海外暮らしに欠かせない英語賃貸契約書~読み取りのポイント

photo 海外暮らしに欠かせない英語賃貸契約書・読み取りのポイント

海外留学や海外生活などで外国に暮らすことになったら、通常、住居の賃貸契約をすることになりますよね。住居の賃貸契約書、どうせどれも一般的な内容だろうなんて思いつつも、万が一を考えると、中身をよく理解しないままサインをするのは不安です。
生活の根幹に関わる住居賃貸契約書。読み取り方のポイントをご紹介します。

<関連サイト> スカイプ英会話を探すなら! | オンライン英会話比較360°

■契約書表紙 Cover page

住居などの賃貸契約書はLease Agreement、Lease Form、Tenancy Agreement、Rental Contractなどの呼び方があります。

表紙には借り主の名前と貸主(個人名または会社名)が次のように印字されているでしょう。
「Lease Agreement between ◯◯(借り主名)and △△(貸主名)」
(◯◯と△△間で締結する賃貸契約書)

契約書は、貸主と借り主が合意の上サインし、契約日を入れたものを双方が一部ずつ保管します。まずは、Draft(草案)を受け取って内容を確認し、気になる点があったら質問する、必要があれば交渉するなどして明確にしてからサインすることをおすすめします。

<関連広告>英会話のための英文法

■契約書の基本 The basics

まずは、基本用語を見てみましょう。

LessorまたはLandlord(貸主)
LesseeまたはTenant(借り主)
Premise / Demised Premise(物件)
Rent(家賃)
Term(契約期間)

契約書の各条項のことをClauseといいます。

Termination clause(解約条項)
Dispute clause(争議について)

たいていの場合、契約書の主な内容は以下のようになっていると思います。

Term 契約期間
Rent 家賃
Deposit / Security Deposit 保証金(敷金)が必要かどうか
Rent review家賃の見直しについて
Utility / Maintenance and repair charges 光熱費/修理費は誰が負担するか
Renewal 更新について
Termination 解約/契約終了について

■契約書冒頭 Introduction

貸主と借り主、双方の名前と現住所が書かれていると思います。
各々の名前と住所の下に次のように書いてあります。
「△△(hereinafter called the “Lessor”」(以下、Lessor(貸主)という)
「◯◯(hereinafter called the“Lessee” )」(以下、Lessee(借り主)という)
日本語であれば、「以下「甲」という、「乙」という」の表現にあたるところですね。

続いて、賃貸される物件の住所(所在地)が書かれます。もちろん、契約する場所と合っていますよね?

<関連広告>ジオスオンライン

■契約書で使われている用語の定義 Definitions

丁寧な契約書だど、本契約書における言葉の定義がリストアップされていたりします。
“Agreement”(契約書)とは何か、“Parties”(両者)とは何かなど、使われている言葉の意味を明確に規定しています。

■契約期間と家賃 Term and Rent

賃貸契約には、月極め(month-to-month lease)と、6ヶ月・1年・2年など、期間をあらかじめ決めておくfixed term leaseの2種類があります。
ここでは、契約期間、金額が合っているか、家賃の支払い方法はどうなっているか確認しておきましょう。

The term of this Agreement shall be for one (1) year commencing on 1st May, 2017 to 30th April, 2018.
(契約期間は2017年5月1日から2018年4月30日までの1年間とする。)
commence=start / begin(開始する)/commencement of ~(~の開始)
enter into Agreement(契約を開始する)

入居日(move-in date)=契約開始(lease start date)ではありません。入居は普通、契約日以降になるはずです。

The Lessee shall pay to the Lessor a monthly rent of USD 1,000 for the first one (1) year in advance.
(借り主は、貸主に月額1000ドルの家賃を1年分前払いで支払う。)
The Rent shall be payable in advance and due on the ◯◯(日付) of each month during the Term.
(契約期間中、家賃は毎月◯◯日に前払いとする。)

・in advance(事前に)

家賃の支払が遅れた場合は、ペナルティー(late fee)が請求される契約もあります。「Grace Period」とあれば、ペナルティーが課金され始めるまでの「猶予期間」のことです。だいたい3~5日くらいが多いようです。Grace Periodを越えた場合、「家賃の◯%」や「一日当たり◯◯ドル」などの方法で家賃に加算されます。

<関連広告>半年で話せるようになることも可能な英語スピーキング習得プログラム(特許申請中)

■保証金について Security Deposit

契約書によっては保証金(敷金)が求められるものがあります。保証金は契約開始時に支払うもので、金額は家賃ひと月分が相場となっているところが多いようです。

The Lessee will pay a Security Deposit in the amount of ◯◯USD to the Lessor. 
(借り主は貸主に保証金USD ◯◯を支払うこと。)

