自分が留学したことにある国の一つはマレーシアです。英語学校の教師は中国系マレーシア人で、非常に上手な英語を話す人でした。そしてその他にも個人レッスンとしてマレーシアに滞在するアメリカ人にも英語を教わっていました。このように英語レッスンを受ける環境は整っていたわけですが、生活圏内で聞くマレーシア人の英語にはかなり悩まされました。
まず中国系マレーシア人は「r」をあまり発音しません。そのため「r」の入る単語が別の音に聞こえてしまい、始めのうちは何をいっているのかさっぱりわからないことがありました。それとは対照的にインド系マレーシア人は「r」をかなり巻き舌で発音します。これにもかなり悩まされました。インド系マレーシア人は全体的に巻き舌を使うことが多く、早口で話されると全く聞き取れないこともありました。これにはマレーシア独特の背景があり、英語以外にも様々な言語が入り混じっていることに原因があります。
また同じクラスにはインドネシアから留学している生徒もいましたが、彼らは「r」を「ル」と発音します。そのためインドネシア人の発音も聞き取りが難しかったです。それでも今考えれば自分も英語を上手に話すことができなかったために、クラスの生徒は自分の英語の聞き取りに苦労したと思います。