雨の後の香りは?天気にまつわる素敵な英単語を学ぼう!

こんな時にこんなフレーズ
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日常生活でよく使用されるトピックと言えば、天気ですよね! 多くの方は、天気の基本的な英単語を知っていると思いますが、天気は奥が深いです。例えば、「雨の後の香り」や「急激に低気圧になること」を示す英単語は分かりますか?私たちが思っている以上に、英語は天気に関する単語を持っています。今回は知られざる天気に関する英単語を学びましょう。使えそうな英単語は、ぜひ覚えて実践で使えるようになってください。

爆弾!?天気と爆弾の関係性って何かある?

まずは、Bombogenesisという単語を紹介します。さっそく、難しそうな英単語の登場ですが、我慢して読み進めてくださいね。この英単語は「ボムボジェネシス」と読みます。響きだけ見ると、可愛いですよね。

この単語をよく見ると、「爆弾」を意味するBombがあることが分かります。爆弾+天候を意味する単語ですが、何か思いつくでしょうか?

Bombogenesisの意味は「急速に低気圧になること」、もしくは「爆弾低気圧」とも訳せますね。あまり見かけませんが、たまに英語ニュースを見ていると出てきます。覚えておいて損はない単語です。

予想さえつかない!普段は絶対に使わない単語

次に紹介するのは、Haboobです。読み方は「ハブーブ」で、この単語もまたなんだか可愛らしいですよね。でも、意味は全く可愛くありません。この単語は、アフリカ北部や砂漠地帯に住んでいる方ならご存じかもしれません。まあ、私も含めて大多数の人は知らないと思いますが。

Haboobの意味は「強い砂嵐」や「大きな砂嵐」です。注意点は、普通の砂嵐よりも激しくて、規模が大きいものということ。一般的な砂嵐はSandstormですが、それよりも強いものがHaboobと呼ばれます。

Haboob hits Phoenix.
大きな砂嵐がアリゾナ州の州都を襲った。

氷の結晶は英語でなんて言う?

綺麗な氷の結晶は、英語でなんて言うのでしょうか?英語では、Frazilと言います。Frazilは海や川、湖の上を漂流するのがほとんどですが、水中の中で形成されることもあります。日本ではあまり見かけませんが、もし見かけたときは「あっ、Frazilだ!」と思ってください。

ちなみにFrailは、温度の低い夜の間に形成されることが多いです。

Frazil forms on clear night with very low temperature.
氷の結晶は、気温の低い澄んだ夜に形成される。

日本語でも分からないかも?でも、さらりと言えたら格好いい!

次に紹介する英単語を見ていく前に、まずは日本語を見ていきましょう。これから紹介する英単語の意味は、「薄明光線」です。薄明光線とは、雲の切れ目や隙間から太陽の光が漏れ出る現象のこと。たまに薄明光線は見られますよね。あの現象に名前があることは知りませんでしたが。

そんな薄明光線を英語では、Crepuscular rayと言います。Rayが「光線」という意味なので、Crepuscularは「薄暗い」や「たそがれの」という意味になります。さらりと「薄明光線だ!」と言えたら格好いいので、日本語でも英語でも使えるようになってください。

Look at the crepuscular ray!!
薄明光線だ!

ウィリーウォーを見たら避難しろ!

登山好きなどは覚えておきたい英単語がWilliwawです。読み方は「ウィリーウォー」で、合言葉は「ウィリーウォーを見たら引き返せ!」。そんなWilliwawの意味は「強いスコール」や「暴風」、「嵐」など。

スコールはSquallと書きますが、ウィリーウォーの場合はスコールよりも強いです。黒い雨雲を見かけたら、それはウィリーウォーかもしれません。

とっても素敵な英単語!これぞ言語学習のだいご味

今回この記事を執筆したのは、まさにこの英単語を紹介したかったからです。その英単語はPetrichor、意味は分かりますか?Petrichor(ペトリコール)の意味は、「雨が降った後の匂い」です。雨が降った後は、特有の香りがしますよね。あの香りが好きな方は多いのではないでしょうか?

おそらく日本語では、雨の後の香りを示す英単語はないように思われます。母国語にはない概念や現象を示す単語を学べるのは、外国語学習のだいご味の一つです。ちなみにですが、日本語の「木漏れ日」は英語に翻訳できない単語の代表例。日本では「ペトリコール」が日常的に使われ、英語圏ではKomorebiが使用される時がやってくるかもしれません。

日本に住んでいたら、使う機会が多い頻出英単語

日本の夏は湿度が高くて、とっても暑いですよね。よくHotで済まされてしまいますが、それだと「ああ、暑いんだ」と解釈され、湿度の高さまで伝わらないかもしれません。そこで、日本のジメジメとした暑い夏を表現するぴったりの英単語を紹介します。

それがSwullockingで、意味は「ジメジメとした暑い天気」です。これからは、HotではなくSwullockingを使用しましょう。

太陽のシャワー?猿の結婚式?いったい、どんな天候?

太陽が出ているのに雨が降る奇妙な天候を、「天気雨」と呼びますよね。日本語では「天気」に着目されていますが、英語では「太陽」に注目されています。英語で天気雨は太陽のシャワー、つまりSun showerと言うのです。

一般的な英語圏では、Sun showerと言いますが、南アフリカ共和国はSun shower以外にもう1つ熟語が使用されます。それが、Monkey’s Wedding。なぜ、「サルの結婚式」が天気雨を意味するのかは分かりませんが、南アフリカではそうらしいです。

雪を食べる天候は、な~んだ?

一面雪景色ですが、突然雪を溶かすような天候がやってくることがあります。そんな天候をSnow eaterと言うのです。直訳すると「雪を食べるもの」という意味ですが、「雪を溶かす天候」と覚えるといいでしょう。一般的には、ロッキー山脈の東斜面を吹き下ろす、温かく乾いた風のことを示すようです。

後光は英語で何と言う?

最後に紹介するのは、「後光」。後光は宗教と関連付けられますが、ここでは「放射状の光の印」と考えてもらってかまいません。そんな後光は、英語でHaloNimbusAureoleと言います。

そして、もう1つ後光を意味する英単語があります。それがGlorioleです。Glorioleとそのほかの単語の違いは、後光の大きさのよう。円が大きな後光はGlorioleが使用されるそうです。

まとめ

今回は知られざる天気にまつわる英単語を紹介しました。あなたはいくつ知っていましたか?あまり見かけないものもあれば、日常生活で使えそうなものまでありましたよね。今回は単語を紹介しましたが、天気にまつわる熟語もたくさんあります。そして、熟語は日常会話頻出のものばかり。天候は私たちの生活には欠かせないものなので、ボキャブラリーを増やして、表現の幅を広げてください。

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