契約終了のとき、もしも借り主が負担すべき修理などが発生している場合は保証金から差し引きされます。保証金の返金条件(利子が付くかどうか、退去後何日以内に返金されるのかなど)について確認しておきましょう。

たいていの場合、差し引き対象にならないものが下記のように規定されていると思います。

「reasonable wear and tear, and damage by fire, earthquake and lightning excepted.」
(妥当な劣化や傷み、および火事、地震、雷による損害を除く。)

<関連広告>チケット制のオンライン英会話【PEN】

■内容 Covenant

光熱費の負担は誰がするのかに始まる、「守るべきこと」が書かれています。

The Tenant is responsible for payment of all utility for the Premises including electric, gas, telephone, water.(物件における電気、ガス、電話、水道等の一切の料金の支払を負担すること。)

「Utilities」は光熱水道費のことです。物件によっては、「家賃に含む」というものもあります。

The Premises shall be used only for office and residential purposes.
(賃貸物件は、事務所および居住目的にのみ使用すること。)
The Lessor or its agent may enter the Premises at reasonable times for the purpose of viewing and executing any repairs.
(貸主またはその代理人は、物件内部の確認または修理のために中へ立ち入ることが出来る。)
The Tenant will keep the Premises in clean, sanitary and good condition.
(借り主は、物件を清潔で良好な状態に保つこと。)

「The Tenant will promptly notify the Landlord of any damage.」(損傷を見つけたら、直ちに貸主に報告すること)と書かれているものもあります。修理や手入れが必要な箇所に気付いたら放置してはいけません。

The Tenant will not make any alterations to the Premises without the written consent of the Lessor.
(借り主は、貸主の書面による了解を得ずに物件を改装してはならない。)

「with / without the prior written consent」(書面による事前の了承を得て/得ずに)という表現はよく出て来る表現です。

The Tenant shall respect the rights of all the other parties who share the tenancy at the Premises.
(同じ物件に住む、他の居住者の権利を尊重すること。)

つまり、他の居住者に迷惑をかけないようにということ。「迷惑」を示す言葉として、annoyanceやnuisanceが使われることもあります。

・Pet Policy

 ペットの飼育が可能か、可能であればその種類や義務(手入れCareや清潔さCleanlinessなどについて)などが書かれます。

・Sublet

「また貸し」について。事前に貸主の許可を得ればまた貸しが出来るとされている物件もあります。長期休暇の間、人に貸したい場合もあるかもしれませんね。

「In the event of default・・・」(契約内容が守られなかった場合は・・・)

In the event of any default under this Agreement, the Lessor may terminate this Agreement by giving a ◯day written notice to the Lessee.
(契約内容が守られなかった場合、貸主は書面で日数を通知して契約を解除出来る。)

一方、貸主も「 keep the main structures of the Premises in good repair」(物件を良好な状態に保つ)ようにしておかなければなりません。

そして、契約内容を順守している限り、「The Lessee may peacefully and quietly hold and enjoy the Premises during the Term without interruption by the Lessor.」(契約期間中、借り主は貸主に邪魔されること無く(気兼ねすることなく)物件を享受出来る)ことになっています。

<関連広告>英会話無料体験実施中

■通知 Notices

契約に関する通知事項はすべて書面で行うことと規定されているはずです。

All notices given under this Agreement must be in writing.
(通知はすべて書面で行うこと。)
 A notice is effective upon receipt.
(通知書は、その受け取りをもって通知完了となる。)

更新(Renewal)や(Termination)などの申し出は、契約期間満了(expiration of the Term)の◯ヶ月前までに行うことという規定に注意してください。

Termination of this Agreement shall be notified giving ◯days / months notice.
(解約は、◯日/◯ヶ月前までに書面の提出をもって通知すること。)

<関連広告>
ビジネスで英語が必要な方必見!TOEICスコア急伸します

■まとめ

契約書には独特の表現が随所に見られます。そして、わざわざ難しい表現がたくさん使われている書式もあります。

同じ住居賃貸契約書でも、やけにページ数が多く規定が細かいものと、数枚で終わる簡素なものとありますが、基本の構造は定型どおりのはずです。慣れればすぐに大事な箇所も見分けられるようになります。ポイントだけ抑えられれば、全部を丸ごと理解しなくても大丈夫ですが、気になる所があったら、くれぐれもサインをする前に確認・交渉しておいてくださいね。

<関連サイト> スカイプ英会話を探すなら! | オンライン英会話比較360°



トップへ戻る