ピンク・フロイド大回顧展~ロンドンで来年5月に開催

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イギリスのロックバンド「ピンク・フロイド」の結成50周年を記念して、来年5月から約5ヶ月間、ロンドンで大回顧展が開かれます。英語を読みながらその概要をお伝えします。
(英文は、“Pink Floyd exhibition announced for Victoria and Albert Museum”, 2016/8/31)

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The Victoria and Albert Museum (V&A) is hoping to replicate the success of its David Bowie exhibition with a major retrospective of Pink Floyd.
 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)では、(2013年に行われた)デヴィッド・ボウイ展の時の大成功がピンク・フロイドの大回顧展でも再現することを期待している。

(単語チェック)
Victoria and Albert Museum:ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館
 ロンドンのケンジントンにあり、芸術とデザインを専門分野とする国立博物館。現代美術や各国の古美術、工芸、デザインなど多岐にわたる400万点の膨大なコレクションを所有しています。
replicate:〜を再現する、複製する
 芸術作品などの「レプリカ」(replica)は複製品のことですね。
exhibition:展示会、展覧会
retrospective:回顧展
 retro-は「後方へ、逆に」の意味の接頭辞です。
 retrospect(名詞)は「回想、回顧」。

ピンク・フロイドは1967年にファーストシングル『アーノルド・レーン』でデビュー。1970年に発表したアルバム『原子心母』(Atom Heart Mother)でプログレッシヴ・ロックを代表するバンドとなり、音楽だけでなくアートシーンにも大きな影響を与え続けました。

ピンク・フロイドのアルバム売上数は世界中で2億枚以上になります。中でも1973年に発表された『狂気』(The Dark Side Of The Moon)は全米アルバムチャートに10年以上ランクインという記録を作りました。

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☆ 「体験型」の展覧会

The Pink Floyd Exhibition: Their Mortal Remains, marking 50 years since the release of the band's first single, will include a laser light show and previously unseen concert footage.
 「ピンク・フロイド展:彼らが遺したもの」はこのバンドの初シングル発表以来50周年となるのを記念するもので、レーザー・ライト・ショーや未発表のコンサート映像も公開される。

(単語チェック)
mortal:人間の、人類の
 元の意味は「死ぬ運命にある」。人間は必ず死ぬので「人間(の)」という意味でも使われます。
remains:形跡、残骸
marking:記念する、祝賀する《現在分詞》
footage:フィルム映像、ビデオ
 「フィート数」から、フィルムの長さや映像自体についても使います。

ピンク・フロイドはイギリスのデザインの歴史の上でも創造性を発揮して成功し、この意味でも不朽の存在となりました。唯一無二の音楽を生み出す一方で、彼らは50年にわたり音楽と映像を一体化させることでもパイオニアでした。

それは1960年代に早くも行っていた実験的なライトショーから、スタジアムでの壮大なロックショー、そして常に伝説となったアルバムジャケットのデザインに表れていました。それらが体験できるこの展覧会は、早くも大ヒットを予感させます。 

The "immersive" show will feature 350 objects and artefacts, including instruments and original artworks. It will run from May to October 2017.
 この「体験型の」展覧会の見ものは350点に及ぶ展示物や作品で、楽器や原画なども含まれる。展覧会は2017年の5月から10月まで開催される。

(単語チェック)
immersive:実体験のように感じる
feature:~を呼び物にする、~を特集する
 バンドの演奏で「〜をフィーチャーしてお届けします」のfeatureです。プロミュージシャンでも時々「フューチャーして」と言う人が多いですが、これは間違いなので(日本語で使う時も)注意しましょう。 
artefacts:作品(技能《art》によって作り出したもの)《複数形》
 アメリカ英語ではartifactを使います。
artworks:イラスト、手工芸品

今回はピンク・フロイドの現存するメンバーも協力して、『狂気(The Dark Side of The Moon)』、『ザ・ウォール(The Wall)』など代表的なアルバムのグラフィックや手書きの歌詞など、この展覧会で初公開の貴重な資料も多く展示されます。

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☆ あの巨大なブタも

8月31日に展覧会の発表イベントが行われ、ドラマーのニック・メイソンが出席してインタビューに応じました(残念ながら、同席が期待されたデビッド・ギルモアとロジャー・ウォーターズは欠席しました)。

当日は1977年発表のアルバム『アニマルズ』のジャケットに描かれた有名な空飛ぶ巨大なブタが、風船になって上空に浮かんでいました。

"There was a school of thought that I'd been not enormously excited about it but that's not quite true," he said. "I did think we'd be short of material. That's turned out to be entirely incorrect. I can't tell you how much stuff won't fit in.
 私がこの展覧会についてそれほど気乗りしていないという話があったようですが、まったく事実ではありません」と彼(メイソン)は言った。「展示するものが足りないのではないかと懸念していましたが、そんなことは全くないとわかりました。むしろ出しきれないものが多すぎるくらいです。」 

(単語チェック)
a school of thought that:〜と考える人たち
 school of thoughtは「学派、流派、見解」という意味で使われますが、このようにthat〜を続ける使い方もあります。
enormously:非常に、とびきり
 形容詞enormous(巨大な、莫大な)から
short of:〜が不足して

turned out:〜とわかった《過去形》
(例)いろいろな形で使えます。
 His testimony turned out to be true.(to-不定詞が続く)
  彼の証言は事実であると判明した。
 It turned out that she had never gone there. (that節が続く)
  結局彼女はそこへ行っていなかったことがわかった。
 Her kindness turned out harmful after all.(形容詞が続く:to beの省略)
  彼女の親切がかえってあだになった。

fit in:入る
 

ところで、冒頭にも出てきたとおりV&Aは2013年にデヴィッド・ボウイの大回顧展を開催しました。10年の沈黙を破ってアルバムを発表した直後に行ったこの展覧会は、同博物館始まって以来の観客動員数を記録しました。その後世界各国を巡り、累計140万人以上が訪れたボウイ展は、来年1月にいよいよ東京にやって来ます。

すると、今回のピンク・フロイドも3年後くらいに日本でも見られるのでしょうか。待ちきれない方は来年のロンドン、春から夏の一番いい季節にいかがですか?

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