「気を付けて!」~場面とニュアンスを知って上手に注意を促す英語表現

日々生活している中で、人に注意を促す場面は少なくありません。注意すべきことが分かっていながら人に知らせないのは不親切ですし、時には取り返しの付かないことにもなりかねません。
「注意を呼びかける英語」といっても、状況によって様々な表現があります。とっさの場合でもすぐに言葉が出て来るように、基本的なフレーズは是非マスターしておきたいものです。

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■「気を付けて」と「お大事に」

日本語の感覚で「気を付けて!」と、注意を促すのに一番使える表現のは「Be careful!」。

・Be careful. There are stray dogs around here yesterday.
(気を付けてね、昨日この辺りに野良犬がいたから。)
・Be careful how to handle. This is fragile.(扱いに気を付けてね。これは壊れやすいので。)

会話では「Watch out!」「Look out!」などもよく使われます。

・Watch out! A car is coming!(気を付けて! 車が来るよ!)

Watchを使ったお決まりの文句には、他にもこのようなものがあります。

・Watch your mouth!(言葉に気を付けなさい! 口を慎みなさい!)

「言葉に気を付けなさい」は他にも、Watch your language! やWatch your tongue! という表現があります。

こちらのフレーズはすぐに口をついて出てこないと役立ちません。

・Watch your step!(足元に気を付けて!)

さて、もう一つ、日本語でよく使われる「気を付けて」がありますね。別れ際などによく使われる挨拶です。英語だと「Take care (of yourself)」です。

・Bye, take care!(じゃあね、気を付けて。)

このTake careは、「お大事に」の意味でも使うことが出来ます。

・You feel cold? Take care.
(寒気がするですって? 気を付けて/大事にしてね。)
・Take good care of yourself.(体を大事にしてくださいね。)

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■運転や旅行前の声掛けには

これから車を運転しようとする人に「気を付けて運転してね」と声を掛けたいときは、Drive carefully!やDrive safely! です。旅行者には、Travel safely!(気を付けて旅行して来てね)となります。

無事に帰宅したら、I’m back safe and sound!(無事に戻りました!)と、家族や友人を安心させてあげましょう。
もちろん、I’m back safelyでも良いのですが、前者の方がより安心してもらえると思いますよ。Soundは、「音・サウンド」と同じですが、この場合は「怪我も病気もなく、無事元気で」という意味なのです。
「A Sound Mind is in a Sound Body」(健全な精神は、健全な体に宿る)なんて標語もありましたね。

■注意・警戒を促す

怪しいものや見知らぬものに対して注意を促すときは、waryという単語が使えます。慎重、用心深いという意味です。

・Be wary of strangers.(知らない人に注意してください。)
・Unwary tourists are an ideal target for robberies.
(無防備な旅行者は、盗難するのに絶好のターゲットだ。)

用心を促す単語「beware」を使った次のような表示もよく見かけます。

・’Beware of the dog’(犬に注意。)
・’Beware of pickpocket’(スリに注意。)

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■目は見開き、耳は傾けておきましょう

「○○から目を離さないで」というとき、英語でも同じ言い方をします。Keep an eye on ○○で、「目を○○にキープしておく」です。

・Keep an eye on the cooking pot.(お鍋から目を離さないでね。)
・Keep an eye on my baby.(赤ちゃんを見ていてください。)

もう一つ、別のフレーズKeep your eyes openは、似ている表現ですが「目をしっかり開けてよく見る」という意味です。
ちょっと生々しいですが、「peel」(剥く)を使ったKeep your eyes peeledや、「skin」(はがす、剥ぎ取る)を使ったKeep your eyes skinnedという言い換えもあります。

・Keep your eyes open for the updates.(新しい情報に注視していなさい。)
・You'll have to keep your eyes skinned when you walk in the bush.
(草むらを歩くときは、しっかりと注意しなければいけませんよ。)

物事に注意しようとするとき、目が重要なのはいうまでもないですが耳もしっかり傾けていないと大事な情報を聞き逃してしまいます。目を開いたら、耳は地面に当てましょう!
Keep your ear to the groundで、「情勢や情報を注意しておく」、「世間の動向にアンテナを張っておく」という意味です。地面に耳を当てることが出来るのは片耳だけですので単数形(ear)です。

