おしゃれ大好きなあなたに! 洋服売場で使われる英語

海外で暮らす・働く
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おしゃれが大好きなみなさんに、今回はいくつかアパレル関連の英語表現を紹介いたします。近々外国でショッピングするチャンスがあれば、ぜひご熟読を!

売場表示の「outfit」「attire」って?

外国のショッピングモールでは、「Men’s clothing」「Women’s clothing」という表示がされることが多いですが、ほかに「Men’s outfit (outfits)」「Woman’s outfit (outfits)」や、「Men’s attire」「Woman’s attire」、「Man’s apparel」「Woman’s apparel」という表示方法もあります。いずれも衣料品売場を指します。garment や dress も広義では衣料品一般を指します。日本においては clothing という言い方が一般的ですが、さまざまなバリエーションがあることを覚えておくと便利です。

子供服のサイズ感いろいろ

日本ではざっくり「子供服」と分類されることが多いですが、外国では以下のような細かい区切りを設けています。

・new-born babies「新生児」
生後1か月までの小さな小さな赤ちゃんを指します。衣服だけでなく、おくるみガーゼなどのリネン類も多くラインナップされています。

・babies「赤ちゃん」
1歳台までの赤ちゃんのことです。仮に1歳半と言えどよちよち歩きを始めたらなら、下の toddler というカテゴリーに入ってきます。はいはいの子と歩く子では、膝周りのあつらえや股下スナップの有無など、服の設計も異なってきます。サイズ感だけでなく服の機能面でも、単純に月齢・年齢ではなくそのときの運動面の成長でみたカテゴリー内で選ぶとよいでしょう。

・toddlers「トドラー」
2歳から4歳までの幼児のことです。赤ちゃん時期を卒業してキッズの仲間入りを果たした年齢層といった感じでしょうか。おむつがとれる時期は人によってさまざまですが、このカテゴリーの服だともう股の開閉スナップがないのが一般的です。まだまだ不器用な幼児のために、ウエストがゴムになっているボトムが多いです。

・kids「キッズ」
5歳から8歳までの幼児を指します。このあたりからデザインも凝ってきて、パンツもファスナー開閉式のものが増えてきます。着脱が難しいオールインワンなんかも扱っているブランドが多くなります。おしゃれに敏感なブランドでは、大人さながらのサロペットだってあるんです!

ほかにも、preschoolers(プリスクーラーズ/未就学児)、tweens(トゥイーンズ/9~12歳)、teens(ティーンズ/13~15歳)なんて区分けも存在します。お国柄やブランドによって具体的な年齢区切りは異なりますので、店員さんにきいてみるのが一番でしょう。

自分専用の1着をオーダーするならこの表現

男性が自分用にビジネススーツをオーダーすることを「テーラーメイド」と言う、とどこかで聞いたことはありませんか? これは紳士服の仕立て屋さんを tailor と呼ぶからです。アメリカ発の紳士用シャツの仕立てチェーンで「Taylor Stitch」というのがあり、日本でも旗艦店の鎌倉を中心に躍進を遂げていますが、この tailor が転じて店名は「taylor」というつづりになりました。なお、婦人服の仕立て屋さんは dressmakerと呼びます。tailor も dressmaker もいずれも英語圏で日常的に使われる語です。ただし、日本人がよく言う「オーダーメイド」という表現は要注意です! 通じないと思ったほうがよいでしょう。

アジア圏を旅行しているときに、日本人相手の商売トークで「オーダーメイド、チープ!」なんて客引きに合うかもしれませんが、これは正しい英語ではありません。日本人向けにわざわざこう言っているわけです。シュークリーム屋さんの客引きが「Puff cream!」と正しい英語で日本人に呼び掛けるよりも、「シュークリーム!」と言ったほうが振り向いてもらえるのと同じです。韓国ならば革製品、中国ならば絹製品を現地で仕立ててもらうことは確かに旅行の醍醐味の1つですが、お店の人に「この日本人客、ちゃんとした英語を知らないんだろうな…」と実は鼻で笑われているのかもしれませんよ。

