日本の食文化を外国人に説明してみよう(焼きとり編)

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こんにちは、ころすけです。外国人観光客に都内をガイドしていている傍ら、こうしてEnglistAで記事を書かせていただいています。
団体ツアーのお客様には、畳の大広間で寿司や天ぷらといった日本食の定番ランチを提供することが多いのですが、夜はおのおのが別行動でディナーをとることが多いです。5つ星レストランで神戸牛を食べたいというリッチ派もいれば、味噌ラーメンが食べたいなんて庶民派もいて、要望は実にさまざまです。そんななか、必ず希望としてあがってくるのが「焼きとり」です。ジャパニーズSAKEを飲みながらカウンターで串物を食べるのが「こなれ感」を演出するようで、特に日本旅行リピーターに人気です。
では、どんな点が外国人旅行者に人気なのでしょうか? また、焼きとり未体験の外国人のお友達には、どうやって英語で説明してあげるのがスマートでしょうか? 一緒にみてまいりましょう。
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その①「一口サイズ」が説明のカギ

 「焼きとり」をそのまま英訳してしまっては、ふつうの grilled chickenになっていまいます。いわゆるチキンステーキのようなドンっ!とした肉のかたまりを想像してしまうでしょう。(これだと日本料理感がまるでゼロですね。笑)
 外国人に「焼きとり」を説明するときには、一口サイズになっていて、串にささっていることを付け足してあげましょう。マレーシアやインドネシアには同様の「サテイ」という串料理があるのですんなり理解してくれるはずですが、こういったものに馴染みがない国の出身者であれば、「焼きとり」のビジュアルはわりとWow! な反応なんですよ。

・Yakitori is a one-bite-sized grilled chicken. They’re served by the stick or a set of sticks. Usually thigh meat is often the most popular menu for customers.
(焼きとりは一口サイズの焼いた鶏肉です。串ごとに、あるいは串盛りで出されます。たいてい、もも肉が人気です。)
・Yakitori is one of the best choices for small eaters. You can order one by one. That’s the benefit when you visit a yakitori restaurant.
(小食の人には焼きとりはベストな選択の1つですね。1串単位で注文できるからです。焼きとり屋はそこがいいんです。)
・Rare part of fresh chicken is available at yakitori restaurants. Don’t worry, they’re at the best condition.
(焼きとり屋では生の鶏肉も食べられるんですよ。心配しないでください、きちんと鮮度管理がされていますから。)

その②塩・タレの2種類が選べる

メニューを眺めていると、そこにあるのは純然たる材料名だけです。「何を」焼いたものであるか、ということですね。そこで、外国人旅行者が「味付けはどうなっているの?」と疑問に思うのもよくわかります。焼きとりの味は通常、「塩」「タレ」の2種類があり、好みでスパイスをかけることも伝えてあげてください。

・You can choose from two choices, salt or sweet sauce.
(塩とタレの2種類から味が選べます。)
・Let’s try this sauce! This is quite different from American BBQ sauce. It’s half salty, half sweet.
(このタレの串、食べてみてください。アメリカのバーベキューソースとはまた全然違うものです。半分しょっぱくて、半分甘いんです。)
・If you don’t know what taste to what ingredients, why don’t you order a combination plate? Chef will make them just perfect according to customers preferences.
(どの具材をどの味で、というのがわからないなら、盛り合わせを頼んでみてはどうですか? 客の好みの傾向に沿って、うまく作ってくれますよ。)
・You can add some spices from those pots. Help yourself.
(そこの入れ物に入っている香辛料を足してもいいですよ。自由に取って大丈夫です。)

その③野菜も好きなだけ摂れるのが串物文化のよいところ

 西洋人のなかにもヘルシー志向が強く根付き、昨今は女性を中心にベジタリアンの旅行者も珍しくありません。鶏肉が好きでない場合は、鶏の内臓である「レバー串」や骨の「なんこつ串」にはさらに嫌悪感を示すこと間違いありませんね。グループ旅行のおつきあいで自分もしぶしぶ焼きとり屋に行かねばならない方には、ひとこと添えてあげましょう。

・You don’t need to try chicken if you’re an vegetarian. Instead, you have choices of grilled vegetable sticks.
(ベジタリアンでいらっしゃるなら、鶏肉をお食べになる必要はありません。代わりに焼き野菜串をどうぞ。)
・Mushroom, leek, peppers are often ordered by health conscious customers.
(しいたけ、長ネギ、ししとうは、健康志向の人がよく注文します。) 
・”Negima” is a combination stick of chicken and leek, which is the best selling item at most of the yakitori restaurants. This is a quick solution to balance your nutrition.
(「ねぎま」は鶏肉と長ネギを組み合わせた串です。ほとんどの焼き屋で一番人気のメニューです。栄養の偏りを防ぐのには楽な方法ですね。)

その④醍醐味はやはり、「語らい」ながらお酒を飲みこと

ところで、焼きとり屋に通う人は単純に鶏肉が食べたくてお店に行くわけではないですよね。焼きとり屋独特のあの佇まいがお客を引き寄せているわけです。いったい、魅力はどういった点にあるんでしょうか?
サラリーマンが焼きとり屋をよく利用するのは、1串ずつ頼めて無駄がないという経済的理由だけでなく、ずばり「相手と親密になれる」場だからというのが1つ大きな理由だと筆者は強く思います。一緒に串をほおばり、酒を酌み交わす ―― そう、これで腹を割って相手と話がしやすくなるものです。このムードは寿司屋のカウンターでは演出できません。焼きとりの串をはずしてあげたり、追加注文の意向を聞いてあげたり、なにかと相手の世話を焼くことも必要になるので自然と会話が続きますし、カジュアルな食べ物であるからこそ互いに心の防御を解いて席に臨むことができるんです。焼きとり屋は魔法の社交場であるとも言えます。ちなみにこの雰囲気、おでん屋に通じるものがあると思いませんか?

・Most of the yakitori restaurants provide counter seats for couples. Customers often have a wonderful chatting time over yakitori and alcohol. Not only dating couples, but also co-workers from the same company can do that. Even the case of a young worker and his boss is fine.
(ほとんどの焼きとり屋ではカップル向けのカウンター席を用意しています。焼きとりを食べお酒を飲みながら、すばらしい語らいの時間を過ごすんです。付き合っている男女だけでなく、職場の同僚だってカウンター席に座ります。上司と部下だって十分ありうるケースです。)
・A yakitori restaurant is an ideal place for socializing. People talk casually in this easy mood. They often think yakitori restaurants cozy and economical.
(焼きとり屋は社交場として理想的です。肩肘を張らないムードの中でざっくばらんに話しやすいからです。みな焼きとり屋を、居心地よくしかも経済的だと考えています。)

いかがでしたか? 日本では当たり前の焼きとり屋でのお酒も、外国では実に得難い食体験です。いま一度、焼きとり屋の「社交場」としてのすぐれた点を評価し、親密になりたいあの人を誘って出かけてみてください。
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