英検1級の英作文問題~その対応方法について

英検1級では英作文の問題があります。
1次試験の筆記において、リーディング問題が約40問、そしてライティング問題として、英作文が課されます。筆記問題の所要時間はあわせて100分です。
リーディング問題は選択肢4つから正解を選ぶものであり、ライティング問題は、設問を理解し、指定の内容にて自筆の英作文の回答をすることが要求されています。
何事もそうですが、できる限りの事前の備えがあれば、本番でうろたえることはありません。いったいどういう問題がでて、どういう作文を書けばいいのか調べておきましょう。

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試験問題例

2018年1月の試験問題を例にどういう対策が必要か考えてみましょう。

・Write an essay on the given TOPIC.
・Give THREE reasons to support your answer. 
・Structure: Introduction, main body, and conclusion
・Suggested length: 200-240 words
・Write your essay in the space provided on Side B of your answer sheet.
Any writing outside the space will not be graded.

TOPIC:Should Japan rethink its relationship with the United States?

・与えられたトピックについて作文を書きなさい。
・あなたの答えを裏付けるための3つの理由を記しなさい。
・構成は次のようにしなさい:導入、本文、結論
・およそ200語から240語の長さで書きなさい。
・解答用紙のB面余白部分に書くこと。
他の場所に書かれたことは採点されません。

トピック:日本はアメリカとの関係を再考するべきであるか?

問題文は英語で示されています。難しくはありませんが、しっかり読んで、出題内容に沿った回答ができるようにしなければなりません。

難しい単語は使われていませんが、よく読んで誤解したりしないようにしましょう。
rethinkは再考する、再度考えるです。
itsはitの所有格です。いいかえればJapan’sとなります。
relationship with はwith以下との関係ということです。

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英作文・回答例

回答例を書いてみました。

(Introduction  35words)
The relationship between the two countries should be considered always in accordance with the situation of each domestic issues and international problems. 
Including particular three reasons, my opinion to the topic is as follows. 

(Main body  170words)
Japan has some problems both domestically and internationally.  
The biggest domestic issue is to cope with decreasing birthrate and aging population. 
It is also necessary to carry on anti-deflation policies as soon as possible. 
Improvement of the relationship with neighbor countries is important, too. 
The United States has issues on tariff with many other countries and on gun-control domestically. 
The relationship between the two countries should not be rigid under such circumstance. 
Therefore we need to rethink the relationship with US under current circumstance on the three reasons below.
The first reason is that it is necessary to find the best method to solve the each domestic issues on reconsideration for the relationship. 
Furthermore the second reason is that it is important to keep good relationship in order to cooperate to respond to several international issues. 
Subsequently to the two reasons, the third one is the forward planning. 
We both need to think constantly our future not only for two countries but also the whole world. World peace is the most important.

(Conclusion  27words)
As the conclusion," yes, we shoud", Japan should rethink the relationship with the United States.
It is benefit for both and great interest for the whole world.    
(Total 232 words)

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回答例の解説

導入
between the two countriesはbetween Japan and The United statesでもかまいません。
トピックにあげられている2国間のことですからいずれの書き方もできます。
2国間の関係というものは常に良く考えられるべきであるという一般論を述べ、以下にトピックの質問事項についての見解を述べるとしました。

本文
日本とアメリカがそれぞれ抱えている、国内問題また対外問題を記述し、そういった状況下で2国間関係は硬直化すべきではないとしています。
さらに指示されているとおり3つの理由を記し、常に関係を再考していく必要があると記しました。

結論
トピックが疑問形ですので、どこかに、その答えとなる Yes, we shoud.を記述するのがいいと思います。否定する場合は、No, we sholdn’tとなります。
ここは日本ですので、JapanをWeと表現することはかまいません。
また the United StatesをThe US、 US、 U.S.、 America、 The United States of Americaなどと記すことができます。

およそ240語の割り振りを、導入に10%の24語、本文に80%の192語、結論に10%の24語と考えるといいと思います。
実際にはそのとおりにはならないとしても、おおよその目安とすることです。事前に目安を決めておくことで、試験時間の節約になります。
さらに本文においては、192語の半分の96語を主張にあて、残りの96語を3等分してそれぞれ32語を3つの理由の記述に使うと分かりやすいと思います。あるいは、192語をすべて3つの理由の記述に使い、ひとつの理由に64語ずつを使用するということでも問題ないと思います。

全体的に、記述する内容が、社会的事実に合致しているかどうかよりも、
1.記述内容の論理構成として揺れがないかどうか、つまり結論は肯定なのに、本文では否定的な内容を記述していたりしないか
ということや、
2.パラグラフの構成、3つの理由の記述、などの指示事項をまもっているかどうか、
3.そして単語や文法に間違いがないか
ということを優先すべきです。いかにトピックが日本とアメリカの関係についてということであっても、これは英語の能力を問う試験であって、日本の外交政策をどうすべきかを論じる試験ではないからです。

内容、構成、単語や文法という3つの事項を意識しておくことが必要です。
そしてできればできるだけさまざまな単語、文型を使用して、わかりやすい表現がなされているといいと思います。

もうひとつ忘れてはいけないのは、かならずしも満点を取る必要はないということです。
英検1級では、おおよそ満点に対して、75から80%の点数がとれれば合格となるようです。
ですから、この英作文においても、20%程度の減点要素があったとしても大丈夫くらいの考えでいいと思います。

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回答例の和訳

(導入)
二国間の関係はそれぞれの国内問題また国際問題の状況に従い常によく考えられるべきだ。
三つの理由を含めて持論を以下に述べる。

(本文 3つの理由)
日本はいくつかの国内問題そして国際問題を抱えている。
最大の国内問題は少子高齢化への対応である。
デフレ対策も早急に進める必要がある。近隣諸国との関係改善も重要だ。
米国は他国との関税問題を抱えまた国内には銃規制問題も存在する。
そのような環境のもと両国関係は硬直化されるべきではない。
それゆえに、以下に示す理由により、現環境下での日米関係の再考を必要とする。
第一の理由は、関係を再考していくなかで両国の抱える国内問題の最善の解決策を見いだす必要があるということ。
さらにまた、第二の理由としては、いくつかの国際問題へ協力して対応するために良好な関係を維持することが重要であるということ。
その二つの理由に引き続いて、三番目の理由は将来計画である。
両国は両国のためのみならず世界全体のために常にわれわれの将来について考える必要がある。世界平和が最も重要な事項だ。

(結論)
結論として、日本はアメリカとの関係を再考すべきである。
それは両国にとっての利益となりまた世界全体への大きな貢献となる。

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まとめ

試験時間の配分としましては、人それぞれ得意分野があると思いますので、一概にはいえませんが、100分間のうち、できれば選択肢問題であるリーディング約40問を40分以内で終わらせて、このライティングには60分以上を費やしたいと思います。
パラグラフの構成、本文部分の内容といった記述することの中身も重要ですし、単語にミスがないこと、時制や、単数複数の文法上の間違いがないことも必要です。200から240wordの文章をかりに60分を費やせたとしても完璧に仕上げるのはとても難しいことではあります。

英検を運営しています、日本英語検定協会の公式サイトには過去の問題が掲載されていますので、模擬試験として解答してみるといいでしょう。英検1級はレベルが高くなかなか合格できない試験ですが、それだけにチャレンジし甲斐がある試験だと思います。

日本英語検定協会の公式サイト→http://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/solutions.html

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