EnglistA読者のみなさんは正しい英語でしっかり注文してみましょう!
紳士服・婦人服を問わず tailor-made という表現をすれば間違いありません。made-to-order や made-to-measure でもよいでしょう。custom-made という表現もありますが、こちらは衣服に限った表現ではなく幅広い商品群を対象とします。いずれにしても、「オーダーメイド」という表現は仮に通じたとしてもおすすめしません。

高級ブランドを見たい

さて、外国でのショッピング体験にも実に幅広い選択肢があります。韓国ソウルの東大問市場のようなワイワイした空間で、世界各国からのバイヤーに交じって値切りながらショッピングするのも1つですし、高級デパートでシャネルやグッチを優雅に見て回るのも1つです。11月末のBlack Friday Sale やクリスマスの Boxing Day Sale においては、なんとパリコレに出ているような高級ブランドも割引対象になるので庶民にとっては一世一代のチャンスです! 支度金を握り締めたなら堂々とハイブランドのフロアを闊歩してください。こういったシャネルをはじめとするトップブランド全般は、次のように表現します。

・haute couture「オートクチュール」
・luxury brand「高級ブランド」
・ultraluxury brand「超高級ブランド」
・prestigious luxury brand「最高級ブランド」
・high-end label「高級レーベル」

試着してみよう

May I try this on?「試着できますか?」

こちらはご存じの表現ですね、ここで要注意なのが、May I try these on? と複数形で表現しなくてはいけない場合もあるということです。靴の試着や、サングラスなどがそうです。見落としがちですが実はズボンもそうですよ、pants ですからね。

ほかに I’d like to see how this fits me. 「自分の体型に合うかみてみたいんですけれど」なんて言い方もできます。ちょっと敷居の高い店では、試着がしたいと気軽には言い出しにくいものです。こういう婉曲的な表現ならばまず問題ないでしょう。逆に、H&Mのような量販店ではストレートに Where is the fitting room?「試着室はどこですか?」と聞いてしまって構いません。

さて、実際にあなたが商品を試着してみてどうだったかは店員さんも気になるものです。サイズが合わないなら It is too tight / loose.「小さいです/大きいです」と伝えればほかのサイズを持ってきてもらえますし、ぴったりであれば It’s perfectly fitting. I’ll have this.「ぴったりです、これにします」と伝えれば、購入意思が伝わり安心してもらえるでしょう。

今すぐ、これを着て帰りたい!

気に入った商品ならば、すぐその場で着て1日をハッピーに過ごしたいですよね。その場合は試着室で店員にその旨を伝え、指示を仰ぎましょう。試着室内でタグを切ってもらい、新しい洋服を身に付けたままレジに支払いに行くこともできれば、いったん元の服に着替えて先にレジを済ませるように言われる店舗もあります。まずは店員さんに次のように切り出してみましょう。

・May I wear this home?「これを着て帰ってもいいですか?」
・Can I wear the new clothes now?
「新しい服を今もう着て行きたいんですが、いいですか?」 ・I’d like to keep this dress on.「この服をぜひこのまま身につけていたいんですけれど」

ほかに傘や靴などの場合には、シンプルにタグを切ってもらえればよいだけなので、レジで次のように言いましょう。

・Can you please remove the tags?「タグを切ってもらえませんか?」
・Can you take all the tags off?「タグはすべて切ってもらえませんか?」

返品したいんですが…

あまり考えたくないですことが、安易な判断で購入してしまったときには後悔がともないます。ショッピングのときの高揚感や爆買いの様子を英語では shopping spree と言いますが、たいがいこういうときショッパーは熟慮なしに購入に踏み切るものです。購入したものが未使用ならば、一度お店に連絡をとってみましょう。

・Do you accept returns?「返品は受け付けていますか?」
・Is it possible to return the item that I purchased today?「本日購入した商品ですが返品可能ですか?」
・What is your policy on returning items? 「貴店舗の返品ルールについて教えてください」

さあ、自信を持ってショッピングモールに向かってください。掘り出し物がありますように!

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