物議をかもすナイキの広告動画で英語学習

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ナイキのスローガン「Just Do It」。それの生誕30周年を記念して、ナイキが広告と動画を製作しました。非常に力強い広告動画ですが、全米を始め物議を醸しだしたのです。その理由は、広告キャンペーンの顔にNFLの試合で国歌斉唱中に起立するのを拒んだコリン・キャパニック氏を顔として起用したため。今回は物議をかもしながらも、力強いメッセージあるナイキの広告動画で英語学習をしましょう。

まずはナイキの広告動画で英語学習

- YouTube
YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。
If people say your dreams are crazy, if they laugh at what you think you can do, good. Stay that way, because what non-believers fail to understand is that calling a dream crazy is not an insult. It’s a compliment. Don’t try to be the fastest runner in your school or the fastest in the world. Be the fastest ever. 
もし君の夢をクレイジーだと言う人がいるのなら、もし彼らが君ができると思っていることに対して笑うのなら、それはいいことだ。そのままでいよう。信じない人々は、夢をクレイジーと呼ぶことは侮辱ではないと理解していない。それは賛辞だ。学校で一番速いランナーになろうとしてはいけない、世界一速いランナーになろうとしてはいけない。これまでで最も速くなるんだ。

【単語解説】
laugh at – ~を笑う
stay that way – そのままでいよう
non-believer – 信じない人々
insult – 侮辱
compliment – 賛辞、褒め言葉

Don’t picture yourself wearing OBJ’s jersey. Picture OBJ wearing yours. 

OBJのジャージを着ているところを想像してはいけない。OBJが君のジャージを着ているところを想像するんだ。

【単語解説】
picture – 想像する
OBJ – アメフトの人気選手
jersey – ジャージー

Don’t settle for homecoming queen or linebacker. Do both. 

ホームカミングクイーン、もしくはラインバッカーどちらかで落ち着こうとしてはいけない。両方やるんだ。

【単語解説】
settle for – ~で妥協する、満足する
homecoming queen – 学校主催のミスコンで1位に輝いた女性

Lose 120 pounds and become an ironman after beating a brain tumor.

120パウンド落として、アイアンマンに彼はなった。脳腫瘍をやっつけたあとにね。

【単語解説】
brain tumor – 脳腫瘍

Don’t believe you have to be like anybody to be somebody. If you’re born a refugee, don’t let it stop playing soccer for the national team at age 16. Don’t become the best basketball player on the planet. Be bigger than basketball. 

何者かになるためには、普通であるべきだと信じてはいけない。難民として生まれても、16歳でサッカー代表として活躍できる。地球上で一番のバスケットボール選手になるな。バスケットボールよりも大きくなるんだ。

【単語解説】
refugee – 難民
planet – 惑星

Believe in something even if it means sacrificing everything. When they talk about the greatest team in the history of the sport, make sure it’s your team. If you have only one hand, don’t just watch football. Play at the highest level.

例え、全てを犠牲にすることになっても何かを信じるんだ。人々が歴史上で最も偉大なスポーツチームについて話すなら、それは君のチームであるべきだ。もし片腕しかなくとも、フットボールを観戦するだけではいけない。高いレベルでプレーするんだ。

【単語解説】
sacrifice – 犠牲にする

And here a girl from Compton, don’t just become a tennis player, become the greatest athlete ever.  Yeah that’s more like it.

この少女は犯罪率の高いコンプトン出身だ。彼女はテニス選手になっただけではなく、最も偉大なアスリートの一人となった。ああ、その方がずっといいさ。

【単語解説】
that’s more like it – その方がずっといい

So, don’t ask if your dreams are crazy. Ask if they’re crazy enough. 

だから、君の夢がクレイジーかどうかなんて尋ねるんじゃない。彼らが十分にクレイジーかどうか尋ねるんだ。

なぜナイキの広告動画が物議をかもした?

この広告動画が物議をかもしている理由は、キャンペーンの顔にコリン・キャパニック氏を起用しているからです。ナレーションはコリン氏が担当しており、最後に登場するアフロの男性がコリン氏です。

コリン氏は元NFLのスター選手で、NFLの試合で国歌斉唱中の起立を拒んだことが大きな問題となりました。コリン氏がそのような行動を行ったわけは、アフリカ系アメリカ人に対する警察の暴力への抗議のため。

コリン氏の抗議は人種差別に対するものとも捉えることができ、彼自身、この問題はフットボールよりも大きなもので目をそらすことができないと述べています。まさに、”Believe in something even if it means sacrificing everything”ですね。

上の動画はコリン氏の抗議活動に対するトランプ大統領のスピーチです。トランプ大統領は、son of a bitch(クソ野郎)という使用するべきではない単語を用いて、激しく非難しています。

このような背景がありコリン氏の起用が物議を巻き起こしたのです。賛否両論あるでしょうが、ナイキという偉大な会社が活動家コリン氏を起用したのは大きな意味があるでしょう。

まとめ

今回はナイキの広告動画で英語学習をしました。賛否両論こそありますが、動画の内容自体は勇気づけられるものですよね。また、英語学習にもぴったりの教材でした。こういった広告動画は短いながらも、数多くのことを学べます。ぜひ他のCMや広告動画でも英語学習をしてください。

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