時間はコミュニケーションの基本!~「時」に関する英語の表現まとめ

例文
スポンサーリンク

 時間について話をすることは、日常生活で避けて通れないことです。英語での時間の表し方は、中学校の英語でも最初のうちに習いますが、微妙に異なる前置詞の使い分けなどがあいまいな方も少なくないでしょう。

 今回は、そうした基本的な時間の表し方から始めて、時間に関連してふだん使われる表現についてまとめました。人との付き合いの中で、時間の認識がずれてしまわないように、この機会に確認してください。

<関連サイト> スカイプ英会話を探すなら! | オンライン英会話比較360°

1.時間(日時)の表し方の基本

 まず基本の基本ですが、「何時」にはat、「(何月)何日」「何曜日」にはon、「何月」「何年」にはinを使います。

 午前10時に at 10am
 5月1日に on May 1
 金曜日に on Friday
 1月に in January
 2016年に in 2016

 次に「朝(昼・夜)に」にはinを使いますが、「何日の朝に」のようになると原則としてonになります。

 朝に in the morning
 木曜日の朝に on Thursday morning
  in the morning of Thursdayも間違いではありません普通使いません。

 これらが1つの文に同時に出てくる場合(「2月10日午後4時に」など)は、日本語とは反対に、小さい単位が先になるのが原則です。

(例1)The plane took off at 9:15 on Friday morning.
  飛行機は金曜日の午前9時15分に離陸した。

(例2)He was born at 10 past 11 in the morning on June 1, 1980.
  彼は1980年6月1日午前11時10分に生まれた。

 ただし、たとえば日付の方が重要で時刻は付け足し程度という場合には、順序が反対になることがあり、これは間違いで社ありません。

(例3)He arrived yesterday morning, about eleven o’clock.
  彼は昨日の朝、11時頃着いた。

 また、1つの文に時間と場所の副詞(または副詞句)が含まれる時は、場所を先にするのが一般的です。(この場合も強調による逆転はあります。)

(例4)We will meet at the station at 10 o’clock.
  10時に駅で会おう。

(例5)There were 3 more births than death in the city last month.
  先月は市内では出生数の方が死亡数より3名多かった。

2.「〜まで」「〜までに」など

 ここまで見てきたような日時に関する表現は、会話や文章にそれだけで使うのではなく、普通は「〜日まで」のような形で登場します。この時の言い方が正確でない方がかなり多いようです。

 実生活では契約書や仕事の打ち合わせなど、正確な日時が重要なことがありますが、こうした場合に誤解によるトラブルがないように、しっかり覚えておきましょう。

■ until(till)とbyとbefore

 一番間違いが多いのがuntil(〜までに)とby(〜まで)です。ただこれだけの違いしかないなのに、なぜこんなに間違う人が多いのか謎です(単なる記憶違いでしょうか)。

 なおuntilとtillとは同じ意味ですが、どちらかと言えばuntilの頻度が高いという程度でどちらを使っても問題ありません。

(例1)She didn’t come home until midnight.
   彼女は真夜中(夜中の12時)まで家に帰ってこなかった。

(例2)She promised to come home by midnight.
   彼女は午前零時までに家に帰ると約束した。

(例3)She promised to come home before midnight.
   彼女は午前零時より早く家に帰ると約束した。

 ここではbyとbeforeの違いにも注目してください。(例3)のようにbeforeと約束したのなら、12時に帰ったのでは約束を破ったことになってしまいます。

 なお、この2つの例のmidnightには(例1)の訳の通り夜中の12時という時刻と、「夜中」という幅のある時間との2つの意味があります。ただ夜中という時にはmidnight hoursのように形容詞として使うことが多いです。さらに、夜中の12時は12 am、昼の12時(正午)は12 pmです。日本語だと夜中の12時は「午後12時(午前零時)」なので12 pmとしたくなりますが、反対です。紛らわしいので私は夜中の12時はmidnight、昼の12時はnoonというようにしています。

■ afterとsinceとfrom

 この3つの中でafterとsinceは前置詞・接続詞の両方に使われ、fromは前置詞ですが、これらの使い分けもあいまいな方が多いものの1つです。まずafterとsinceについて次の例文を見て下さい。

(例1)We came to know each other after I graduated from school in 2000.
 私たちが知り合ったのは、私が2000年に学校を卒業した後だった。

(例2)We have known each other since 2000.
 私たちは2000年からずっと知り合いだ。

 両方とも時間の関係では、文の主となる部分(主語+動詞)は前置詞after以下、since以下よりも後のことを表していますが、sinceはふつう現在完了形の文に使います。

 ただ、次の(例3)のように文全体が継続の意味を持つ時は、現在形の文でsinceが使われることもあります。

(例3)Things are going all right since you left.
 あなたがいなくなってから、万事うまくいっています。

 次に前置詞fromですが、これも時間の起点(「〜から」)を表します。現在完了形の文の中でsinceとなるはずの所をfromとするケースもとても多い間違いですので、注意しましょう。

(例4)The bookstore is open from 9 am.
 その書店は朝9時から開いている。

 なお、日本語で「〜から始まる」を動詞beginを使って言う場合には前置詞がfromではなく、基本に書いたとおりのat, in, onとなる点も注意しましょう。

(例5)School begins at 8.
 学校は8時から始まる。

■ inとwithin

 最後に、次の2つの例で時間を表すinとwithinの違いを確認します。「〜以内の」のつもりでinを使ってしまう間違いが多いので、注意しましょう。

(例1)He will be back in two days.
 彼は2日経ったら戻る。

(例2)He will be back within two days.
 彼は2日以内に戻る。

 これで、時間の正確な表し方に加え、ふだん時間に関して話す時に間違いやすい前置詞、接続詞の使い方についてほぼカバーしました。しっかり覚えて時間の行き違いがないようにしてください!

<関連サイト> スカイプ英会話を探すなら! | オンライン英会話比較360°

タイトルとURLをコピーしました