マナーから文化の違いを知る。チップを払うケースいろいろ

文化の違い
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マナーがちょっぴり良くない外国人を街中で見かけると、「非常識だな。」と思うこともあるかもしれません。こうした場合、確かに彼らは文字どおり、非常識ではあるのですが、日本の常識なんて知らなくて当たり前なのです。文化の違いがあって、彼らの国ではOKでも日本ではマナー違反に見られることはたくさんあります。
それは、日本人が海外へ出た時も同じこと。こっそり、あなたも非常識だと見られてるに違いありません。特に、顕著な違いとして挙げられるのが、「チップ」です。

というのも、これは私個人の経験からもいえることなのですが、初めてヨーロッパへ一人で旅行した時、右も左も分からないだけではなく、チップの文化も知らなかったのですね。幾つかのレストランで食べ終わると、明らかに舌打ちをされたり、分の悪い顔をされてしまうので、海外怖いなーなんて思っていたのですが、その原因は100%自分にあったのです。なにせ、その前まで一度もチップを払わずにきたのですから。

今回は「チップ」について知って、海外の支払い時に恥ずかしくない振る舞いができるように、いろいろとご説明していきたいと思います。

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そもそも、チップとは一体なんなのでしょうか?

チップは、ヨーロッパやアメリカなど一部の国において慣習的に、サービス業よりサービスを受けた時に気持ちで、メニューに表示されているよりも+αのお金を添えて支払ったり、荷物を運んでくれたお礼などでお金を渡すことです。チップを幾ら渡すかは、自由に決められることもあれば、完全に相場が決まっていることも。そして、基本的に「支払わなければならない」ものとして認識されています。

レストランで食事をする時なんかにも、一般的にかかってくるものであり、だいたい消費税と同じか、それよりちょっと増して支払わなければなりません。チップは現場で働いている従業員たちでのちのち割るものであり、チップのおかげで生活ができているという人も少なくないみたいです。レストランでのチップ相場は、もちろんん地域によっても変更はあるのですが、15%程度から負担になってきます。

チップを払わないとどうなるのでしょうか?

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払わないのは、良くはないです。特に、義務化されているというわけではないので、チップを支払わなかったといえ、捕まるなんてことは当然ありません。しかし、あからさまに店員さんのサービスの質が悪くなることは間違いありませんし、嫌な顔をされてしまうことは避けられないでしょう。

そもそも、チップ=感謝のしるしです。日本で言えば、サービスをしてもらったのにお礼を言わないで帰ることと同じになっています。それが文化として、その国で根付いている以上は、それに従うべきですよね。郷に入ったら、郷に従え。この文句がまさに、当てはまります。チップは、ほぼ常識的に支払うことを頭に入れておきましょう。

チップを払う具体的な場面はどんなものがるのでしょうか?

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・レストラン
ここでは当然のようにチップを支払う必要が出てきます。しかし、テイクアウトをすれば支払う必要はありません。あくまでチップは、ウェイターがサービスしてくれたものの対価に支払われるものなのです。ファストフード店などでは支払う必要がなかったりしますが、お水やチェックなどを運んでくれる形態では必要となってきます。

・バー
バーでも、レストラントと同じです。バーテンダーや、お酒を運んでくれる人に対してチップを支払うようにします。

・ホテル
ホテルではベルボーイや清掃の際に、枕の下にチップを入れておいて渡すといった心がけが必要となります。荷物を運んでもらうような場合も、さっと渡せるようにしておけるとよいかもしれませんね。基本的に相場は、すべて1~2ドル程度となります。

どうしてチップを支払わなければならないのか。

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もちろん、場所にもよるのですが、ホテルの従業員や、レストランのウェイターは、平均時給がとっても低いのです。過酷な仕事が続いたとしても、その対価のほとんどは経営層やコストに差し引かれてしまうという現実があります。つまり、チップなしでは生活が厳しいということにもなるわけです。チップの分は、目の前で自分のために働いてくれた人たちに、そのまま手に渡るお金となっています。

また、チップは同じ仕事をしている中でも、とりわけ一生懸命サービス精神を発揮している人たちに多く支払われるようになっている合理的なシステムとなっています。これが、評価だけでなく、対価としてそのまま返って来れば、従業員たちが頑張るモチベーションへの源泉ともなりうるわけです。

海外に実際に行かなければ分からないことはたくさんあります。なので、ついうっかり、その国のマナーを知らず知らずに違反してしまったいるようなことはあるかもしれません。違反に気づいたら少しずつ直していくような姿勢がきっと、グローバルの壁を超えていける一つのキーになることは間違いありません。

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