【2018年】ゴールデングローブ2018年のノミネート作品を大紹介

映画で学ぶ
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アカデミー賞の前哨戦とも呼ばれるゴールデングローブ賞。75回目となる映画・ドラマの祭典は2018年1月8日(日本時間)に開催されます。
2017年に公開・放送された映画ドラマが対象となります。今回はゴールデングローブ2018のノミネート作品から注目度の高いものを紹介します。

The Shape of Water(映画部門)

【概要】
映画部門で作品賞、主演女優賞など最多の7部門にノミネートされたのが「シェイプ・オブ・ウォーター」です。第74回ベネチア国際映画祭で金賞を受賞した超話題作です。監督・脚本を務めるのは、メキシコ出身の鬼才ギレルモ・デル・トロ。彼の代表作は以下の通り。

・「ホビット」シリーズ
・ブレイド2
・パシフィック・リム
・パンズ・ラビリンス

主演を務めるのは、イギリス出身の女優サリー・ホーキンス。「ハッピー・ゴー・ラッキー」でゴールデングローブ賞主演女優賞受賞、「ブルージャスミン」でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた演技派女優です。発話障害の女性という難しい役どころを見事に演じた彼女、2度目のゴールデングローブ賞受賞、そして悲願のアカデミー賞受賞となるのでしょうか?

日本での公開は2018年3月1日予定。ギレルモ・デル・トロ監督の史上最高作品と称された作品は数多くの賞を受賞することが期待されています。

【あらすじ】
ギレルモ・デル・トロが今作で描くのは、1962年冷戦時代のアメリカ合衆国です。主人公イライザは政府の秘密研究所で働く清掃員。そこでイライザは同僚のゼルダと共に秘密裏に行われている実験を発見してしまうのです。それ以来、彼女の人生は永遠に変わったまま。孤独な女性イライザと実験中の魚人との交流を描いたストーリー。

The Post(映画)

【概要】
「シェイプ・オブ・ウォーター」の次に多いノミネート数だったのが「ペンタゴン・ペーパーズ / 最高機密文書」です。スティーブン・スピルバーグ監督最新作で、主演男優にトム・ハンクス、主演女優にメリル・ストリーブとハリウッドの伝説が集合した作品。これは実話を基にした映画であり、社会に向けたメッセージ性が強い作品と言われています。日本公開は2018年3月予定です。大手映画批評サイトIMDbでは10点満点中6.6点と少し物足りない気もしますが、豪華スタッフ・俳優大集結の期待を日本で超えることはできるのでしょうか?

【ペンタゴン・ペーパーズ暴露事件】
映画のメインテーマであるこの事件はベトナム戦争の記録文書をニューヨークタイムズ、ワシントンポストの大手メディアが報道したことがきっかけで起こります。機密文書が報道されたので、政府はすぐに記事の差し止めを求めますが、新聞社は応じない。ついに新聞社とアメリカ合衆国政府は裁判で争うことになるのです。

Three Billboards Outside Ebbing, Missouri(映画)

https://www.youtube.com/results?search_query=Three+Billboards+Outside+Ebbing

【概要】
6部門にノミネートされた期待作です。ヴェネツィア国際映画祭では惜しくも金賞こそ逃しましたが、脚本賞を受賞しています。監督・脚本を務めるのはマーティン・マクドナー。イギリス、ロンドン出身の彼は「イン・ブルージュ」でアカデミー賞オリジナル脚本賞にノミネートされています。

主演は名女優フランシス・マクドーマンド。彼女はアカデミー賞、エミー賞、トニー賞の三大演劇賞を達成しています。演劇の三冠王を達成したのは、これまでの長い歴史でたったの23名。フランシス・マクドーマンドはこれまでにゴールデングローブ賞にノミネートこそされていますが受賞はしていません。今回で新たな栄誉を飾ることができるのでしょうか?

「スリー・ビルボード」は2018年2月1日に日本公開予定です。他の大作の陰に隠れている感こそありますが、多くの批評家はアカデミー賞最有力候補の一つとしています。

【あらすじ】
今作はダークコミックムービーです。主人公ミルドレッド・ヘイズは娘を殺害された母親。数か月がたっても犯人の手がかりがつかめないため、彼女は大胆な行動をとることに。古びた3枚の看板に警察を挑発するかのようなメッセージをのせたのです。街中を敵に回したミルドレッド。彼女に待ち受ける運命とは?

Big Little Lies(ドラマ)

【概要】
ドラマ部門で最多となる6部門にノミネートしたのがBig Little Liesです。ニコール・キッドマンやリース・ウィザスプーンといった豪華俳優陣が集結したドラマです。これはオリジナルストーリーではなく、リアーン・モリアーティンの大ベストセラー小説「ささやかで大きな嘘」を原作としています。小説は世界で150万部突破している傑作ミステリー小説として知られています。小さな嘘が次第に大きくなっていく。世界でも大人気ですが、個人的には日本人で大ハマりする人は多いかなと思っています。

【あらすじ】
物語のメインキャラクターは3人の女性。ライフスタイルも、年齢も異なる彼女たちが持つたった1つの共通点。それが、子供たちが同じ学校に新入生として通うこと。同じ学校に通う子供を持つママさんたちは交流を深めていきます。そんな時に殺人事件が起きるのです。

Feud(ドラマ)

Feudの意味は「確執」や「不和」。タイトルの通り、このドラマはある2名の人物の角質を描いたものです。それがベティとジョーン。彼女らはハリウッドの黎明期に君臨したトップ女優たち。二人ともオスカーを獲得した名女優として数多くの作品に出演しているにもかかわらず、共演したのはたったの一回のみ。共演映画は「何がジェーンに起こったか?」。映画では姉妹役を演じた二人ですが、舞台裏では壮絶なライバル関係が描かれていたようです。今作では、その舞台裏を描いています。

ベティを演じるのは、スーザン・サランドン。彼女は1995年の映画「デッドマン・ウォーキング」で見事アカデミー賞主演女優賞を獲得しています。ジョーン・クロフォードを演じるのは、ジェシカ・ラング。彼女はアカデミー賞助演女優賞、アカデミー賞主演女優賞、エミー賞主演女優賞、トニー賞主演女優賞と数多くの賞を獲得している名女優。2人の名女優が演じる名女優同士の戦いは大注目です。

まとめ

今回は注目の5作品を紹介しました。まだ日本では公開されていないものが多かったですね。ゴールデングローブ賞やアカデミー賞の結果を受けて映画館に足を運ぶのもいいです。
ドラマは動画配信サービス会社によっては、配信されていないものもあります。加入前には、観たい作品が配信されているかどうか確認しましょう。今回の賞レースは接戦が予想されています。いったい、どの作品が賞を取るのでしょうか?楽しみですね!

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