科学に基づく英語学習法を大紹介!これで効率的に英語を学べる

上達法
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科学は私たちに素晴らしい情報を与えてくれます。科学に基づいた行動をすると、作業が効率的なものになったり、取得スピードが早くなったりするのです。それは語学学習も同じ。語学学習をする際に、ぜひ知っておきたい科学がいくつかあります。
今回は英語学習の大きな手助けとなること間違いなしの、科学に基づいた学習法6選を紹介します。ぜひ参考にしてください。

人間はどのように外国語を学ぶのか?

言語を学ぶことは、一種の人間の本能行動です。私たちはコミュニケーションを取るために母語を学びます。言語を学ぶことで世界を知ることができるのです。
ご存じのとおり、母語を学ぶことは難しくありません。英語を学習するように、日本語を学んでいませんよね?成長しながら、自然と身に着けたはずです。

しかし外国語を学ぶとなると、話は別です。よく「子供の方が外国語を習得しやすい」とは言われます。その理由は、脳の柔軟性にあります。脳の柔軟性とは、新しい神経細胞とシナプスを作り出す能力のこと。老化と共に、脳の柔軟性がなくなってしまうのです。
子供たちの方が新たな学習回路を作り出すことに優れており、言語も比較的容易に習得しやすいというわけです。

大人が外国語をマスターするのは少し難しくなりますが、習得できないというわけではありません。
個人的な話をすると、私が英語学習を開始したのは21歳の時で、半年でTOEIC935点、1年後には外資系企業で外国人に囲まれて働く経験をする、そして2年後には外国人の彼女ができるようになりました。

実際に大人になって外国語学習を開始した方の中には、ネイティブスピーカーのように話せる人もいると研究で判明しています。つまり、外国語を学ぶのが遅すぎるということはありません。

大人は子供と異なる学習法を実践しなければいけません。よく「子供のように学べ」とは言われますが、脳の柔軟性がなくなった大人が子供と同じように(具体的には見て、聞いて学ぶ)学ぶのはオススメできません。

まず覚えていただきたいのが、以下の2点。

・「子供のように学ぶ」のではなく「外国語学習をする子供の姿勢」を学ぶ(学んだことはすぐに使う、恐れずに話しかけるなど)
・外国語は年をとっても習得できる

ここからは大人だからこそ実践したい、科学に基づいた学習法を6つ紹介しましょう。

間隔反復

間隔反復は、新たに学んだことを記憶に定着させるテクニックの一つです。特に難しいことはなく、新たに学んだことを間隔をあけて繰り返すだけ。例えば、新たな単語を学んだとしましょう。その単語を見るのは、その日だけではなく、次の日も、その翌日も繰り返し見るのです。

初めて学んだ時の定着率は100%、しかし翌日になると70%ほどまで落ちるのです。そのまま繰り返し学ばなければ、定着率は低下し続けます。
結果的に、約3日後には忘れることになるでしょう。しかし翌日も、その翌日も学ぶことで、定着率が上がるのです。

この間隔反復は学習アプリにも使われています。有名なのがDuolingoとCleverdeckです。自身で行うのが難しい方は、アプリを使用するといいでしょう。

寝る前に学習する

睡眠は脳の中に溜まった情報を整理する働きがあります。そのため英語学習者は、十分な睡眠をとる必要があるのです。どれだけたくさんのことを学んでも、睡眠不足で脳が情報を整理できなければ学習効率が低下します。
新たに学んだことを長期記憶に結びつけるためにも、睡眠を重視しましょう。

また就寝前に学習することで、記憶定着率が上がります。十分な睡眠と間隔反復を意識すれば、新たな単語やフレーズの定着率は劇的に高まるでしょう。

言語を学ぼうとしない

言語学習と言うと、学校で行われる英語の授業を思い浮かべる方が多いと思います。一般的な英語授業で教えられるのは、文法や単語など。つまり私たちは学校で英語という言語を学んだのです。

しかし興味深い研究が一つあります。研究は、同じレベルのフランス語学習者を2つのグループに分けて実施されました。1つのグループはフランス語の授業を受講し、もう1つのグループはフランス語で行われる授業を受講したのです。

数か月後に行われたフランス語テストの結果、フランス語で教えられる授業を学んだグループの方が良い結果を収めただけではなく、高いモチベーションを維持していることが判明しました。

ある程度の基礎を身に着けたら、英語の授業で教えられることを学ぶのではなく、あなたが興味ある分野を英語で学ぶようにしましょう。
英語記事を読んだり、ポッドキャストを聴いたり、英語で会話したりするといいですね。言語はあくまでもツールです。

毎日少しずつ新しいことと古いことを学ぶ

多くの方はまとまった学習時間を確保できないと思います。そのため休日にガッツリと学習している方も多いのではないでしょうか?
しかし研究で、週に1~2回たっぷりと学習するよりも、毎日少しずつ継続して学習した方が効率的だと判明しています。30分でも、15分でもいいので隙間時間を利用して毎日学習するといいですね。

また脳は常に刺激を求めています。新しい単語やフレーズを次々と学習するのもいいですが、ベストなのは新しく学ぶことと既に学んだことを混ぜること。
新たな単語を学んだら、同時にすでに学んだ単語も思い出してみましょう。

音楽を取り入れる

研究で音楽と言語は密接な関係にあると判明しています。よくよく考えてみると、音楽と言語には類似点が数多くあります。コミュニケーションツールであること、強弱をつけたりピッチを変化させたりすることなど。

語学堪能なミュージシャンが多いと思いませんか?日本人ミュージシャンにも、英語を上手に話す方が多くいます。研究でも、ミュージシャンは外国語を上手に使える可能性が極めて高いと判明しています。

まだ詳しくは明らかになっていませんが、音楽センスを磨くことで語学上達につながる可能性があります。
たまに楽器を弾いてみたり、リズムを意識して洋楽を歌ってみたりするといいかもしれません。

体を動かす

カナダのウォータールー大学が実施した研究によると、黙々と外国語学習をするよりも、実際に発音しながら学習した方が長期記憶に結びつくことが判明しています。また運動も語学学習成功のカギを握る大きな要素です。

はっきりとは判明していませんが、運動をすることでニューロン数が増加するようです。日常的に運動を取り入れ、外国語学習をするときも口に出したり、歩いたりすると良いですね。
私も主に歩きながらシャドーイングをしていました。今思うと、科学に基づいた学習法をしていたのです。

まとめ

今回は科学に基づいた学習法6選を紹介しました。特別なものは一つもなく、今からすぐに実践できるものばかりでしたよね。私が特に大切にするのは、「毎日少しずつ英語に触れること」、「基礎ができたら実践に移ること」、そして「体を動かしながら学習する」です。

6つの学習法を見ても、一番大切なのは小さな努力を毎日続けることだと分かります。少しでも英語を学ぶ意欲がある方は、ぜひ今回紹介した学習法を参考にしてください。
外国語学習に年齢制限はありませんよ。またアプリを上手に使うといいですね。

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