ヒト(人事・雇用)に関するビジネス英単語

企業を動かすのはヒト、モノ、カネと言います。たいていの人にとって、仕事をしていればモノとカネの話はいやでも出てきますが、人事担当以外にあまり縁がないのがヒトに関する英語の表現ではないでしょうか。

今回はその中から、身近な雇用や給与に関する表現を集めました。

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給与

まず、給与・手当に関する3つの表現です。

1.pay raise:昇給

raiseと似た単語にriseがあります。2つとも名詞・動詞が同形ですが、動詞の場合はraiseは他動詞「上げる」、riseは自動詞「上がる」が基本です。

名詞の場合もこれに準じて、raiseは「上げること」、riseは「上がること」になります。「昇給」は通常アメリカ式のpay raiseが使われますが、イギリス英語ではpay riseとも言います。

There will be no pay raise in the foreseeable future.
 近い将来昇給の可能性はなさそうだ。

2.merit pay:能力給

meritには「長所、利点」という意味の他に、「実績、功績」という意味があり、会社の人事用語としてはこちらを使います。この意味で単独で使う場合にはmeritsと複数形になるのが普通ですが、「能力給」はmerit payと単数のmeritを使います。

The merit pay in this company is very good.
 この会社の能力給はとても良い。

3.severance pay:退職(解雇)手当

severanceのアクセントは前(セヴァランス)にあります。
動詞severは「(物を)断ち切る」「(全体から)分ける」という意味で、事故などで腕を切断したという時にも、have an arm severedというように使います。

severance payは「(会社から)切り離される」時に払われる手当ということで、予定されていたよりも早く契約が打ち切られた場合に使います。

これに対して通常の「退職金」は、retirement allowance、retirement benefitです。

After four years of service, she received one month's severance pay.
 4年勤めた後、彼女は1ヶ月分の退職金を受け取った。

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リストラ・解雇

次に、人員が余って解雇する場合に関する3つの表現です。

4.redundant:(人が)余って

元の意味は「不要になった、すでに用のない」という単語ですが、特にイギリス英語では仕事がなくなって余ってしまった人材について使われます。

Eight permanent staff were made redundant.
 8人の正社員が不要になった(解雇された)。

*「職員、スタッフ」という意味のstaffは集合名詞なので、8人などと数がついても複数形にはなりません。

He was made redundant, and now looking for a new job.
 彼は余剰人員になったので職探しをしている。

5.dismissal:解雇

動詞dismissは「去れと命じる、去らせる」というのが元の意味で、職場では「解雇する」、また一般的に訴えや提案を「却下する」という時に使います。その名詞形がdismissalです。

My dismissal was unjustified.
 私への解雇処分は不当なものだった。
Please note that offensive behavior will lead to dismissal.
 敵対的な行動は解雇の理由になることを承知してください。

6.pink slip:解雇通知

主にアメリカ英語で使われる、解雇通知のことです。
また、pink-slipを動詞(解雇する)で使うこともあります。

I was given a pink slip last week.
 先週解雇通知を受けました。
He never quite fits in and is pink-slipped.
 彼はまったく溶け込めずに、解雇された。

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雇用形態

雇用の形態や制度に関する4つの表現です。

7.seniority system:年功序列制度

seniority(年長、年功)は「年上(の)」を意味するseniorの関連語です。
年功序列制は、企業内での経験が長くなるほど地位が上がるという制度ですが、英語では単にseniority systemという言い方になります。

もっとも、年功序列制は典型的な日本型雇用のシステムで、英米ではあまり採用されていないので、外国人に説明する時には次のような文で使います。

Our company is organized in a seniority system. Those who have been here  longer have higher positions.
 当社は年功序列制です。長くいる人が高い地位についています。

8.lifelong (lifetime) employment:終身雇用

これも日本の伝統的な雇用制度です。

Japanese workers have long enjoyed lifelong employment, but globalization and recession may overturn the order.
 日本の労働者は長い間終身雇用に守られてきたが、グローバリゼーションと不況によってそうした秩序が覆るかもしれない。

9.expatriate:海外駐在員

日本にある外資系企業で、本国から派遣されている外国人の駐在員をよく略語でエクスパッツ(expats)と呼びますが、expatriateの略語です。

Some 300,000 expatriates were eligible to vote.
 約30万人の海外駐在員が選挙権を持っていた。
Have you ever considered becoming an expatriate?
 海外駐在員として働くことを考えたことがある?

10.casual employment:臨時雇用

casualは「偶然の」から、出来事が「時々の、たまに起こる」、さらに仕事について「臨時雇いの」という意味があります。

Let's contract them under casual employment.
 彼らと臨時雇用の契約をしよう。

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服装

最後に、職場の服装にかんする2つの表現です。

11.attire:服装

アクセントは後ろ(アタィア)にあります。一般的に服装のことを言う集合名詞(複数形にはなりません)ですが、この言葉を使う時は、ある程度きちんとした服装をイメージしているので、職場の服装について話すときにはこれを使います。

At this office we require to wear proper business attire.
 この職場では仕事にふさわしい服装を義務付けています。
You must wear formal attire at the award ceremony.
 表彰式には正装でなければいけません。

12.dress code:服装規定

codeの語源は「法体系」です。この単語を見たら「法律、条例、行動規範」などの「決まり」をイメージすると意味が通ります。dress codeはその場にふさわしい服装の決まり。

民法(civil code)は、市民同士でトラブルが生じたときに適用される決まりですね。また市外局番(area code)や郵便番号(zip code)は、地域ごとに「決められた」番号です。

The dress code at the personnel department is minimal.
 人事部の服装規定は、それほど厳しくない。
I was surprised that there was no dress code in the company.
 服装規定がないというのには驚いた。

限りのある分量でとても網羅はできませんが、項目ごとに3つ、4つとまとめて読んでいただくと頭にのこりやすいと思います。参考にしてくださいね!

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