ホームステイに行ってみて!言葉だけじゃない、生活様式の違いも学べます♪

オーストラリア
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ホームステイに行きたい!と思うとき、真っ先に思いつく理由が、英語などの外国語の上達かもしれません。
もちろん、ホームステイは、実際に使われている「生きている」言語に触れられる最高のチャンスです。しかし、言語だけでなく、生活習慣のちょっとした違いにもお国柄が出ていて、へえ〜!と思うことが多く楽しいものです。
今回は、ホームステイで垣間見る、オーストラリアの日常生活におけるちょっとした違いをご紹介したいと思います。

晩御飯の後片付けを手伝ってみると…

ホームステイは、ホテルに泊まるのと違って、家族の一員として生活できるチャンス!せっかくですので、ホストファミリーのお手伝いもしてみると、生活の違いと知恵が見えてきます。
食事後のお皿洗いの時、オーストラリアでは、食器洗い機を使っている家庭も多いのですが、大きい食器洗い機で水もだいぶ使いますので、ちょっとした洗い物ならシンクで済ますことも多いです。その時まず気づくのが、キッチンに大きめのシンクと小さめのシンク、二つ並んでいること。これは、大きめのシンクに食器洗い洗剤を垂らしたお湯をためて、泡ブックブクのお湯でお皿を洗った後、小さめのシンクでさっと洗剤を落として、お皿のラックに立てる、という仕組みです。
しかし!実際には、この小さめのシンクが活用されていない家庭も多いです!つまり、泡ブックブクのお湯の中でお皿を洗った後、すすがずに、お皿のラックに直接立てて、泡切れを待つ、という方式!
え〜!すすがないの〜?! 洗剤が口に入ると体に悪いよ〜!と筆者も昔は抗議したものです…でも、オーストラリアの人にしてみれば、
「え〜!一枚一枚水をジャージャー出してすすぐの〜?!水がもったいないじゃないの〜!」
だそうです。そうなのです。オーストラリアでは、水を貴重なものと扱い、水を大切にする考え方が深く根強いています。
筆者は、オーストラリアに住んで16,7年ですが、今でも日本の方式でお皿を洗っています。習慣はなかなか変えられるものではありません。それがわかっているから、夫がオーストラリア方式でお皿を洗っていても、目をつぶっています。水ですすがず泡切れを待つ方式だと、まあコップが曇りなくピッカピカになること(笑)。

一緒に朝ごはんを食べてみると…

朝ごはんの時に、コーヒーでも紅茶でも何か飲みますでしょう?その時に、マグカップが大きい!と思われるかもしれません。
筆者も、オーストラリアのサイズのマグカップに慣れているので、日本に帰省して、湯呑みでお茶を飲むと、ちょっと物足りなく感じるようになってしまいました(笑)。そして、それぞれ家庭で、自分専用の決まったマグカップがあります。日本で、家族のメンバーそれぞれが自分のお茶碗やお箸があるのに似ていますね。

朝ごはんでも晩御飯でも食事は大体ワンプレートです。
日本でも最近では仕切りのあるプレートなども人気がありますが、仕切りがあるのは、おかずの味が混ざるのがあまり好ましくないと考えるからですよね。しかし、オーストラリアでは、それぞれのおかずの味が混ざるのを嫌がるというより、混ぜて違う味も楽しめる♪というふうに考えているようです。そもそも、おかずの品数がどうのと気にすることなく、どーんと一品だけ食べることも厭いません。

お洗濯の仕方も少し違うような…

洗濯方法自体は、お国柄というより、家庭によっていろいろな洗濯ルールがあると思いますが、オーストラリア流ではなく、ケアンズ流の洗濯物の干し方があります。
それは、特に色の濃い洗濯物を干すとき、裏返した状態で干しておくことです。これは、ケアンズのあるクイーンズランド州は、紫外線の強さが日本の3〜5倍あるといわれ、本当に太陽が突き刺すように燦々と照っている、ということに理由があります。お日様のまぶしいケアンズの乾季は、朝、洗濯物を干せば、ランチタイムには乾くので、さっさと洗濯も終わって嬉しい限りなのですが、強い太陽の元でうっかり何時間も洗濯物を干しっぱなしにしていると、洗濯物が色あせてしまうのです。
でも裏返して干しておけば、日中出かけていても大丈夫♪生活の知恵です。

お買い物は週末にまとめて…

オーストラリアでは、週末にまとめて次の1週間分の食料買い出しに出かける、という家庭が多いです。夫婦共働きの家庭が多いので、普段仕事の後、毎日お買い物に行っていると大変だから、という理由が大きいと思います。
ですから、週末スーパーに行くと、大きなショッピングカートいっぱいに食料品を買っている家族をたくさん見かけます。そして、オーストラリアにもスーパーの特売品のチラシはありますが、「日替わり」特売ではなく、1週間の特売のものがチラシに出ています。

早寝早起き!

これもオーストラリアが、というよりケアンズの生活習慣です(笑)。田舎なケアンズではありますが、街の中心にはナイトクラブもあって、若者が夜更かししたり、金曜日の夜にパーティしている音が聞こえてきたり、ということもあります。しかし、日本の夜更かしの蔓延ぶりに比べると、ケアンズの人は、早寝早起きな生活をしている割合が非常に高いと思います。
たぶん、夜更かしする理由が、ケアンズには、日本より遥かに少ないからだと思われます。日本は、夜遅くなるほど面白いテレビ番組があったり、夜中に何か食べたくなってコンビニに行くと、楽しい新作デザートがあったり、寝ている場合じゃございませんでしょう?しかし、オーストラリアでは、夜遅くなるほどにますますテレビが面白くないですし、コンビニは、行って楽しいような場所ではなく、値段がバカに高いけど、他に開いてる店もないから仕方なく買う、店なのです。
家の照明も早寝に関係があるんじゃないかな〜、と思います。オーストラリアでは、柔らかい間接照明が好まれがちです。夜、電気をつけていてもなんだか薄暗いです。その薄暗さがまた眠気を誘うのですよね(笑)。日本のように、夜、煌煌と明るい電気がついているお宅をオーストラリアでは見かけたことがありません。いいんです!夜は寝る時間ですから。

その代わり、ケアンズでは、朝早くから活動している人が多いです!
街のカフェも朝ごはんや朝コーヒーに合わせて、朝6時半や7時にオープンしているところも多いです。街の中心に、毎週金曜日、土曜日、日曜日に野菜や果物のマーケットが開かれるのですが、朝の5時開始です!
いくらなんでもそんな早い時間にみんなマーケットに行くのかな〜と思って筆者も行ってみると、昼間より賑わっているんじゃないかと思うほどの賑わいぶり(笑)。そういう筆者も、日本に住んでいた頃は、毎晩1時2時くらいまで夜更かししていましたが、今では、9時に寝て5時には起きるケアンズ人ぶり(笑)。
マーケットに早朝フツーにお買い物に行く人間となりました(笑)。

筆者も、高校生の時、ケアンズでホームステイしたことがきっかけで、学校で、ただ「好きな科目」にすぎなかった英語が、コミュニケーションのツールとしての英語、に見方が変わり、もっといろいろな国のいろいろな人に出会いたいな〜と感じるようになりました。
この記事を書きながら、楽しかったホームステイの思い出が蘇ります。それから何十年も経って、再びケアンズに暮らすことになるとは、夢にも思いませんでした。人生何があるかわからないものです(笑)。

大きな夢を胸に、思い切りホームステイを楽しまれてくださいね〜!

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