日本上陸、話題のSpotifyって？創業者ダニエルエックの言葉

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2016.12.232019.06.21

世界で1億人以上がポケットに入れている、ミュージックプレイヤーといえばSpotify(スポティファイ)。　[/code%0%]一曲ずつ音楽をダウンロードして購入するのではなく、月額で一定の金額を払えば好きなだけ音楽を楽しめることができるという画期的な仕組み、ストリーミングを取り入れているサービス。　[/code%0%]Spotify以外にも、Apple Musicをはじめ、多くの音楽ストリーミングサービスがあるのですが、Spotifyは4,000万曲以上を網羅しています。そんなSpotiyが今年上陸して、話題を集めていますね。

画期的すぎるこの構想が生まれたのは、2002年。スウェーデンに住む青年、音楽大好きなプログラマーであるダニエルエックは、この時代に追いついてないアイデアを一度、引き出しにしまって、別のキャリアを歩みます。　[/code%0%]仕事での幾つか成功を経て、彼は4年越しにそのアイデアを会社にします。それがSpotifyでした。2006年当時、違法ダウンロードによる音楽が蔓延していた中で、お金を払う有料ストリーミングを普及するのには幾つか障壁がありました。

そんな中で、Spotifyが試みたのは下記のような取り組みでした。

・ダウンロードに時間がかかる→ すぐにダウンロードできる
・後ろめたい気持ちがある→ オープンに友達との交流も見込める
・有名な曲しかダウンロードできない→ マイナーな曲まですべて網羅
・音質が低い→ 高音質

日本でもブレイク必至な、Spotifyですが、今回は創業者であるダニエルエック氏の言葉に耳を傾けていきたいと思います。

(出典): Spotify Press

At Spotify, we really want you to democratically win as a musician. We want you to win because your music is the best music.


Spotifyでは、ミュージシャンが真の意味で勝てるような世界を本当に作りたい。あなたの音楽が最高であるならば、それは普及されるべきだと思う。

業界は、音楽だけでなく、マーケティングや人間関係など様々なファクターがあって流行するかしないか決まるものでしたが、Spotify上ではミュージシャンはみんな平等で、本当にいい曲がよく聴かれるようになります。

I was born in Sweden, and in Sweden we are known for the piracy services.


スウェーデンで生まれ育ちました、だから著作権侵害についてはよく知っているよ。

スウェーデンは福祉や、著作権などの領域で、国家が関与しやすいことで有名です。ダニエルエックは、そんなスウェーデンで生まれ育ったので、この音楽著作権問題には生まれながら、違和感を感じていたみたいです。

With Spotify, people don't get it until they try it. Then they tell their friends.


試してみるまでは、Spotifyを手に入れることはありません。そして、それを友達に伝えるのです。

Spotifyは、思わず友達に教えてくなるサービスですよね。実際に、招待制を採用しているなど、音楽を友達と楽しむことができることをコンセプトとします。

I'm not an inventor. I just want to make things better.


私は発明家ではありません。ただ、物事をよりよくしたいと思っただけなんです。

起業家であるダニエルエックは、なにかを発明した人間ではなく、あくまで問題を解決しようとしたと話しています。常に、世界をよりよくしようと考えることが起業家の考えです。

At the end of the day, I want the music industry to be larger than what it is today.


一日が終わる頃に、音楽業界が今日よりも大きくなっていてほしいと願っています。

音楽業界における人並み外れた当事者意識を燃やしているダニエルエック。Spotifyの登録者が増えるたびに、その業界はますます膨れ上がっていくでしょう。

音楽のスタイルをまるで違ったものに変えてしまったSpotify。これから先も、とどまることなく音楽業界が盛り上がるシーンに登場するでしょう。あなたも、アプリをダウンロードして、Spotifyの世界を感じてみてはいかがでしょうか。