しにウンザリです。) 

cheesy
文字通り「チーズのような」の意味。「チーズ風味」の食べ物はもちろんですが、「靴下や足が臭う」というときにも使われます。他に、「安っぽい」「趣味が悪い」などというにもcheesyです。

・I know it’s cheesy but ・・・.
(ありきたりな言い方だけど・・・。)

■Fish:魚

Fishy「魚のような」というと、「胡散臭い、何かおかしい」の意味になります。

・It sounds fishy.(何だか胡散臭いですね。)

be like a fish out of water(場違いな)
水から出た魚のようなという表現ですが、「不慣れな状況だったり、回りの人たちと違っているために落ち着かない」という意味です。

・I didn’t have anything in common with them. I was / felt like a fish out of water.
(あの人たちとは何の共通点もなくて、つくづく場違いでいたたまれなかったわ。)
be a big fish in a small pond(井の中の蛙)

「小さな池の中で大魚を気取る」。うまい描写ですね。

be neither fish nor fowl(どっちつかずな)

「魚にも鳥にもなり切れていない」中途半端というわけです。

・His response was neither fish nor fowl.
(彼の態度はどっちつかずだった。) 

There are plenty more fish in the sea!
「海には他にいくらでも魚がいますよ」とは、つまり、「いい人は他にもたくさんいますよ」。失恋した友達を慰めるのによいセリフでしょうか。

■Apple:リンゴ

an apple a day keeps the doctor away(一日一個のリンゴで医者要らず)
「リンゴが赤くなると、医者が青くなる」といわれます。ミネラルや食物繊維が豊富なリンゴを毎日100gほど摂取することによる健康効果は様々に語られています。外国のリンゴは手に収まるくらいの小ぶりのものが多いので、日本 の大きなリンゴなら半分弱ほどで足りるようです。

the apple of one’s eye(その人にとって、かけがえのない大事な人)
スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)1972年の曲「You Are the Sunshine of My Life」の印象的な歌詞にもなっています。皆さんもきっと耳にしたことがあるのでは。

“You are the sunshine of my life,
 That’s why I’ll always stay around,
 You are the apple of my eye,
 Forever you’ll stay in my heart”

日本語だとリンゴという言葉は使いませんが、「目に入れても痛くない」ほど可愛いと言ったりしますね。

apples and oranges(あまりに違っていて比べようがない)

・Are you asking me which one I like better between you and your brother? I can’t compare because you are like apples and oranges. I love you both! 
(君とお兄さんとどちらの方が好きかって? 二人とも別物なんだから比べられないよ。どちらも大好きだよ!)

upset the applecart(計画などを台無しにする)
文字通りの訳「リンゴを積んだ手押し車をひっくり返してしまう」は、つまり、台無しにするという意味。

・He totally upsets the applecart by arriving too late!
(彼が来るのが遅すぎたせいで予定が台無しだ。)

apple-pie
アップルパイは「完璧」の象徴。または、「典型的なアメリカンスタイル」を意味します。

・Their slogan displays apple-pie values.
(彼らのスローガンは典型的なアメリカの価値観を表しています。)

be in apple-pie order(きちんと整理された状態)

・Tips on how to keep things in apple-pie order.
(モノを整理するコツ)

The apple doesn’t / never fall far from the tree.(子どもは親に似る、カエルの子はカエル)
英語だと「リンゴは木から遠くへは落ちない」という表現になるのですね。

■身近な食べ物を使った表現、言われてみればと合点のいくものもたくさんあったのではないでしょうか。同じ意味でも、日本語と英語では発想や例え方が違っていて面白いですよね。

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