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■Attention

人の注意を引くというとき、よく出てくるのがattention(注意)という単語。「pay attention to ○○」というフレーズはよく使われます。○○に「意識を向ける」「留意する」という感覚です。

・Please pay attention to the speaker.
(人が話しています。よく聞いてください。)
・Please pay attention to how he speaks.
(彼の話し方に注目してください。)

■Note

メモという意味の単語「note」。動詞は「メモを取る」の他、「注意する」の意味もあります。

・Note down this address / Note this address down.
(この住所を書き留めてください。)
・Please note that everyone should come by 12 pm.
(全員午後12時までに集合すること。)
・Please note that the deadline is tomorrow.
(締め切りは明日です。注意してください。)

Take a note of になると、「注意しておく」というニュアンスになります。

・Take a note of the color when you see his car.
(彼の車を見たら、何色か注意しておくように。)
・Take a note of what she says. She’s easy to say ‘No, I didn’t say that’.
(彼女はすぐに「私はそんなこと言ってません」っていうから、彼女の言ったことを記録しておくように。)

■Mind

I don’t mind(気にしませんよ)というフレーズはよく知られていると思います。
Mind your own business.(あなた自身のことを気にしなさい)とは、要するに「It’s not your business」(あなたには関係ないことです)という意味です。

上記のように、mindには「気にする、気にかける」という意味がありますが、他にも「注意する」という意味があります。

・Mind the door!(ドアに注意!)

bear ○○ in mind / keep ○○ in mindで「○○について心に留めておく」となります。
Remember ○○(○○について覚えておいてください)と同じです。

・Please keep in mind what I said. / Please remember what I said.
(私が話したことを心に留めておいてください。)
・Thanks for your advice. I’ll keep it in mind.(アドバイスありがとう。心に留めておきますね。)
・Please keep in mind that I’m always thinking of you.
(いつもあなたのことを想っているってこと、忘れないでくださいね。)

be mindful of ○○とした表現方法もあります。

・Be mindful of what you are supposed to say.
(何と言うべきか、心に留めておきなさい。)

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■Heed

硬い表現になりますが、pay attention toの同義語でheedという言葉もあります。会話では普通使いませんが、文書なら見かけることもあるかもしれません。 ・Heed my advice.(私のアドバイスをよく聞いておきなさい。)

give heed to ○○で、話やアドバイスなどをよく聞く、考慮するというときに使います。例えば、「親や友達の忠告などをよく聞く」という具合です。

・You should give heed to your parents, they have come the same way.
(両親の言うことに耳を傾けるべきですよ。彼らは同じ道を歩んで来たのですから。)

一方、take heed of ○○とすると、警戒して/注意しておくというニュアンスになります。

・Let’s take heed of her behavior.
(彼女の振る舞いには注意しておこう。)

■警戒してください!

alertは、もう少し警戒の度合いが高い言葉です。
be on the alert~で「~に注意する」です。

・You should be on alert for the change of the weather.
(天候の変化に注意しておいてください。)
・Stay alert if warning is issued.
(警報が発令されたら、注意しましょう。)

災害や具体性のある「警告」にはwarnという単語があります。

・Flood warning(洪水警報)
・He warned me that there might be a heavy rain tonight.
(彼は、今夜強い雨が降るかもしれないと私に注意した。)
・My colleague warned me that I should be careful of the security guard.
(警備員に気を付けるようにと、同僚が私に注意した。)

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■Refrain

ところで、人に注意を促すときは「~してください」あるいは「~しないでください」というばかりではありません。「~をお控えください」「ご遠慮ください」という言い方もあります。電車に乗ると、「車内では、携帯電話の通話はご遠慮ください」(Please refrain from talking on the mobile phone in the train)というようなアナウンスがありますね。

・Please refrain from littering in the premise.
(敷地内にゴミを投げ捨てることはおやめください。)
・Please refrain from smoking when no-smoker is around.
(非喫煙者がいるところでは、タバコは控えてください。)

人に注意を促すにも、状況や警戒の度合いなどによっていろいろな表現があることが分かります。
せっかくの注意や警告を聞き逃さないためにも、主な表現は覚えておきましょう。

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